書評:東野圭吾「ある閉ざされた雪の山荘で」今さらの定番?クローズドサークルミステリ

 映画化されたので再読だと思う?ほとんど忘れるほど古い作品、もう30年前書かれてるのかと、東野圭吾がそんなにベテランかと、同年代ですがやや遅咲き作家と言える彼の若い頃の作品です。しかしほぼ忘れてるトコが多かったけど読み進めるうちに思い出し早い目に結末はわかりました。典型的なミステリの体で謎解きなので、ネタバレはしません。30年経ってそれほど劇団という基本設定は色褪せないが、携帯電話の普及、進化はどうかなあ。

 で、映画も若手バリバリの俳優が舞台俳優を演じる映画、映画という外枠を合わすと4重のメタ構造になっています。

 原作通りでないキャラ設定もありますし、少しクランクアップからはラグがあるのかな、この先、旧ジャニーズ俳優はどうなるのか少し心配な点もあります。西野七瀬は、サイコパスでもなくちょっと普通過ぎる役で(ネタバレか)残念かな。

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