短い旅行だけではなかなか行けないところが多い

 およそ人間が生涯かけて、日本や世界中に観光名所やイベントに訪れようとしてもやはり、限界はあります。
 職場や定住する自宅や、家族や親の住む実家などの往復を考えると、現役で仕事をしている間は、転勤族や出張の多い仕事でないと、早々移動はできません。
 私も転勤で思いもよらぬ地方の県に住まされ、違った方言や文化、気候気質に戸惑いながらも、楽しめました。短い旅行では味わえない、旬を体現、満喫でき、隠れた名所、穴場や通(つう)の行ける場所もわかります。2年以上住んでめぐる季節や行事を体験し、やっと少し地元に密着することができます。
 おそらく多くの方は、海外旅行や国内旅行に何回も行かれてはいますが、やはり定番系の名所をツアー的に回るか、リゾートや観光スポットでの滞在中心でしょう。
 世界には、どんな旅行好きでも、行ったことにない国や地域があり、旅行に適さない地域を除いても、さすがに世界中を旅して、また首都や主要観光地以外まで行くことは時間的にも無理です。
 海外の経験が多い方でも、日本の都道府県の一つ一つを地方都市まで、歴史や文化、自然などを噛みしめて、県を巡っていると言う人はまずいないでしょう。
 岡山県とか、佐賀県とか、山形県とか、、どこでもいいのですが。それぞれ、県に北も南も西部、東部があり、都市も田舎もあり、県の中でさえ、じっくり回ると奥が深いのです。そして、祭礼や花が見ごろがいつかを知り、また行きたくなるところも出てきます。

 しかし、もちろん経済的や体力的、家族事情などであまり出歩けず、門外不出に近い人から見れば、外に出かけるのってなんだとなります。
 映像や本、ネットなどで今は早く、詳しく異文化を知れる時代です。ドローンから鳥の視点で4Kで見るとかもスゴイ時代にはなっています。

 だからこそ、混雑した時期にみんなが同じ観光地にいき、定番メニュー的にこなさず、広く各地を見て欲しいものです。多くの会社がお盆休みが定番でしたが、だいぶ様変わりしつつはあります。お盆の交通機関のラッシュ、混雑のニュースほどつまらん報道はないです。

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