天空の不夜城 死ぬまでに一度は訪れたい秋田県能代市

 秋田県能代市というと、ちょっとすぐどこにあるのか分かる人は少ないでしょう。
なかなか、他の地方関西からでは遠いし、知らない人も多いでしょうが、旧暦七夕の時期は、お盆よりは休みがとりやすいと思いますので、ぜひ一度訪れて欲しいのが、青森のねぶたか秋田の竿灯です。中でも能代市は遠いですが、美しい町です。バスケットの能代工で少し名前をはせましたが、あとは自然豊かな秋田県北部の中心市といっても4万人くらいしか人口のない長閑な小都市です。鉄道ファンには東能代から「リゾートしらかみ」が走る五能線という海外沿いの絶景路線の発駅としても有名です。海と米代川の美しい町で、素朴な人が頑張っています。
 沖縄や北海道、ハワイやパリへ行ったことはあっても秋田県、青森県に行ったことなく生涯を終える日本人の何と残念に多いことでしょう。まあ人が集まりすぎ、多すぎるのも困まりものです。元々秋田はどの町も大きな宿泊施設も少ないので、イベントでのキャパにおのずから限界があり、普段持て余すような施設は作れないところです。
 それでも、表題の能代七夕「天空の不夜城」東北のこの斬新というのか、もちろんモチーフには歴史的裏打ちはあっても、正式に復活と言うかこんな絢爛豪快にできたのは2013年というので、全く21世紀の新興イベントです。役七夕に先立つ8月3日、4日に行われる観光行事です。
 各地のお祭りのどちらがいいとかいうのは、好みもあり方向性も違うので比べられませんが、首都圏や関西の祭が伝統を重んじるなら、東北は違います。毎年の破壊と創造、復活が東北の祭の中には息づいています。
 短い夏を追う東北の人々、少ない人口の中で祭りに参加しない人を探すのを見つけるのが難しいぐらい町中が盛り上がります。
 こう案内している私ですが、秋田にいたのは3年でしかも2007年までなので、竿灯まつりや能代ねぷ流しは見ていますが、こんな絢爛豪華な天空の不夜城が出来上がっているのは話にしか聞いていませんでした。
 死ぬまでにもう一度行きたいと思うのが秋田です。

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