先進技術としての鉄道

 今年乗車することができたJR東海の特急HC85系岐阜から高山本線に入るひだ。
 廃線やローカル鉄道中心で、新車まではなかなか乗り鉄できませんが、2022年7月デビューのJR東海、肝いりの最新鋭のハイブリット車両に乗りました。
 キハ85のディーゼル系のブルンブルーンという豪快な音はなく、プリウスのように靜かで揺れも少ないです。明るい内装もですが、旅をゆっくり落ち着いて楽しめる特急の名にふさわしい車両です。JR化後のワイドビューと言われた強力馬力のキハ85系を置き換え、山岳路線で特急としてのスピードと登板のパワーを持ち、かつ環境に優しく、乗り心地も良いハイスペックを誇ります。
 理系ではない鉄道ファンも、その技術の高さ、そこに至る関係者の努力には感心します。
私は経営やら簿記を学んだ大学商学部出身で数字には少し強くてもさすがに技術系のことは詳しくは語れません。鉄道に関しては、ビジネス面もありますが、感覚的、情緒的な部分も持ち、やはり性能とカッコよさには子供のようにワクワクします。
 私は廃線跡や、ローカル線探訪も好きですが、国鉄時代からのスペックの低い旧型車両を賞賛し、乗り心地が悪いのに、延命を助けるのは好きではありません。地元のJR西日本には社内事情もありながら、未だに姫路や岡山には通勤車両にさえ古い物を使い続けており、失礼な話です。
 鉄道は、たまにはレトロでも良いですが、毎日利用する方には、環境にもよく、利用しやすく快適なもの、特別な旅行には高速でかつ、やはり車内は落ち着いたものが良いに決まっています。
 赤字ローカル線が消えるのは寂しいと言われますが、整備も不十分な古い車両しか回せないような状態なら、やめてしまえばいいと思います。鉄道に夢を抱く、子供に失望を与えてはいけません。多方、三陸鉄道や南阿蘇鉄道、只見線など被災から復旧した路線が開通したイベントでの関係者や子供たちの笑顔は素晴らしいものです。戦前に作られた線路などが、何度も災害を乗り越え、今も地元に愛され、子供の夢を担っている姿には、癒されますし、自分もあやかって頑張りたいと思います。

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