大阪メトロに大差をつけられる京都市営地下鉄

京都市は日本で最初の路面電車を走らせましたが、この路線は私鉄で後には市電になりましたが、日本で最初の市電は大阪市です。
大阪の市電や鉄道は財界の強さもあって、京都をぐんぐん引き離しました、地下鉄に至っては大きな差ができました。もう京都は昭和に入る頃から日本最初を狙うような活力もなくなってきたような感じで、市営の地下鉄ができたのは大阪より50年近く後になります。
それも市電を廃止し,だらだらと埋蔵遺跡に付き合いながら工費と工期をかけてようやく烏丸線と東西線ができましたが、市内循環や主要観光地等のアクセスは難しい中途半端なものでした。東西線の延長、洛西ニュータウンや長岡京への計画は赤字で反故にされました。
そしてバブル崩壊、コロナのインバウンド減収で、財政健全化団体、大赤字を発表しました。
その対策が老人向けの乗車証の値上げ、回数券や1日券の値上げで、また普通運賃の値上げの検討も発表されました。

おふざけじゃない。元々220円でも高い!初乗り250円なんて、全国の地下鉄にありません!
日本一高い私鉄北総でも初乗りは200円で、それでもJR や他私鉄の倍するから企業が定期代出さないほどになっています。
大阪地下鉄(現大阪メトロ)は、民営化前に何とかサービスレベルを上げて乗客を増やそうと、初乗り運賃値下げしました。終電も繰り下げ、トイレも全部改装しました。値上げするだけで、売上があがって経営が安定なんて試算は机上の空論です。
京都市内には元々、私鉄やJRが乗り入れていて近県からの直接のアクセスができ、設備やサービスも良くて運賃は初乗り150円ぐらいです。
京都市役所、河原町と西大路方面は阪急、今出川、出町と京都駅方面は京阪、太秦天神川、花園から京都駅はJR 嵯峨野線、京都駅と竹田、くいな橋も近鉄、京阪、JR と平行してる路線に少し歩けば鞍替えできる。
京都市財政問題の根本は人件費などにあります、
地下鉄事業にしろいつまでも市営の拘らず売却や3セク化も検討してよいはずです。
その声を京都の地方メディアや市民も大きくしないといけないと思います!

所得倍増

戦後の奇跡的な日本の経済成長、池田勇人首相によって発表された所得倍増計画は、10年間で国民所得を26兆円に倍増させることを目標にしたものでした。実はこの所得倍増計画が発表された当初、経済学者、有識者の中は「何を馬鹿げたことを」というような意見を言うものも多かったのです。戦争に負けて、大きなダメージを受けた貧しい日本が、そんな奇跡のような経済成長ができるわけはない、と世界からも馬鹿にされ専門家には鼻で笑われたそうです。
もちろん国民もすぐ信じ切っていたわけではないでしょうが、安保で軍事費がいらないので当面、いろんな国内のプロジェクトを成功させ、中小企業の支援まで含み、粛々と進行されました。日本国民の所得、GDPはほぼ目標通りに成長していったのです。
戦略の分かりやすさ、目標の明確化、それを信じて頑張った国民の真面目な頑張りの結実でした。
あの時はこうだったというのは簡単です。東京オリンピック一つとってもそうかもしれません。当時だってこれからの産業に興亡を簡単に予想などできませんでした。
一度、夢を実現し、富んでしまって時代を経た日本人はなかなか次の本当の夢を信じることができないのでしょうか。
もう富をそこそこ持ってしまい、失いたくないだけの大人や老人には無理です。若者が夢に実現に必死に汗をかけるように、せめて大人は夢の描き方を教えサポートにまわるべきです。

99.9を覆すフィクションには喝采を叫びながら、全体主義の雰囲気に嵌りやすい人々

ドラマや映画では、スカッとするほど圧倒的に人気があるのが、刑事ドラマや法廷ドラマ、そして医療ドラマです。
難攻不落の謎の完全犯罪や、99.9%有罪と思われる裁判の展開を、天才的なひらめきか執念の努力を積み重ねて、最後に大逆転する姿をみんなが応援し感動しています。
また医療ドラマにも、絶対に失敗をしない、目の前のどんな手術も成功させ、これも無理と思われた生命を決しの努力と熱い気持ちで救う展開に拍手喝采される方が多いようです。

99.9%、日本の検察は優秀で逮捕されると有罪がほとんどで、逮捕イコール犯罪者と思われ勝ちです。一見犯人に仕立てられたような人が実はウラもありいい人で冤罪だった、そういうことは現実にもあるのです。しかしどうも世の中の人は、結局「犯人捜し」と「集団リンチ」が好きで、しかも99.9%ではなく7割くらい怪しかったらもうあとは何を言っても嫌悪し、信じることはありません。残念ながら本来正義感が強く教育を受けたかたも含め、どうも先入観に惑わされ扇動されます。罵り、糾弾、誹謗中傷してしまうのが一般大衆です。
一度名声を得た有名人、政治家、官僚、皇族等は、不満のはけ口になりやすいですし、事実関係は別でも尾びれがついて、関係のない容姿や家族にも攻撃は及びます。
実際には犯罪でもなく、不注意程度の問題が、家族や一族郎党まで貶める極悪人のようになってしまいます。マスコミはウケると思うとワイドショーはじめテレビ、雑誌あらゆるメディアで四六時中ものすごい報道量でバッシングしますから、見ている人はバイアスがかかり、悪人が前提になります。
少し前ですと、STAP細胞の小保方さんがいい例です。確かに彼女は研究の過程でいろいろ失敗したまま報告しています。今も彼女が犯罪者のように思っている人は多く、この研究が全てデタラメと思っている人は多いでしょう。しかしある段階までは画期的であり、継続して研究されていればもっと評価され、社会に貢献できた可能性は彼女の人格とともに完全に破壊されました。
ワイドショーの中心ネタはちょっと疑ってかからないといけないのですが、なかなかこのバイアスに気付くのは難しいです。。

前島密を呼びよせたのは渋沢栄一      明治近代化はやはりスゴイ

渋沢英一を描いた大河ドラマで、いよいよ新政府の時代に移り、郵便事業の父「前島密」も登場しました。渋沢とともに改正掛という役職で新しい政治を動かしました。
税金が年貢米、秤や暦さえ統一されていなかった。そんな中、カンパニー設立、殖産振興、鉄道や郵便,この時期の日本は一気に現代の日本の仕組みを作っていきました。
内戦があり、戦いに散ったものも英雄ですが、残って維新を支えた人々あっての現代です。その英傑の多くが江戸時代から変わりゆく日本をどう見たのでしょうか。明治日本の近代化の話は、やはり素晴らしい。ひとつ間違えば大きく立ち遅れていた可能性があるだけに、一つ一つ改革、偉業が積み重なってくことがすごいと思います。

この10月から、郵便は土曜の配達をやめました。郵便企業はすでに中途半端な民営化で、コストカット。土日に来るのは、Amazonさんの宅配便とかだけです。
また世界も日本もどこかで変わってしまった時代でしょうか。日本は明治維新、戦後復興ほ経て長期低落傾向です。再び、坂の上の雲、所得倍増を目指して欲しいです。

引退を労い、ただそれだけ #岩田稔投手

この時期の例年スポーツ界から、引退のニュースを聞きます。
横綱 白鳳や、ハンカチ王子斎藤佑樹の報にも感慨がありました。
私にとっては、阪神の岩田稔投手が今シーズン限りの引退を表明したことが、少しショックでした。
1型糖尿病を患いながら、「自分が頑張ることで、同じように糖尿病と戦っている人たちを勇気づけていきたい」の思いに当時小学生だった息子が大変勇気づけられました。糖尿病ではないものの腎臓の慢性疾患を患い、仙台の病院から京都に移った2008年頃です。東北楽天の応援は親に引っ張られた感じでしたが、関西では友達が阪神を応援しているので、自分で学校から帰ると阪神戦を観戦して応援しはじめました。
糖尿病を患いインスリン注射を打ちながら、ローテーションに入ってWBCに選ばれるほど活躍する岩田投手の話に、息子は勇気づけられたようです。
この頃、妻も乳がんの嫡出手術から薬物療法を受け入退院、残された娘とともに、結構厳しい家庭生活で、会社の仕事もなかなか集中できないほど父娘とも心が病みかけていました。
一度、奮発して4人そろって阪神対中日戦を大阪ドームの内野席で見にいきました。息子とても嬉しかったようで、新聞を切り抜いて絵日記にしていました。
どん底とは言えたこの時期、4人とも何とか明るく振舞って、乗り切れたことを今でもよく頑張れたと思い返せます。
その後、何とか毎年の生検で小康状態を繰り返し、小児慢性特定疾患から指定難病にキャリーオーバーはしたものの、息子は大学を卒業して企業にも就職できました。妻も当時の癌のステージでは多くライフイベントを諦めかけたほどだったのが、考えれなキャンサーサバイバーとなって通常に生活しています。
岩田投手自身が多くの糖尿病を患いながらも頑張った先輩に励まされ、自ら基金も作り慈善活動をされていました。
いろんな思いの詰まった引退発表、号泣されていた姿にこちらも目頭が熱くなりました。
アスリートの引退は年齢的には若く、まだこれからの人生の方が長いので、それもまた大変ですが、それぞれ素晴らしい現役生活を胸に刻みながら、元気で頑張って欲しいです。

成長戦略に期待、ノーサイド?岸田文雄新総裁             ♯自民党総裁選 #勝てば官軍、負ければ賊軍

総裁選は岸田文雄さんが当選して自民党第100代総裁になり、総理大臣になられるのでしょう。
混戦と言われましたが、知名度と人気のある河野太郎氏への包囲網という感じ動きもあり、2位3位連合での逆転ではなく、第1回目から僅差の1位となり議員票構成比の高い決選投票では3位の高市さんの票を集めて差をつけて順当な逃げ切りでした。地方票の1位は河野氏でしたが、議員票では第1回で3位となるなどかなり切り崩された印象です。


【自民党総裁選のレギュレーションについて】
私は中途半端にポピュリズムに迎合した党員・地方票のシステムはいらないと思います。間接民主主義だからあくまで選ばれた議員が政治のプロなのですから、議員だけで決めればいいと思います。
民意を反映しないというのは違うのです。その替わり、世論や党員の意見を地方の党大会等選挙区でもっと機会を設けよく聞くようにするのです。あくまで議員の投票や活動に不満があるなら、その議員に投票しないとか別の党を支援すれば良いのです。
最終的には中央の派閥より、もう少ししっかり国全体と国民のことを議員が公平に判断できる仕組みを作るのです。
総理を直接選べるのが党費を払った自民党員ですというのではなく、議員を通して民意を反映しやすいのが政権与党ということでいいのではないでしょうか。

【成長戦略への課題と期待】
保守本流とはいえおっとりしたお公家集団とも揶揄される宏池会の岸田さんで、その人柄も戦闘的な印象は薄い優しい感じで有事にはどうかとも思っていました。
しかし、いろんな要素が絡み合い、前回の悲運とは反対に見事に当選されました。国の内外には多くの課題が山積しておりこれからこそ正念場です。
カープ大好きな岸田さんは自民党全体で「全員野球」、4人で行脚して長く戦った総裁選仲間も「ノーサイド」を標ぼうして仲たがいなく政権運営をしていくこと、「新しい自民党」を標榜されていくとのことです。
ノーサイドはいい言葉ですが、戦いなので切り捨ても必要かもしれません。しかし同じ党なので批判や対立ばかりではダメで、よく議論してもらい、今回でも討論されたり各候補の提案も実現に向けて欲しいものが多いです。
また高市さん、野田さんは提案もそうですが、話もうまくわかりやすいです。このスタンスは大事だと思いました。河野さんの改革に関しても課題認識は悪くないので推進段階での優先順位ときめ細かさも必要です。大胆な改革は、岸田さんの成長戦略、所得倍増に繋がります。
野田さんの掲げた「少子、子育て」からもですが、最終的には経済政策が成功しないと何もかもうまく回りません。岸田さんと、新しい与党に相当の覚悟が必要です。
良い方向に、日本が進んでいくことを祈念します。

勝てばいいのかという時代              #勝てば官軍、負ければ賊軍

「勝てば官軍、負ければ賊軍」という言葉があります。戦いに勝った方が正義であり負けた方は不義、逆賊という道理や本当に正しい道ではなく、強いものや卑怯な戦いでも勝てば良いのだという慣用句です。
由来は戊辰戦争での新政府軍と旧幕府軍の勝敗から来ています。
スポーツにおいては「明らかに誤審やらでおかしな判定で勝敗が決した」「勝負には勝ったが、見ごたえのない試合だった。次につながらない勝ち方だった」
本来は勝者をたたえたり、批判するべきところを、やや達観して表現する感じです。
ビジネスとか、芸術等の世界でも、本当に良い仕事や、人物が、何らかの人脈や背景等で評価されない場合があります。政治的な要素とか言われます。それでも勝利して上に行く場合は認めたり従ったりするしかありません。
しかし、この頃スポーツや芸術を見る目も肥え、ビジネスの評価も客観的なものになりつつあります。
不正経理等、コンプライアンス違反で売り上げを計上しても、「勝てば官軍」ではありません。
あまり国民全体がスポーツの中身に詳しくなく、与えられるソースもコンテンツも少ない時代。巨人が勝ち、力道山が勝ち、日本代表が勝ちさえすればバンザイだった時代がありました。
サッカーの人気が出だしたころはまだ今ほどマニアックには見られたいませんでした。。ワールドカップの上位進出はおろか予選すら勝てないレベルでしたから、そんな代表が初めて予選突破を目明日となるともう大騒ぎでした。何でもよかれで勝って悲願の本大会に出られれば良いという時代でした。
今は勝利も必要ですが、本大会で優れたパフォーマンスができるかが重要になってきています。
戦争や政治の戦いは同じではないでしょうが、やはり勝たないと何にもならないのですが。負けたからといって全否定されるものではありません。
政治の世界は特に、謀略や裏切りは常です。
不戦条約や中立条約等も形勢が変われば反故にされます。
同盟とかだって、国の事情でどうなるかなどは歴史を見れば分かります。
党首を決める政治家も、政策やきれいごとを並べますが、人柄や実行力もありますが、やはり過去を見ると、裏切りや策謀が渦巻きます。強いものが勝ち、約束や公約は反故になるときもあります。
権力を得て、実際に自分のやりたかったことをやる。これはある意味正当です。実際に権力を持てばそれまで、渋々我慢していたことを一気に吐きだし、支援した側から見ると裏切りに移るときもあります。
逆に、権力を持っても、自分のかつての理想や主張は忘れてしまい、権力の座を維持することが目的になってしまうケースもあります。上に立つと、見えてくるものややらねばならぬことは多いですが、本来の目的を忘れては自分を見失っています。
負け方は大事です。無条件降伏は最低の負け方です。勝った方は歴史を作ります。事実も歪められます。その時は勝てなくても、真実や正義はいつか実現するため粘り強く戦い続けることは必要です。「勝てば官軍」はやはり間違いです。
正義と真実、その人の主張は一度の負けで消えません。正しい方向性はひとつです。事実を捻じ曲げた歴史まで敗者が蒙る必要はありません。

ねんきん太郎が憂う

河野太郎ではなくて、ねんきん太郎が日本年金機構のマスコットキャラクターです。
河野さんも唐突に年金改革、最低保障年金等を総裁選で叫び出しました。他候補から財源で突っ込まれると、高額所得者の給付停止や消費税財源と言われました。
民主党政権もかつて、そのような改革をマニュフェストに掲げたが実現できませんでした。
一見、多くの貧しい層の投票行動にアピールできそうです。なかなか中身を根本から替えるのは難しいでしょう。
言葉だけで改革と叫んでもあまりこちらの太郎さん河野太郎は年金についてもご理解されてないことが多いのです。
これを書いてしまうと問題かもしれませんが。みんなが最低保障をもらってしまうと、日本はダメになると思います。
イヤな仕事やちらい仕事でも必死にやり、投資や貯蓄のことも真面目によく勉強するから成り立つ社会のためです。頑張っても頑張らなくてもばらまかれるものは同じということはモラルが下がります。
ましてやそれを税金で支えるということは増税で結局多くの人が今より不幸になり、日本の国際競争力を弱めます。


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河野太郎ではなくて、ねんきん太郎が日本年金機構のマスコットキャラクターです。
河野さんも唐突に年金改革、最低保障年金等を総裁選で叫び出しました。他候補から財源で突っ込まれると、高額所得者の給付停止や消費税財源と言われました。
民主党政権もかつて、そのような改革をマニュフェストに掲げたが実現できませんでした。
一見、多くの貧しい層の投票行動にアピールできそうです。なかなか中身を根本から替えるのは難しいでしょう。
言葉だけで改革と叫んでもあまりこちらの太郎さん河野太郎は年金についてもご理解されてないことが多いのです。
これを書いてしまうと問題かもしれませんが。みんなが最低保障をもらってしまうと、日本はダメになると思います。
イヤな仕事やちらい仕事でも必死にやり、投資や貯蓄のことも真面目によく勉強するから成り立つ社会のためです。頑張っても頑張らなくてもばらまかれるものは同じということはモラルが下がります。
ましてやそれを税金で支えるということは増税で結局多くの人が今より不幸になり、日本の国際競争力を弱めます。

大吟醸 北秋田を呑む

しばらく、体調がすぐれなかったり家族の入院デスクランブル態勢だったためお酒を飲んでいませんでした。
この夏に飲もうと思って買った日本酒とウイスキーでスコッチは空けて飲み終えたのですが、こちらの大吟醸酒「北秋田」がまだでした。
体調が悪く、頭痛薬も欠かせず、公私にストレスの多かった8月後半から9月、もう飲む機会もないかと思った時もあるくらいでした。
ようやく昨日何となく、思い立って封を切りました。
大吟醸酒としてはお手頃のコスパで、辛口、口当りが良くスッキリしてシンプルな味わいでした。すぐに酔っ払いそうなのでグラス1杯と2杯目は半分くらいにしておきました。それでもかなり酔いました。久しぶりのせいか、まあ年齢もありどんどん酔うまでの量が少なくなっています。
地元京都、伏見や灘、雪国米どころでも新潟、宮城に比べてもややマイナーな秋田。秋田県北部内陸の大舘市の北鹿酒造です。
秋田にはかつて転勤で住んでいましたが、食べ物もおいしく独特の人情深い土地柄です。そんな秋田の厳しい冬と、短い夏を過ごしたお酒です。何かと潤沢な伏見、灘とは違う味わいです。
外呑みも始まるのでしょうか。社会全体がいろんなストレスを抱えていて、ちょこっと呑むことはやはり欠かせないのでしょう。

政治は目の前の人も最大多数も救わないといけない

少しコロナ禍も落ち着きましたが、一時自宅療養中の患者が急変して亡くなったり、中等や重症になっても救急車等から受け入れが決まらず亡くなってしまうという話、あるいは妊婦が感染し入院が遅れ赤ちゃんが死産という痛ましい話がありました。
感染症指定以外の病棟は空いていて、医師も救急対応のスタッフもいるのに、もどかしいルールに縛られ、現場の救急救命士や保健所職員も結局病院へすぐ搬送させることができなかったということです。
「目の前の命を救いたい」もし、そこに倒れている人がいたら一般人でも医療関係者でもできることをするでしょう。AEDでも人口呼吸、心臓マッサージでも必死にやるでしょう。
救急救命士、看護師になると知識や技術がありできることも増えますが、やはり医師でないとやってはいけないことも知っています。
医師になれば、指定感染症とみられる方にが、その施設でないとできないことに苦しみます。しかし、目の前で命が奪われるなら、そんなこと言ってられないでしょう。人を介し、電話を介してもそれは同じでしょう。そして、目の前でできることを増やすために法律や決め事を改善、指導していくのが、立法府、政治家、議員の務めのはずです。
政治家は志高くその仕事についたはずです。その過程で継続してその地位にいるためにも周りの人に助けられ助けてきました。
目の前のこと。自分の身内、地元、後援者。支援団体のための動いています。
この活動への動機は複雑になります。
目の前の大切な命、そこからの未来の日本のためには、いままで支援してくれた団体に我慢してもらうあるいは廃業して別の仕事に回ってもらうときもあります。
与党自民党や、野党の立憲民主党でさえ、それぞれ企業や業界、組合などの票田を意識した縛られた政策になっています。しかし自民党が揺ぎ無い政権を持っており、一つのグループの票田が減ってもそれはせいぜい党内の勢力争いです。目の前の命に比べると、大したものではありません。伝統的な業界もデジタル化をはじめとした流れで早いうちに切り替えないといけないことの方が多いでしょう。その辺りも新しいリーダーへ積極的に変えるべきだと思います。