昨年75万人しか出生していない衝撃!

 第一次ベビーブームの今生きている団塊世代73歳の老人の半分以下しか出生していないなんて!

 2023年の出生数を発表しているが、なんと過去最少の75.8万人で、前年に比べ5.1%減、婚姻数も戦後最低で48万組とのことである。75万人といってもぴんとこないし、成人とか20歳になった世代が80万人ぐらいなので、そんなものかと思う人も多いでしょう。出生率は韓国も低いと言われますが、日本の出生数、過去の数字を見ると驚くほど多かったのです。ということは毎年還暦を迎えるとか、年金が貰える世代はずっと多いしかも、2倍も3倍も多いのです。
 日本では1947年から1949年にベビーブームが起きています。この3年間は出生数が250万人を超えており、合計すると約800万人程度の出生数となる。1949年の出生数269万6638人は戦後の統計において過去最多であり、この出生数は2023年の出生数約3.6倍です。
 表題の通り、団塊の世代と言われ今も健在なご老人73から75歳の方はまだ各年代で170万人ぐらいおられます。出生数の2.6倍ぐらいはいます。
 その後も第二次ベビーブームの年齢ぐらいまで50代60代は楽に150万人以上います。毎年「還暦だ」とか「年金もらえる世代」に入ったとかいう人が、赤ちゃんの2~3倍いるんです。
 そして、みんなが高度成長から、バブル期とその崩壊まで日本を支え家庭を守ってきた「そろそろ休ませてくれ、人生謳歌させてくれ」となるのです。それでも賦課方式で物価が上がり、支える世代の割合が低く、さらに下がり続ける実態が良く分かります。すぐには崩壊、制度破綻とはいかないまでも、このままではダメだというのはあながち危機感を煽るものでもないのです。

 2050年とか、近未来の高齢者比率や、総人口が8000万人とか人口減少を憂う統計予測はよく出ますが、この高齢者の多さを見ると「こりゃ、ダメだ」と思います。
 いざ少子化対策となると、高齢者が多くてそちらに回すお金も多く、大したものが決まらない決められないハンパは政策ではどうにもなりません。結婚する若い人間の絶対数も少ないのです。
 

 そんなこと考えなくても、何とかなると思われた時期は過ぎています。
 もちろん政府や識者もAIも考えているでしょうが、伝統的な考えや仕組みからは既成の概念を取り払わないと、人口も若者、出生も増えません。
 それは、相当に痛みを伴うとか、保守の人が顔を顰めるような内容にもなるでしょう。それでも国が存続しないと元も子もないです。どんな形でも日本を残し守るのが保守でしょう。政治家も情けないことばかりやってずどんなに嫌われても説明を尽くし茨の道を国民とある亜k内といけないでしょう。これからの政治家も国民も相当な覚悟が必要です。
 こう書くと暗いことばかりですが、俯瞰してみれば国家運営の構成がドラスティックに変わるよということで、その変化を確かめ、楽しまないとしょうがないです。


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