弁護士も裁判官も人の子

 あまりトラブルなく日常を過ごしている人は弁護士さんにお会いすること、ましてや検事や裁判官と会うのはまず稀でしょう、テレビや映画の世界、あるいは弁護士からタレントや政治家になった人を見かけるぐらいでしょう。

 勉強をして司法試験という難関を突破して、司法修習生を経て、多くが弁護士となり、1割以下が検事、裁判官に分かれます。
 先日弁護士で元大阪市長などを歴任し今はコメンテーターの橋下徹氏がネット番組で、かつて人気番組で共演していた弁護士丸山和也さんとトークを繰り広げていました。お酒も入って冗舌で面白い政治や法曹界に裏話、暴露話に花が咲いていました。そんな中で丸山氏は「裁判官なんて、広い世界、他の社会も知らない」という調子でかなり裁判官を罵倒した話になりました。橋下氏は、裁判官はエライ、自分にはあんなにコツコツ本を読み漁り、検証することはできない」という趣旨のむしろ裁判官をかばう発言でした。橋下氏は政治家をやめたのも人に気遣いして、仲間を増やすのが無理ということでしたが、いろいろ個性と能力で時代の風雲児となり、敵も多いが名声も得て、大金を稼いだのですから、公務員の年功ベースの給料の裁判官は割に合わない面もあるのでしょう。
 一般の人から見れば、司法試験に受かることさえ相当なものですし、その中でも裁判官と言えば優秀中の優秀に見えますが、それでも人の子だとは思います。
 小児科、婦人科をはじめ女医さんが多いように、裁判官にも女性は多いですし、若い方もおられます。
 とてもアタマはよく、記憶力も頭の回転もいいけれど、方向音痴とか、パソコンや機械の操作は苦手とか、アニメやアイドル、音楽ももちろん人並みに好きな人達ではないかと思います。
 

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