過渡期ですまされない保険証の不便

 デジタル大臣はときおり強がるが、まだまだマイナンバーカードが普及しないのと、保険証の紐付けもしていない人が多い。
 私の場合、今年職が変わり何度か健康保険証が変わり、組合→任意継続→共済→国保→共済となりそのたび保険証の発行もそこそこ時間がかかるうえ、マイナカードの紐付けはさらに長い日数が保留のままです。
 ぼちぼちカードリーダーを導入した医療機関も増えだしたのに、こんな時に1カ月以上、公務員共済の手続きは待たされます。
 作業が月単位のようで、2か月はまるまるかかりそうです。
 それと、かかりつけ医に聞くと、保険証確認やレセプトなど事務面で多少は楽にはなっても併用する人混在は当然続き、ごく完全移行はわずかの割合です。それと、診察券は必要で、一度マイナカードで受診すると割引にはなるがずっとマイナカード持参での受診を選択しないといけないそうです。医療機関を受診していて、対応しているしていないがあれば当然保険証と両方持っていかないといけません。

 労働局の雇用保険関係でもそうでしたが、一度顔写真なしのマイナカードでの手続きをすると、次からも必ずマイナカード持参での継続を強いられます。身分証明も保険証や運転免許証とかでは、次からはダメと言われました。
 これも変な具合です。
 どの医療機関でもカードリーダーを置いてもらわないと保険証を置いておくわけにはいかないので、マイナカードと保険証がいります。そして免許証も運転する時は携行が必要なので、運転される方はマイナカード、保険証、運転免許証の3枚は少なくとも必要になります。以前は免許証が顔写真のある最強の身分証明だったのにはそれではダメというのも融通がきかないところです。
 クレカや交通系ICカードまで普通に持ってるとなるとやはり5~6枚はカードが財布に入り、これにポイントカードなどが加わればぎっしりです。
 運転免許証のマイナカードへの移行、交通カードもクレカに統一の動きは出てきていますが保険証もこの鈍い動きで、まだしばらくは加速する感じはありません。
 反対の動きの一理は否定しませんが、健康保険証をタテマエでなくして、結局は暫定的に資格証明を出すなどという、ふざけたお金も手間もかかることをせず早く推し進めたらと思います。
 ある程度半強制的にマイナンバーカードを100%普及させ、保険証も免許証も持ち歩かなくても良い、顔認証でいけるなら番号と生年月日、氏名で本人ならカードなしで認証できるようにすればよいのです。
 スマホで顔認証できてから、いったい何年たっているのでしょう。
 本当に国のやることとそれの足を引っ張る人と、それを言い訳に儲ける業者のせいで、どこまで時間とお金がかかり、不便が続くのかと、まあ最後まで愚痴るしかない問題です。
 鉄道会社により、クレカタッチで可能になっていくよう開発されているようでこれは朗報です。パスモやピタパなどがシュリンクするかもしれません。民間に負けず早くマイナンバーカードもこういう進化を進めて欲しいものです。

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