少数野党の限界?

 GDPがとうとうドイツにも抜かれ、国際的地位も多くの国民生活も二軍落ち、2等国に下がりつつある日本です。多くの保守層もさすがに危機感はあります。
 それでも与党保守系支持の方は、よく共産党や立憲民主党、れいわ新選組のような野党なんか党方針もとんでもないし、政権担当さっせられないし要らないと思っています。自民安倍1強と言われた時代が続き、政府はやりたい放題で財政も経済も低迷、国民そっちのけで裏金問題の体たらくです。
 日本の選挙や政党政治の在り方がオワコンとも言われ、矛盾点や課題は山のようにあります。しかし、立法府として政治の中心のやりとりが今の国会ではいくら何でも情けなさ過ぎます。議員の在り方、政治家の金の使い方だけ見れば、野党の方がきれいだし、与党より言うことははるかにマシで、日本のためになる改革を語っています。
 別に野党を真剣に支持するわけではないですが、結局オール与党に近く、不信任案も倫理委員会や証人喚問など野党が要求しても屁の河童、糠に釘では国会をやっている意味はありません。
 その場しのぎのゴマカシを聞いていると、検察と警察、スクープ週刊誌があれば野党など要らないと思えるほどの微力な存在です。これでは巨大与党の中心の派閥が好き勝手にお金を集め勢力拡大を図るのが止められる道理は無かったでしょう。
 こんな緊張感のない国会でまともな法律が決まり、政策が決まっていくはずがないとは思います。
 与党の多くの議員を辞職させても政権は交替するほどではありません。ここは政権中枢はなるほどと唸れるくらいの改革を進めれば、政権は盤石になるはずです。
 逆に処分が甘ければ、急降下でバラバラになり、政権を失う可能性があるほど、今度の国民の怒りは燃え盛っています。
 しかし今の野党は、党の方向、政策や思想がバラバラで政権の受け皿になったとしても過去最悪の政権になりかねないのです。二大政党制の受け皿ができていない。澱んだ政権が続き、改善するのにひどく傷みをともなうので変わらないという閉塞した状況にイラつくわけです。だからこそ、現与党内で厳しい基準を定め、政治を地味に着実に刷新していくのがベストなのです。

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