保険証以上にマイナンバーカードと統合が難しい?運転免許証

 運転免許証を持っている方にしかわからりにくい内容もあるので恐縮ですが、保険証に続いて国は運転免許証のデジタル化とマイナンバーカードへ統合を計画しています。デジタル化の推進指標です。
 保険証廃止もさまざまなところから反対が出てなかなか進まない現状、はたして運転免許証の統合は可能なのでしょうか。
 またぞろトラブルも発生して凄まじい反対の集中砲火を浴びそうな予感がします。運転免許証は紐づけ義務のない併用で、一本化も併用も、紐付けしないことも可能なそうです。
 今の各県の旧態依然の免許更新センターの、混雑する日曜などの会場の行列とそれを誘導し、検査や講習、支払い、更新免許交付までの流れを見ているとこれだけの人がかかっている仕事を無くすつもりは全くなさそうです。
 そもそも偽造防止や本籍などのプライバシー保護のため日本の運転免許証にはハイスペックなICチップが埋め込まれています。ここでも多くのコストがかかり、その機械やシステムをむざむざ廃止にはできないのでしょう。それにしても、このチップ、暗証番号で情報も開けれるのですがイマイチ何のためにあるのか分かりません。運転者側のメリットのほとんどない、オーバースペックの技術が利用者負担=国の人員維持や業者の利益で成り立ってそうです。
 マイナンバーカードのチップに運転免許証のデータを入れて紐付ければ、基本免許証は持ち歩く必要もなくなり、マイナンバーカードを出すだけで、免許証の提示、携行は要らなくなります。
 一本化の紛失時などの不安もあるでしょうが、失くす時は財布ごとなくなりそうですから、デメリットはそうないのですが、強制するつもりはないようです。
 パトカーなどの交通取り締まりもマイナンバーカード派と従来の免許証派、両方にハードも含め対応が必要になります。これは混乱が起きないのが不思議だと予想されます。
 パトカーへのカードリーダーの設置などもまた大きな経費がかかりそうです。業者も潤いそうです。
 それにしても、多くの県で免許センターが建物や施設が老朽化して、更新もしていますが、免許を取得する若者も減り、効率の悪そうな運営です。
 少し脱線しますが、国の出先機関は、私の見聞きする範囲でも外務省の大使館や領事館から、厚労省の労働局、法務省の法務局など、どこもそれほど清掃メンテナンスや修繕、バリアフリー化が行き届かず老朽化が激しいところが多いです。
 新しくすると無駄遣いが指摘されがちですが、働いている人も多いわけですし、市民との接点ですから、こういうところにはお金をかけるべきです。
 どうも税金で使う予算は新規のハイテクやハコものとか業者が儲かり、紐がついて管理がユルイところに行きやすく、地味な更新などを抑えて、削る傾向が強いようです。 
 免許証と保険証、私はマイナンバーカード一本、あるいはクレカや交通系ICカードも含めスマホに全部統合でいいと思います。今の若者は現金を使わず財布も持たないのですから、慣れです。スマホを大事に持てば十分です。

過渡期ですまされない保険証の不便 – 天使の星座 (seizafpkotodama.com)

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