働き方いろいろ まだまだ 雑感

 

 父の日ということで、自分の父のこと、すでに社会人になった子供二人のことをあれこれ思います。
 世代が変わり戦中戦後や、高度経済成長のがむしゃらに働いた時代、24時間戦えますかと言われた時代からはさすがに隔世です。
 サラリーマンになって、ボーナスもあり週休二日の私の給料を、自営業の父は驚き羨んだこともありました。父が働いていた時代とは貨幣価値も全然違いますが、その後でも有給や休暇の労働環境はどんどん良くなり、働き方も変わっていきました。
 ノルマノルマで追われた昭和から平成の私の若い頃に比べても、今は随分気楽な時代には見えます。
 電通の自殺者がでたぐらいから、随分残業の制限やらの働き方の改革が進んだのでしょうか。
 露骨な法令違反は減ったとは言え、就職エージェントのサイト口コミなどにはまだまだブラックで『サービス残業』『帰れない雰囲気』など、昭和モードの書き込みもあります。
『令和と昭和』をタイムスリップで比べて、労働や環境、恋愛観などの違いを面白く描いたクドカンのドラマもありましたが、今も昭和なみか、かえって息苦しいサービス残業になっているところもあります。
 産休や育休、時短といっても残る社員には負担ですし、中小では経営も圧迫しかねません。時間が奇跡的に帳尻が合う、時短+パート経験者ができたとして、うまく引き継いで仕事が回る可能性は低いでしょう。
 過去からの慣習やらのしくみは早々改善されないものです。私が定年前の大企業の頃は相当ホワイトな企業で過去にないレベルでした、しかし退職後の再就職ではまだまだパワハラ、セクハラ、エイジハラ、アカハラなどの発言や行為もザラでした。
 イジメと同じです。無言の追従もいじめ側になります。また改革に関しても、流されて改革を止める旧来の体制派に回る人も多いでしょう。

 わざと残業にして小金を稼ぐ人、自らサービス残業をする人、抜け道のようなものは多くあります。
 起業家など、組織のトップや芸術などでも偉業を成す人は今も昔も打ち込む姿勢は変わらす改革とかではないのかと思います。

消滅する街とは 対立する国土軸

 民間組織らで作る「人口戦略会議」は、消滅可能性自治体を発表している。全国1729市町村のうち、744がなくなるということです。
 発表されるごとに消滅自治体数は増え、人口は8000万人にあるとか、過疎化、少子高齢化は悪化の一途をたどっているような感じです。
 コロナ禍でテレワークが推進され、通勤が制限されて、東京一極集中から地方へ本店を移す動きができ、地方への人口流出が止まった時期もありましたが、アフターコロナでまた東京への集中が進んでいます。

 何だか、頭の良い人が集まって意味のないバカな分析ばかりして、世の中を暗くしているような気がします。暗い数値ですが、実際にどういう風になるかは言われません。目的がそういう危機の煽りで世の中へ警鐘するだけならそれでもいいですが、もう少し何かリアルな姿と、それを防ぐ効果的な明るい提案につなげられないものでしょうか。
 暗いというか、できる限り正確に分析して予想を出す諮問機関とは言え、じゃあどうなるかということは言わず、その形がないのでそれを受けて自治体もですが、国、政治や行政は何かもっと言うべき具体的な対策が示されることはありません。


 国は民間に手放すものはどんどん手放し、国鉄や電話、郵便そして、水道というライフラインまで民営になっています。ただ、公共事業の基本的な指針は責任逃れをせず、しっかりと政治が打ち出すべきです。
 地域の交通をどうしよう、電気や通信、水道をどうしようというのは生活の土台です。それが無ければその地域には住めません。人口は減る一方で、加速するぐらいです。
 先祖伝来の土地とは言え、住めなくなれば他所へ住むのは仕方のないことです。ところが政治家は選挙を恐れてか、嫌われるようなことを言えません。住むのが自由とは言え、地域によれば移動もライフラインも整備するのが限界、もしくは他の税収を負担を増やさないといけません。国鉄時代からのJRの赤字路線や不採算バス路線と同じで、採算の取れないところは撤退していくしかないのですが、政治の側から「出て行ってください」とは言えないのです。
 それでも、そろそろイヤでもそれを言わないと限界が来ます。 
 最初は離島や山間部などでしょうが、現段階で鉄道、高速道路はおろか国道すらない地域は危機です。通学が遠距離になりバスもないような地域も厳しいです。
 平成の大合併で随分市町村はまとまりました。それでも今後教育機関や行政などの窓口の統合も含め、市町村の統廃合はもう一段進むでしょう。
 合併も、飛び地ができるなど、ごね得が罷り通るような、市町村主体ではなく、〇〇県南部にはいくつの市が必要、そのために中核の▼▼市と統合し、名前は〇〇とする」なんてことは地方任せでなく、国がやるべきでした。
 肝心なところで、国や国会議員が悪者になりたくないのも変で、もう国会議員は今でも十分悪者です。
 嫌われても、日本全体の事を考え、ある段階で過疎地域は地方都市への移住が必要だとは思います。
 それだけ人口は減れば、住居も理論上は余剰になっています。
 説得して住み慣れた土地を移動してもらうのも実際、大変なことですが、やり方次第でできないことではありません。移動してもらうのも初期費用がかかりますが、無くなる自治体を長く維持するには結局もっと税金がかかり、その負担は残りの国民です。高齢化の家族が中心ですし、仕事や施設含め迎えるコミニティも含めどう受け入れるか、検討はおろか計画に入らないといけない段階です。
 洪水や地震で死んだり、孤独死するのならその前に安全な地域に移住して、首都圏集中ではなく地方に人口を集め地域の中核を大きくしていくのです。これは、一部に嫌われても進めないといけない国の政策になると思います。

「法律の不知はこれを許さず」

 いろんな立場、事件や犯罪がありますが法治国家では「法律の不知はこれを許さず」なのです。
 これは、日本では刑法38条3項の「法律を知らなかったとしても、そのことによって、罪を犯す意思がなかったとすることはできない」とされていることでアメリカ、ヨーロッパや主な国などでも同じです。
 労働基準法とか道路交通法、会社法、刑法を知らなかったと言って、罰金や過料を免れることはできないです。
 これをわかっていないで弁明とか擁護に走る人結構います。いわくいい人だからとか、才能がある人だからとか、逆に悪そうに見える人、気に入らない人、楽に儲けていそうに見える人は厳罰を望む世論もあります。
 有名なタレント,アーティスト、アスリート、政治家であろうと人柄のいい人、才能のある人、仕事のできる人でも法律を知らないからと罪を犯せばそれは罪であり、罰は受けないとその人だけ許されることはないのです。
 知らなかったがまかり通れば、何でもありになりますから本当に知らなかった人には悪いですがそれは無知の罪で言い訳にはできないのです。
 
 法律の周知が遅れたとか、完全に誰かの悪意で騙されたとかいうケースでない限り、減免はないものです。ここらあたりには、事実関係の争いにはなります。また犯罪があっても起訴されないと裁判所は裁けません、その点では警察や検察、民事なら訴訟を起こす側が動かない怠慢だと、犯罪は認定されない面はあります。

デジタル化で仕事は半分なくなる説

 よく言われるようにあと何十年かすると。無くなる仕事はいくつかあるでしょう。会社ももちろんですし、業界や職種、〇〇士など、〇〇手、〇〇人、〇〇ナーなども無くなっていくものが沢山でてくるでしょう。あと何年勤めるかにより、気になるところです。
 私は今公務員のようなことをやっていて、紙の書類をパソコンに打ち込んだりもします、年齢的にどうあがいてもあと数年でしょうから、民間で見て来た改革がジワジワ来るのを冷めて見ています。

 こんなことは時代が変わり、社会が変わり、人類が進化すれば当たり前にあることです。かつて、日本には武士という業種であり職種もありました。国鉄にも沢山の駅員から、機関車を扱う作業員も大勢いました。

 今の行政や多くの会社に経理部門などもありますし、総務や法務という間接部門もありますが、機械化やIT化が進み要らなくなり、多くの事務職員は必要なくなります。営業の人間も昭和から平成までの時代は、さまざまなプロセスで人間の手を煩わせ、個人の手間や工夫、愛嬌などが必要でした。現場のオペレーションも統一されていないので、マンパワーでカバーすることが大きかったのです。営業も沢山は必要なくなり、配達の末端の人間程度です。
 紙で書かれ出てきた申請書や企画書を人間の眼で判断し、確認して手続きが進むなどはもう完全にAIの方が有利な領域です。
 ミスが起こる可能性は人間の方が多いです。人間がしでかしてるの場合が多いのです。
 それでも、人間のやる仕事が残ります。AIに消される仕事と、AIにより生まれるとか共存できる仕事、あくまでもロボットではなく人間でしかできない仕事など、今とは構造は変わっても仕事は残るでしょう。
 介護などもロボット化はできる部分で、重労働を軽減しつつ人間しかできない仕事は必要であり、賃金はそう上がらないまま一定の求人が必要なぐらいこれからも残るでしょう。
 長く勤めれば管理職になり年功で楽な仕事しながら悠々はさすがに無理でしょう。多くの大企業が、やっているように勤続25年40代ぐらいからは役員、経営陣に入れないと、早期退職候補です。そういう動きは決定的に早くなるでしょう。

昭和の思い出、隣にあったラーメン屋

 行列のできるような斬新な系統という感じのラーメン屋さんができ出して、すっかり定着しだしました。盛衰はありながらも、ひと昔前からのチェーン店もそれなりに繁盛してりおります。
 私の高校生ぐらいまでは、屋台のラーメン屋が最寄のターミナル駅に南北に2軒店を構えて繁盛していました。衛生面で親などは「食べたらアカン」と言ってましたが、何度か食べに行き友達とも評論したものです。
 生まれ育った商店街の店兼家の隣に、北海道から二人組の男性のラーメン屋が入りました。両親が匂い面では微妙な最初の反応でしたが、気さくな人柄で家の商売が忙しい時は近所付き合いもあり、よく隣で食べといでと言われて行きました。
 醤油系の中華そばが主流だった時代に、本格的な札幌や旭川のラーメンでとても印象的で美味しかったです。
 やはり味噌ラーメンがイチオシなのでしょうが、塩バターラーメンも美味しあったのです。いわゆる豚骨系が出回るまだ前で、具もミンチに近いバラ肉で、のちの要望が多くチャーシューを作るようになった話を聞きました。チャーシュー入りは別料金で、それでも最近のどんぶりを埋め尽くすようなチャーシュー麺とは違いました。
 何年間して、札幌に帰っていかれました。あの二人が仲良くやられているのか、結婚されていたのかも全く知りません。つまらない話と味へのこだわりを聞かされただけです。
もう相当な年齢になるのですが、生きておられるなら札幌のラーメンの盛衰から、最近のラーメン事情をどう思っているのか聞きたいです。

年金生活が苦しい 退職金ジリ貧の元凶は?

出典:厚生労働省「就労条件総合調査」野村證券編集

 大卒で定年退職した人の退職金(45歳以上、勤続20年以上の平均)推移のグラフです。
少し前に問題になったいわゆる「定年後2000万円問題」60歳定年後の誰もが、年金を受け取るまでに預貯金が2000万必要とか、退職金だけではとても暮らしていけないと嘆く時代です。年金も退職金も20年以上遡るひと昔前の退職者の親ぐらいの世代ですと、今より1000万ぐらい多いのが如実に分かります。
 そうです、この20年で厚生年金の受け取り額も下がり、退職金もジリ貧の体たらくです。
IDECOが導入され、企業の負担も減ったはずなのに、退職引当金は他の内部留保に回されていたり、それ以前にバブル以降そこまでの利益がない企業も多いのでしょう。
 私の知識不足、リサーチ不足なので、不明を恥じる想像の部分が多いのですが、いったいなぜこんなに退職金が改定され、下がり続けることが許されてきたのかが良く分かりません。
 というのは労働者に不利益を伴う退職金の改定は、労使の合意が必要で、労働組合が断固拒否すれば、おいそれとできない取り決めのはずです。
 毎年毎年、春闘では賃上げを要求し、それなりのポイントで妥結しているのに、こんなに平均の退職金が下がっている。多くの大企業から中小企業までほとんどの企業の労働組合が甘んじてその改定を呑んでいるということです。
 共産党や野党が選挙やらで増税論争のたびに、「企業の内部留保をやめさせ賃上げや待遇改善に回せ、増税なら法人税を」と言いながら、退職金がどんどん下げられるのはスルーされていたのです。
 退職金の改定、春闘などの闘争ポイントでは直近の対象者が少ないので、全員が目先で全て対象になる賃上げや賞与ほど注目されない点があります。私も若い頃、労働組合員で職場委員や支部長などはやったことがありますが、自分にすぐ降りかかる課題ではなかったのか、記憶に薄いほどです。
 しかし、今老後資金が多くの中高年の労働者に問題になる中、こんなに不利益に改定されたのは目くらましか「陰謀」でもあったのかと思えるグラフです。
 多くの企業が昭和から平成にかけ、バブル崩壊からコロナ禍まで失われた30年ほどの間に、不祥事やら経営危機、合従、M&A、持ち株会社化などで平準化されたり、大規模なリストラもあり激動の中ではありました。
 企業独自の、社内福利厚生などいい面があっても、平準化の中では停止されるものもありました。
 AとBという会社が合併する場合、たすき掛け人事や支店の統合なども大変ですが、労働組合も、給与などの人事制度も最終的には統合されていきます。そんな中で、優遇されていたものは同水準に統一されていきます。
 リストラなどは、組合交渉もまず雇用が優先されて、早期退職などの退職金割り増しの提示がされ、総じてその際の枠組みの中で、賃金、賞与、雇用が守られて、退職金の積み立ては早期退職者に回すために残る社員の分を漸次減額されていったとは推定できます。
 それにしても、組合の力の無さなのか、経営陣に丸め込まれたのか、このグラフは納得できない数字です。春闘で、妥協点が最初から出来レースで分かっていても、徹夜交渉とかで、微増を勝ち取るとか悦ばせておいて、退職金はしれっと(早期退職増額を目立たせながら)改定していったのでしょう。
 死んだ子の年を数えても仕方ないですが。バブル以後の労働組合などはもう頼りにも何もなりません。コンプライアンスが社会にも浸透しだしたので、あからさまなパワハラ、セクハラ、労働協約違反は減りつつあります。それは労組が守ったのでも何でもなく、監視の法律が強化され社会全体が変わったのです。
 老後の退職金が時代とともに減ったことは、あからさまで分かっています。もう少ないことが分かって就職した人は自分で準備しないといけないことです。
 数字で改めて見ると減っていった時代を経験した我々の世代は残念なことです。
 労働組合は選挙の集票などやめ、もっと、本当の福利厚生、労働者の幸せ、退職金がこれ以上下がらないよう、努力しないといけません。
 

高齢者のつまらない仕事?

 ある経済アナリストが、「高齢者にはクソどうでもいい仕事で低賃金」で働く社会を非難して、年金と吝嗇、家庭菜園で生きられるのにと、暴言めいた話をしていました。社会保険などの批判もあったのでしょうが、60歳以上で良い仕事が選べない人が多い中、やや配慮に欠ける発言です。
 勝ち組負け組という言葉は、半沢直樹ではないですが、私も嫌いです。テレビの仕事や著作で儲けてるその人や、役員で高齢まで働き、資産運用や退職金と年金で悠々自適な人は勝ち組と言わるかもしれませんが。英語でブルジットジョブという、やっている人も何の意味があるのか分からない仕事、どうでもいい仕事は日本にはそうありません。
 働きたくともよい仕事がない、国民年金を70歳まで義務にするなど、お役所的発想に洗脳された議員さんがいるのにも辟易としますが、高齢者の多くはプライドを捨てるようなキツイ汚れ仕事、危険な仕事など、それでも社会に絶対必要で誰かがやらないといけない仕事を担っています。
 実際にお金がないし、年金も少ないとか働く動機はそれぞれでしょうが、仕事に厳密には貴賤はありません。むしろ低賃金で厳しい労働をしている人は称えるべきです。災害や外国の脅威から国土を守るとか、原子力発電所で被曝におびえながら作業をするミッションも誰かがやらないと成り立ちません。
アナリストやインフルエンサー、経営顧問などがいくら稼いで勝ち組だと言っても、社会を支えれ基盤にはなりません。それこそ、高額報酬のクソどうでもいい仕事です。
 60歳で経営層や幹部、役員で何倍もの報酬を得て、あるいは貯めたもので働かずに楽に老後を過ごせるのが、本当にエライ勝ち組ではないのです。
 自分のためでも誰かのためでも、社会のために仕事をして、低賃金でも貢献して、皆の役立ち感謝をされる人間こそ勝ち組と呼ばれないといけないのです。

いくつになってもコスメと身だしなみ

男性、しかも年齢のいったおじさんでも意外とUVケアしている人日焼け止め使っている人が職場とかでもおられて、ちょっと驚きました。しかも私が元勤めていた会社のブランドと聞くとそこまで義理はないのですが嬉しくなった時があります。
 コスメ、ビューティ系の新商品やヒット商品のお試し、ましてやレビューなんぞ年金暮らしのオヤジには贅沢で無駄とも言えますが、どこかで切り詰めながらもいくつになってもそこそここだわることがおしゃれかとも思います。
 もちろん、人間の本質は外見だけではないのですが、ちょっとしたことをしっかりやっていることは全てにつながります。日焼け予防は肌の老化、皮膚がん対策です。紫外線をシャットアウトするというのはごく物理的、科学的なことなので、他の化粧品や医薬品に比べ効果は確実です。
 今年、知らない間に日経のヒット番付に、こんな商品が5位にランクインしていました。本社が下駄履かせてるにせよ1位がチャットGPTのランキングなので驚きの評価です。他のアットコスメや、LDKの評価もまあまあ高いので、それなりに売れたのでしょう。乳液やジェルタイプの日焼け止めよりも、使いやすさはあります。画期的というほどではない形状ですが、持続感がこのタイプとしてはいいのでしょう。
 花王の化粧品系のアリーはシュリンクした感じで肌色コントロールや環境特化の路線です。年配の方の印象にはいまだに資生堂アネッサ対カネボウアリーの構図も強いようですが、今は残念ですが花王の中でどんどん縮小傾向です。
 私の家計の中でも、リストラ、シュリンクされそうな科目です。まだしばらく、シミと皺だらけの、白髪かハゲで腰の曲がった老人にはなりたくないと少し投資枠を残すよう頑張ります。

弁護士も裁判官も人の子

 あまりトラブルなく日常を過ごしている人は弁護士さんにお会いすること、ましてや検事や裁判官と会うのはまず稀でしょう、テレビや映画の世界、あるいは弁護士からタレントや政治家になった人を見かけるぐらいでしょう。

 勉強をして司法試験という難関を突破して、司法修習生を経て、多くが弁護士となり、1割以下が検事、裁判官に分かれます。
 先日弁護士で元大阪市長などを歴任し今はコメンテーターの橋下徹氏がネット番組で、かつて人気番組で共演していた弁護士丸山和也さんとトークを繰り広げていました。お酒も入って冗舌で面白い政治や法曹界に裏話、暴露話に花が咲いていました。そんな中で丸山氏は「裁判官なんて、広い世界、他の社会も知らない」という調子でかなり裁判官を罵倒した話になりました。橋下氏は、裁判官はエライ、自分にはあんなにコツコツ本を読み漁り、検証することはできない」という趣旨のむしろ裁判官をかばう発言でした。橋下氏は政治家をやめたのも人に気遣いして、仲間を増やすのが無理ということでしたが、いろいろ個性と能力で時代の風雲児となり、敵も多いが名声も得て、大金を稼いだのですから、公務員の年功ベースの給料の裁判官は割に合わない面もあるのでしょう。
 一般の人から見れば、司法試験に受かることさえ相当なものですし、その中でも裁判官と言えば優秀中の優秀に見えますが、それでも人の子だとは思います。
 小児科、婦人科をはじめ女医さんが多いように、裁判官にも女性は多いですし、若い方もおられます。
 とてもアタマはよく、記憶力も頭の回転もいいけれど、方向音痴とか、パソコンや機械の操作は苦手とか、アニメやアイドル、音楽ももちろん人並みに好きな人達ではないかと思います。
 

正義

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 前にも書いたかもですが。高校生のとき、友達と電車で不正乗車、キセルとうかか過少申告をしてこっぴどく怒られました。

 お金がない訳でもなく、どうせ分からないだろうという傲慢で甘い考えでした。
無人での野菜販売や、最近導入されているセルフレジでもそうですが、少し悪いことを考える人が、見つからないだろうと、犯す罪は悪質なものです。
 法律には、一つ一つの条文に難しくそれが書かれていますが、少し考えれば何が正義、何が正しいかは分かるものです。