日本人は並んで待つのが好きなだけ?

 先日の台風による大雨で、東海道新幹線が半日以上運休になった際、再開も翌日の土曜日になり、当然元々のその日の予約客、当日の運休のスライド、先日からのスライドの客が京都駅、大阪駅もですし、名古屋駅、東京駅もすごい人になったそうです。
 予約の時間帯別にしか、駅構内にもホームにも入れない処置にされましたが、基本自己申告で整然と駅員の指示に従い、決められた時間の列車予約者が入場して、待っている人はキチンとおとなしく待っています。
 あるコメンテーターが、この光景を日本人らしいと絶賛していましたが、どうなんでしょうか。
 このサムネになる行列の写真を探しているとき、運をつかむには行列に迷わずならべという、訳わからないアドバイスが書いてありましたが、何でもかんでも並ぶのが好きなのが日本人ではと思います。
 新装開店、宝くじの売り出し、クチコミの良い料理店、新商品や限定品発売、パチンコの開店から、スポーツイベントや花火や、お祭り、観光地、寺社仏閣、美術館、博物館とにかく行列に、整然と並ぶの好きですよね。
 国や行政、管理者にとってはありがたいしつけの良い国民です。
 かと言って、それは体制にも反体制にもうまく利用されている場合もあります。
「人と同じことをやっていないと不安になる」「お上の指示、権力者にはとりあえず従う」というので盲従している感じは否めません。
 私が辟易するのは、満員で美術館や博物館で時間が制限され、空気も悪いぐらい混雑することです。しかもその内容にまったく興味がないような人が、連れられと大声で関係のない話をする。チケットも安くはない展覧なのになぜこんな混雑した場所に来る?怒りを通り越し、不思議に思います。
 私は行列というと、できるだけそんな混んだところへは行かないとか、初物や流行りだからと並んでまで買わない食べないでいいことが多いように思います。
 

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