政治とカネ 名解答なないのか

 政治とカネの問題は昨年末から、自民党の派閥でいろいろ騒がれるが、今に始まったことでもなく、平成、昭和と常にあり、また国会議員に限らず地方政治でも国とつながって問題となることです。
 選挙で議員に票を集め、その議員によって組閣され権力を握るのですから、そのためにもお金が必要になってくる構造は良く分かります。
 いろんな与野党政治家や専門家のホンネの声でも、政治をするにも選挙をするにもお金がかかると言われます。
 お金が足らないから支援する個人や団体からお金を貰うでは、どうしてもそちらに偏った政治、立法になってしまうのは自明です。司法や警察、マスコミ、あるいは市民が問題にして追及しようにも、議員や大臣、市長は権力者で生半可ではいきません。
 日本の国が、経済が停滞して、少子高齢化で教育にしろ、国防、インフラ維持などあらゆるところで難題を抱えて、国のかじ取り、さまざまな法改正、改革が求められる中で国民の「政治」に対する失望、不信による期待感の無さと無関心もまたかつてないほどです。
 選挙の制度を始め、政治の制度がいわゆる「オワコン」になっているので、変えていかないといけない時期です。日本人は自国を秩序のなる真面目な国だと自慢していて、空港の入国審査や税関で賄賂が常習しているような国をバカにしています。でも結局は日本もその程度かそれ以下の国に成り下がっています。改善しないと本当に日本は賄賂や脱税、脱法がまかり通り、真面目に働く人が減る三等国へ転落の一方でしょう。
 政治にカネがいって困るというなら、かかっている部分の何が無駄かを吟味して与野党、民間こぞって取り除くアイデアを出すのです。
 選挙カーを借りて改造するのにも、ポスターやチラシを貼り配りまくるのにもお金も人員もかなり必要と言われます。それでも、結局選挙時のクルマからの連呼など、うるさいだけで、結局迷惑でそれが投票につながったりしていないし、国際的にそんな選挙などやっていない国がほとんどです。
 誰も喜んでもいないし、喫緊の課題がいくつもあるのに、政治家は自分の選挙やは党内の権力闘争で汲々としているのは、国にとって異常なまでに残念過ぎる結果です。
 こんなレベルの低い国会議員では、裁判員裁判の司法と同じように議員を半分程度、全く一般人を抽出して政治をさせても同じです。
 反面、専門的な政治家を作るには、世襲は悪いとも言われますが、いっそ選挙なしで、ずっと議員は代々世襲にして歌舞伎か落語みたいに名を継ぐようにしていけば、〇〇家がずっと厚生労働系の議員とか、財務系の家とかで専門性を高めるが、癒着だけは許さず監視すると、その方がお金はかからないです。そうすると、政治家の家というのがそれほど儲かりもせず貧乏にもならない、家柄を守る立法の使命感だけの人間が育つのです。
 そんな新規参入を拒むような話はと言われそうですが、実際に今の議員になる難しさ、世襲の有利さを考えれば最初から世襲あり気にすればよいのです。
 その中で、今云われる裏金とか、癒着や脱税などの犯罪が明るみになれば、お家断絶にすれば良いのです。
 国民は自分が政治家になりたいと思っているわけでもなく、誰がやってもいいからしっかり国のかじ取りをして欲しい。政治家は政治に集中して、国を立て直すことだけを考えて、生活をよくしてくれればいいのです。

 
 確かに選挙に行かない無関心な層や、少し興味があっても今の選挙にいって、政策が実現する期待値はゼロ近似だと言われるのも間違いではないでしょう。投票率が30%40%だとかいうのはもその時点で、全政治家、議員が信任なし失格とすべきぐらいでしょう。優秀なAIにでも立法をやってもらった方がマシということです。
 1ブロガーのこんな意見は実現不可能と笑う方もいますが、何年もすれば間違いなくAIがほとんどの政策を考え、立法を行い、議員も選挙も今のようでは要らないと結論づけて明確な解答をだしてくれるでしょう。これは予言でもなく、いつかは実現するでしょうが、その時までに少しは人間が知恵を出して改善しておいて欲しいものです。

 

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