必勝のプレゼン完結!【実績上げた方も上げたい方、マネージャー、リーダーやキャプテン必読】

3日連続になりましたが、今日こそ言い残しなくまとめます。完結します。
多くの発表や伝達、指示や依頼はプレゼンソフトを使いまとめてから、下読みを十分すると圧倒的に良いものになります。
つまらない誤字やおかしな文章、わかりにくい表現がチエックでき、5W1Hや起承転結もマニュアル通りでなくてもそれに近いものを目指せば、筋道立ったものができます。発想を書いたメモだけで伝えるよりは絶対に相手に伝わります。
もっと、自分にとって大事、勝負をかけたプレゼン、多くの聴衆を導きたいなら下読みを声にだし繰り返し練習することです。録音、録画して聞いてみることもいでしょう。今なら動画投稿サイトに見本のようなプレゼンも多く見られます。
大きな声ではっきりと正直に頑張る。
これは今インタビューや議会、記者会見、企業やタレントの会見などでもそうです。準備不足やウソやゴマカシはなんとなく伝わります。わざと数字や時期をぼやけさせる資料などもそうです。自分の中で少なくともここ質問されたらどうしようと感じて、前もって対処を考えるか正直に訂正しておくのが正道です。
忙しくても、自分の仕事は発表だけでないと思ってても、相手にとってその時の発表から情報をとり、人柄まで感じるしかないのです。
『私はエライ立場で忙しい』『業績は上げたけど発表のスキルなどないからどうでもいい』そう思いたい気持ちがあっても、逆にだからこそ最後まで一所懸命に頑張って伝えることが仕事であり、聴衆への使命なのです。先輩なら後輩へ、上達者は初心者に、成功者は挑戦者に、政治家や官僚は国民市民に、正しく丁寧に情熱をもって伝えることです。
私が初めて企業担当になった時、隣にいた部署の先輩女子は、一般的な常識では劣っても、パソコンのスクールに通い、発表の前日は何度も子供相手に練習していたそうです。小手先のスキルで、ウケだけ狙った私は当時、大きな差を見せつけられ勉強し直しました。
顧客がいて同僚、ライバルがいる。そこから切磋琢磨できたことには本当に感謝します。
今でも自分を紹介するときも何枚かのプレゼン資料からはじめます。
もうひとつだけ(少し順列が違うかもしれませんが)
元勤めた大手企業の、現在もCEO勤められるSさんの挨拶。ダイレクションという行事があったのですがその内容はプレゼン資料とはかなり違った話をされます。決算発表などから企業方針や戦略説明をほとんど資料に沿わずエピソートや付加情報が主体の訓示になります。近畿だとかアジアだとかディビジョンによっても内容をかなり変えて喋っていかれるそうです。
演劇やライブのノリ、一過性や一期一会の感覚で、私もこういうのところが大好きです。マニュアル的にプレゼンは資料に沿ってポインターを使いながらと言われますから、全然邪道でトップだからできるアドリブだとも言われます。しかし発表者が資料を棒読み、それもたどたどしく練習不足だったりしたら、そんな聴講をしなくても自分で資料を見てQ&Aでも見ればそれで終わります。
密がダメでテレワーク推奨時代だからこそ、テレビ電話などでも肉声を伝える機会があるならそれも必要かと思っていました。
個性のある意欲的な主張、正直で正しい値の数値や時間の明記、下読み等の点検と練習。
この3点を徹底すれば、『正道』で力はつき、努力は必ず伝わります。

神の降りてくるプレゼン極意

感化を受けた山中教授の著作

連作にするつもりもなかったのですが、昨日↓書き忘れがあったので基本編から僭越な名前ながら今日は「極意」編。
私は何冊か基本のテキストや本でスキル学び、会社時代は本部の教育や企業提案経験のある先輩に指導いただきました。しかし通り一辺の字体、テーマ、字の大きさや起承転結、とかいうのは、基本であり、他のライバルに勝とうとするには当たり前すぎるのです。発表を無難にしたいのならそれでもいいレベルでしょう。成果を得るためにはそれでは足りません。
私がもっとも感銘したのはiPS細胞でノーベル賞を受賞された京大教授の山中伸弥さんの著作です。貧乏な時代に研究費を回してもらうため、手書きのイラストなど手作りで、分かり易いインパクトのある資料を使ったくだりです。山中さんの本の私にとっての肝は、頭の良さでも研究の良しあしだけでもなく、うまいプレゼンがないとiPSもノーベル賞もなかったということです。
多くの場合は、限られた時間で、沢山の競合相手、比較される資料と拮抗し、強い印象を残し勝たないといけないのが発表資料の宿命です。
無難なレベルで小奇麗に仕上がっても、ライバルに数字や言葉ひとつで負けたらそんな資料は1時間かけようが1週間徹夜でも、即ゴミ箱に行きます。
多くの部門が発表する社内の全体会議でも、睡眠を誘うような時間にしても自部門にとってよろしくありません。

「魅力的な謎」の「つかみ」と、印象に残り聴衆が話題にする「オチ」

私は京都出身の典型的なシャイな関西人なので、風貌はあか抜けても、伝統的緊張の中に皮肉なひねりを入れました。終わった後もキーワードが聴衆の話題になり記憶として残る。語り継がれる「オチ」を用意しました。
ミステリマニアなので冒頭部分には、「つかみ」として出オチではなく、「気になる」気持ちを発動させる「魅力的な謎」を盛り込みます。これによって内容にぐいぐいと引き寄せるのです。
そして絶対に主張したい部分へのインパクトには、色から動き、字体、ありとあらゆる拘りに時間をかけました。
自分が聴衆やバイヤー側に立って、面白いと思えなければ勝てる資料、良い資料とは言えません。
私にとって幸いだったのは、そこがウケる環境があり、評価する上司や同僚がいたことと、私がこの面白いものを作ることをすごく面白く楽しい仕事と感じられる人間だったからかもしれません。
だからこそ、ほんの一時期ですが、日本最大手の日用品会社で私はプレゼンの達人、名人、神、伝説と言われました。
芸術家や作家等には夢見てもおいそれとはなれません。でもビジネスマンでプレゼンする立場くらいにはちょっと頑張ればすぐなれます。その中であの発表はいいと思われ信頼され向上するか、毎回資料つくるのに辟易し、イヤイヤやるかは大きな分かれ目です。
そして昨日↓書きましたが、私も面白さは追求しましたが、面白くウケるということは、その情報が広がり影響を与えます。だからこそ嘘はダメです。数字の虚飾や誤魔化し、誤解をリードするようなものはしてはいけないのです。
ここを守らないと「神」は降りてきません。
多くの仕事を、正しく真面目にすることは感じようでつまらなくもあり、面白くもあります。少し頑張って峠を越えると辛かったものが面白い仕事に変わります。

プレゼンの基本:正確に!隠蔽はもちろん誇張や美化もし過ぎない

厚労省HPより2020年5月4日

新型コロナウィルス感染関連でテレビでも毎日、経過がグラフによって表現されます。
上は厚労省のホームページで、実際のHPではクリックやスクロールでいろんなデータがでます。
今日はコロナの話ではなく、一応プレゼンの話。
プレゼンテーションはもうビジネスの場では日本語になってて、視覚伝達みたいな意味ですね。もはや和訳のにする方が難しい。
ちなみにプレゼン資料=パワーポイントと思っておられる方もいますが、パワーポイントはMicrosoft社のソフトの商品名です。電子オルガンをエレクトーン(ヤマハの商品名)で使うようなものでNHKでは当然言いません。
私のプレゼンの経験はわりと古く前世期末Windows95時代からパワーポイントの通信教育を受けました。しかしそれが注目される環境は21世紀に入ってしばらく待たねばなりませんでした。それでも15年以上前、結構インパクトのあるプレゼンで注目され、会社が一気に提案型営業にシフトしたとき仲間とも切磋琢磨して、社内のプレゼン大会で2010年に1位を取りました。
もちろん当時の環境もちがい10年経てば陳腐化しているスキルもあります。ただ最近は学生のパソコン離れや、アンチョコにコピペや定型フォーマットを使う若手が多い。型にはまった者が多く、個性的で主張の強いものが少ない。世代間で差ができ、苦手な人種は世代ごとにもいる複雑な情勢もあります。
そして一番言いたいこと
データは正直に正確なものを使うこと。グラフなどは恣意的に良い時期のものを大きく見せたり、色の印象操作等細かいスキルやテクニックは進化しています。
しかしAという商品とBという商品を消費者は、正確に比べたいのです。クルマ等も燃費やスペックで捏造がありました。クスリや食品、化粧品等も健康や命に係わる誤解を呼びます。
ここは弱いがここが強みということは、多少不安を与えても正確に伝えないといけません。
結局最後コロナに戻りますが、テレビで一番見かけるグラフ。一見分かり易くまとめてはいますが、テレビの場合見ている時間も短いのでまとめ過ぎで良く分からないです。データに虚飾捏造がないことは信じるしかないのですが、解説する側が恣意的に視聴者に伝えたり、面白おかしくしてポイントがズレている場合もあります。
終息に対しての、目標の数値や割合、時期や時間もまったく数字が見えません。
報道もこんな時こそ、当たり前に真実とデータを正確に伝えることが主眼でいいと思います。
ああなったらいい、こうなりそう。等の専門家まがいの予想は解説ではない。混乱と暴走を招くだけです。
時節がらコロナに例えてしまいましたが、企業の不祥事等もこういう捏造の積み重ねは多いです。決算数字などの粉飾が結局企業の体力を奪うのと同じです。
発表の資料、数値は正確に時系列もはっきり、絶対に虚飾はしない。それが正道、プレゼンの基本中の基本です。

マスクにまつわる個人的な話

私の花粉症歴

私は30代くらいからの花粉症早30年近くのキャリアである。一度検査してもらったがスギ、ヒノキともものすごい過敏な反応データを見せられた。どちらかというと早め1月末から2月あたりのスギの早い時期から敏感に目に来るタイプでした。
この頃はクルマで営業に回るので、とにかく怠く眠くなりました。それがまた春眠なのか、気の緩みなのか分からないし、花粉症自体が回りによく理解もされず苦しかったものです。なかなか平成の初め当時だとマスクをしての営業など、風邪かと言われ疎んじられる時代でした。
今年は新型コロナウィルス感染拡大防止の影響で、花粉症の人にはマスク不足という受難はあります。
しかし天下御免でみんながマスクをつける習慣で誰もマスクをつけてることに、何も言わない面では助かります。むしろマスクをつけない接客や会話が責められるので、うっかりマスクを着けずに外出して花粉を吸うということも皆無となり、それはそれで助かっています。
ここへ来て花粉の季節は終わりを迎えましたが、例年は暑くなったこの時期にマスクとはおさらばできたためわからなかった試練が来ました。
猛暑の中マスクを着けつづけ、一日中接客や移動などは、想像以上に暑く蒸れるのです。
しかも薄い使い捨てマスクは品薄のままで、出回っても以前に比べ極端に値上がりしてっ効果です。

日用品ドラッグストア営業経験からのマスク

私は、企業に勤めているころ、化粧品を中心にドラッグストアやホームセンター、GMSなどを取引先にして、日用品も隣接のバイヤー相手でした。後年は化粧品会社が家庭品日用品とくっついたので衛生品、マスクの営業関係とも近いところにいました。
マスクは立体やフィット感、三層構造など、1枚70円程度が高価格帯の商品でした。風邪、ウィルス対策と、やはり花粉症時期の花粉対策で冬から春がピークのシーズン商品でした。いわゆる花粉症薬とセットでドラッグストアではテーマ陳列などがされていました。
安いモノとしては50枚入りで、おそらく1000円は切っているものも多かったでしょう。ホームセンターなどでは700円程度であったような感じで1枚10円前後で三層までいかなくてもそれなりの品質のものが出回っていました。毎日使い捨ててもほぼ1シーズン乗り切れました。
メガネが曇るとか、フィット感息苦しさなどもあり、私は何年か前からウレタン仕様のマスクも愛用していました。花粉は99%遮断し、洗うことができるため何回使え3枚入りで、これで無理しなければ2パックぐらいでシーズン乗り切れました。白もあるのですがなぜかすぐに色がついて汚れて劣化するため黒などの色つきも出回っていました。逆に色が少し落ちてくるのと、黒や派手な色は見た目のインパクトが強すぎました。
今年はこのウレタンでさえ真っ青になるほどの、派手な手造りマスクが横行していますのでそれはそれで面白いです。

マスクインフレが仕掛けられた

マスクの品不足とそれに伴う狂騒は、みなさんも知るところです。ドラッグストア中心に現場の従事者は過酷な状況のようでした。
一時期は毎朝多くの人が行列を成してマスクを求めて、混乱がありました。現在は禁止しています。
国産の電機メーカーはじめ多くの業者が製造の要請を受け、国も布マスクを2枚ずつ配布すると言われましたが頓挫したり、抽選になったり未だ潤沢にはほど遠い状況です。
2020年5月3日現在少しずつ、手製布マスクを含め、入手は可能にはなってきました。しかし今後もう前節で述べた価格に戻ることはなさそうです。
マスクに関しては、どこの誰かとは断定できませんが(ここを書くと政治的裏話になり長くなります)、デフレ傾向から完全に材料も高騰し、不当な中間利益がなくともインフレが実現していったようです。
ドラッグストアもおそらくトップでは了解しあい、現場の人間に不可をかけながら、この閉塞状況の中で売上を大幅に伸ばして臨時手当が出せるほどです。(このあたりに政治的闇はあります)
いわゆる物価水準としてみたならマスクは確実に3倍程度インフレしました。
政治主導のましてや闇の力を借りたようなインフレは決して健全な経済とは言えませんが、デフレ傾向安売り歓迎嗜好に、消費者も流通側も陥っていたことから脱却できたのも間違いではありません。
それまでのドラッグストアは一部中国系バイヤーへの爆買いに追われ、国内客にはチラシ目玉、ポイント何倍、何十%オフセール等、それはそれで複雑で薄利多売で人件費販促費のかかる多店舗出店で競い合うビジネスモデルになっていました。
今回、百貨店や高級ブランドが沈み、ドラッグ、スーパーが上昇し、本格的なインフレではありません。うまく経済がまわるかはこれからのかじ取りです。どこかだけが儲かっていてはまわりません。そこのかじ取りは国民が全体主義に流されず、常に監視しないといけません。
そして中小のメーカーや流通、販売店は本当に生き残る戦略と努力が必要です。それはあくまで原点として、市民、ユーザーであり消費者の嗜好にフィットしたものでないといけません。

マイナンバーカードは今すぐは必要か?

マイナンバーカードについて、漠然とイメージはあっても意外とわかっていない人が多いことに気付きました。
政府に個人情報を管理されたくない、住民基本カードが失敗だった。通知カードとどう違うのか、免許証もっていれば通知カードがあればいい。
今回10万円のコロナ対策の特別定額給付がマイナンバーカードならオンラインで簡単になるとウワサが流れ、役所に結構の人が押し寄せ「密」になってオンラインより危険になってます。
マイナンバの12ケタも重要ではありますが、通知カードそれだけでは役に立ちません。
写真とICチップのついたカードでデータを読み込んで初めて、オンライン操作で申請等が可能です。
現在マイナンバーカードでは、コンビニで住民票や戸籍関係、印鑑証明も取れます。
今後、健康保険証の情報をこのカードに一本にしようという動きもあります。年金手帳も廃止の動きがあり、雇用保険などとともに証明にこのカードが使われると想像されます。
すでに住民基本台帳と個人番号(マイナンバー:通知カードのもの)は結びついており、これ以上政府側が個人情報を統制管理はできません。
税情報などももともと連携しないと提出書類の多くなるものは、漏えいさえなければどしどし一本化すべきでしょう。現在住民票の異動届出すと年金事務所の提出等は不要になっています。
さらに来年3月までカード作成に特典があります。
マイナポイントはキャッシュレス決済を利用した消費者に対して国から付与されるポイントで、申請にはマイナンバーカードとマイキーIDが必要です。 還元率はチャージまたは決済によって25%、上限5,000円分のマイナポイントが支給されることが決まっており、2020年9月から2021年3月末まで期間限定の施策ですが、還元率はすごく高いです。どうやら1回きりの特典でしょうか。
現在14%程度の普及率が一挙にあがりそうです。
しかしここへ来て役所の密も問題になり、窓口対応時間の減っているところもあります。
今回の10万円申請は郵送でも楽に対応できます。混雑をしばらくは避け、ほとぼりが冷めるころに空いた役所の時間を見て作っておくのに損はないです。

働かないでもお金を貰える人が今すべきこと

コロナの影響で緊急事態宣言。これにより仕事を失った人、御客や注文がなくなり商売ができなくなった人。大きく所得が減り、家賃や医療費、学費など最低限の光熱費や食費にさえ困惑している人もおられるでしょう。先行きが見えず蓄えを取り崩しながら不安な人もおられるでしょう。
給付や減免も迅速でフィットしているとは言い難い情勢です。
今は命への脅威、感染の拡大を止めること、生きていくことが最大の課題であり、雇用や所得の細部にまでは支援もいきわたっていません。
自治体や地元の銀行等もいろいろ支援を差し出しています。もともとの失業給付、生活保護等もあります。
何としても希望を捨てず、働けることをあきらめないでください。病院や保健所等の医療関係は顕著ですが、行政や金融の相談、スーパーや宅配等の配達等、激務となり人手が足りないところも出てきています。バランスをとればテレワークできる以外のところは結構忙しい職場にシフトすればとも考えます。
一時的に有給休暇や休業補償等、大手の接客サービス系等を中心に働かないで収入が補償されているところもあります。それはそれで、①働けず収入がない、②収入はあるが激務、③仕事量も収入も通常と変わらない、④働かずに収入が変わらずある、の4つのグループに分かれます。
④が一番楽そうですが、どうなのでしょうか。堕落しそうな危なさがあります。人間は働いてこそ所得を得られるとも言われます。
私の周りにも旅行会社スタッフ、公務員、音楽講師、化粧品美容部員、料理店とそれぞれ①や②や④に入ります。何が良いか悪いかは今の感じ方です。水商売も一括りで休業補償をするのが完全に正しいのかというと疑問な点もあります。元もと水のように不安定な商売を公務員並みに補償しだして、この国の財政が保てるかもですが、本人たちの堕落の可能性もあります。
休んだままお金が入ってくることは決していい面ばかりではありません。早く終息して経済を戻す。本来の勤務、働き方につくことが一番に間違いはないです。
テレワーク、テレビ会議等これからの雇用も働き方も、コロナ終結以降変わってくると思われます。今休んでいる人は雌伏しながら、新しい時代への対応を考えておかねばならないでしょう。ネットでいろいろ学べ本も取り寄せられる時代です。しっかりと社会を守り自分を育てる研鑽をするのが、働かずに収入を得ている人の勤めです。

給付や年金申請書類間違わない

コロナの影響で、給付や社会保険料や税の免除、猶予の申請の機会が増えます。
役所の窓口は『密』になるほど待たされる時もあります。
平日に待ち時間や移動時間もいれると、2時間以上の一仕事で,実際に失業でヒマな人ならともかく、平日に休みにくい人にはとても厄介な仕事です。
また高齢の方や苦手な方になれば、書き損じや間違い、漏れも多く返戻が来たり、期限に間に合わなくなったりします。
行政の窓口も忙しく、何度もやり取りも面倒ですし、電話での問い合わせもつながりにくいし、電話ではポイントが伝わりにくいものです。
お金があれば書士にたのめば間違いはないですが、大部分の庶民にはもったいないお金に感じられます。
最近は書式はネットでダウンロードでき、書き方の例も分かりやすくついています。〇〇書士などの職業がなくなるかと予測される由縁です。
準備される方も増えました。それでもちょっとしたモレや間違いで返戻のケースも散見されます。
よく行政の窓口に来られる方に、『書き方がわからない、確認して欲しい』という方が来られます。電話での問い合わせも多いです。
行政サービスという言葉のもとに、最近は丁寧に教えてくれる市町村職員も増えました。行政省庁、局などにより音声ガイダンス主流のところも多いです。ガイダンスがいやで区役所窓口に来られる方も多くおられました。
ただ障害や90以上の高齢ならともかく、日常生活のできる健常者なら、とくに昨今の状況で不要不急の外出は控えるところです。窓口の対応人員も、感染すると大幅な支障をきたします。
もとより行政への申請は煩雑なものが多いと思われ勝ちですが、かなり分かり易くなっています。
あまりレベルの低い失敗や質問の繰り返しで、たださえ忙しい行政等の窓口や申請処理事務を煩わせないようにしないといけないと思います。
また行政側も広報や宣伝で啓蒙し、マスコミさんも分かり易くポイントを伝えるレッスン的な情報を広げて欲しいです。
経験で言わせてもらいます。
印鑑と記されたところにはスタンプ式(シャチハタ等)以外の朱肉で捺す認印がいります
黒のボールペン、万年筆で書いてください。鉛筆や消せるボールペン(フリクションボールペンは不可です)最近平然と私は失敗しやすいからとか言われる人がいますが不可です。
氏名を書く上にフリガナとあれば必ずフリガナは必要です。これが漏れると基本書類は通りません。気を利かして窓口の方が記入したとしても、読みが違うと口座の振替や振込はアウトです。銀行口座は①銀行コード、店番号、口座番号と②(口座名義人)氏名(フリガナ)の二つが入力などに必須のキーです。どんなに自分で読み易いと思っていても漢字だけではアウト。銀行コード、店名、口座番号とカタカナで口座は入力します。
年金受給などの大事な書類も、難読でなくても必ずフリガナは必要です。平凡な名前でも読み仮名は微妙に違う場合があります。
75歳以上の方などは後期高齢者医療保険等その前の制度からマイナンバーで紐つければ間違いないのですが、複数口座のある人も意外に多くなかなか難しいのでしょうか。70歳過ぎれば口座はシンプルに一本でいいと思います。
銀行が統合される前は、学校は地元のどこどこ信用金庫、郵便局、ローンは都銀、給料は地銀などさまざまなしがらみで何通も口座持ってて、ペイオフでおどされてそのままの方も多いです。いざという時どれだったかとか分からないし、亡くなられた時も大変です。口座維持にも金融機関の証紙や維持費もかかり無駄です。いわゆる終活もかねて65歳くらいからは口座のシンプル化も心がけましょう。
FPや行政書士さん社労士さんなどいろいろと解説しているページもあります。悪質な詐欺も多いのでお年寄りは不安でしょうが、詐欺の手法などもよく出てきていますがマスコミ報道でこういうシンプルな申請の仕方でよくある間違いなどをもっと啓蒙して頂きたいと思います。これらは身につけるべき常識であり、身につけていないと自分が不便、損をします。とくに年をとったり身体が不自由になって、お金が潤沢にないとなかなか誰かがやってくれるものではありません。ワイドショーやドラマ、アニメやゲームだけでなくしっかり常識を身につけましょう。

4月25日【霜止出笛】鐡道はそれでも定時運行する

JR福知山脱線事故から15年

【霜止出苗】(しもやみてなえいずる)七十二候が移りまさにです。霜が降りなくなり、苗が伸びだす時期に入ります。
今日、4月25日は15年前の2005年JR福知山線尼崎での事故がありました。近年の鉄道事故の中でも特に悲惨なもので、被害も大きく、運行者の責任も大きいものでした。
残念ながらコロナの影響で慰霊や語り継ぐイベントが縮小されています。
比較的のどかな地方交通せんだった福知山線が、人口も増え通勤路線として阪急と競合しだし過密ダイヤになったことも原因と言われています。
今年は土曜日で、感染予防で不要不急の移動が抑えられ、当時で考えられないほど乗客の少ない電車が事故現場の前を通っていくのでしょう。それはそれで慰霊なのかわかりませんが、過密ダイヤの必要もないほどの利用で制限速度を守りカーブもゆっくり走っていくことを想像すると、少しだけ癒されるような気がします。
亡くなられた方ご遺族に改めて追悼の意を示し、傷害の残った方、心的後遺症の方のご苦労を思い事故の教訓を長く伝えていきたいです。
阪神間の移動が早くから制限され、今大阪も神戸も閑散としたこの時は、気忙しく『密』の中を移動してきた人々の心を、亡くなった方の魂とともに少し癒やすためにあるのかなとも思います。

鐡道事情の激変

高速鉄道の新幹線の高頻度定時運行は世界的にも有名です。その他の在来線や私鉄でも日本の鐡道早さと正確さに秀で、都市部では満員で多くの乗客を乗せても次々とほぼ大きな遅延なく運行していました。
確かに首都圏や大都市のラッシュアワーは異常な、今でいう『密』でした。
ローカル線しか知らない地方都市から東京に転勤等すると、カルチャーショックに驚き戸惑います。
そんな鉄道、新幹線、あるいは観光地のバスもガラガラの日々が突然来ました。
先日から急用で動いた友人が東海道新幹線のぞみに、指定席でわずか1~2名だったという情報に接しました。
私の地元京都でも、インバウンド需要で満員が続き肝いりで新型車両を増結しようとした特急はるかは減便でも空気を運ぶような感じ。満員でなかなか来ない乗れないだった観光地を結ぶ京都市バスも誰も乗らないので定時運行のためバス停で時間調整するていたらく。
これはこれで街が落ち着いているという見方もありますが、雇用や経営、消費経済としては大きな打撃です。

鐡道の定時運行の意義と宿命

私の鉄道旅のきっかけともなったレイルウェイライター、紀行作家編集者の宮脇俊三さんに『時刻表昭和史』という著書があります。その他の作品にも時々散見されたと思いますが1945年(昭和20年)8月15日の山形県米沢線今泉駅での鉄道の情景が描かれています。
玉音放送が正午に流れた真夏の日。蝉しぐれ。
人々が力を失い茫然とする中の情景。
しかしそれでもなお、鐡道は動いていた。
多くの人が虚脱し、絶望したはずの中、米沢発今泉13時57分坂町行きの列車は、人々を運んでいたということです。
もちろん戦後混乱期、国鉄からみで多くの事件も起こっていますし、JRになっても福知山線の前には信楽高原鐡道の事故など多くの事故はありました。しかし新幹線の死亡事故がないことをはじめ日本の鉄道の事故の少なさと正確な運行は、技術とともに日本人の生真面目な民族性の誇りでもあります。
自動車の発達はあっても公共交通機関の移動が可能なことは、訃報や病気等の急用への対応をはじめ、通勤通学通院の日常の足を支えて社会に安心と安全を与えています。
この緊急事態に臨時列車の減便、これから採算の難しい路線も出てくる可能性はあります。それでも日本は敗戦というどん底からも復興しました。東日本大震災からも常磐線、三陸鉄道も復旧しました。
日本人はやはり優秀です。
しばしこの間は人の少ない列車が走りすぎていくことを、いろんな想いをこめて見つめていたいと思います。

働き方や雇用、賃金体系は根本から変わる時期へ

上級国民とも言われる、国会議員や高給の官僚への非難が、コロナの給付であぶり出されています。
芸術家やアスリート、文化人、マスコミ関係もかなり稼いでいる方はいますが、本人の才能や努力と考えると制度として安定してる公務系の高給取りはこの時期「貰いすぎ」の声が上がります。
とくに国会議員は月給にあたる歳費だけで1200万、賞与で700万、文書通信交通費、事務所経費、秘書給与などであっという間に5000万円の手取り、ちょっとした中小企業なみの利益です。
国家や自治体が赤字なのに人事院勧告で、高い期末手当、勤勉手当が懲戒でもない限り民間でいう賞与が4~5か月は確実にもらえる公務員。しかも月給の高い上位職は傾斜して多くもらえます。強い組合層と賃金体系は連動しているため公務員の管理職、上位職は業績や仕事ぶりに関わらず安寧です。
確かに申請や相談、消防や看護や教育、介護、生活保護のケースワーカーや窓口は激務ですが、そんな現場公務員の半分近くはこの体系の範疇に入らない民間よりも給与の低い非正規です。
今年からの改革で、ようやく賞与が気持ち程度つくかで月給に直すと本当に最低賃金に毛が生えた程度です。
雇用こそ守られていますが、正職員と比べて仕事は変わらないのに厳しい現場です。
ここの格差を同一労働同一賃金 の適用が公務や大企業から強引に始まりました。しかし職能給や年功での賃金格差は圧倒的に大きく、長く同じところに勤めて大して働かず能力も低い人を、後から非正規で入った優秀な人をなかなか追いつけません。
もうひとつの問題は、AIやRPAなどハイテクを使うと、雇用が狭まる恐れがあることです。
今までパートでやっていた仕事はどんどん機械化されます。紙ベースの手入力や手作業はどんどん機械化可能で、本来人間のやる仕事は減っています。
医療現場、介護やヘルパー、生活保護、配送、清掃の現場などどうしても人が行かないといけない仕事にシフトできれば良いのですが、きつい汚い仕事としてなかなか集まりません。
どうせ人は余ります。それなりの賃金でみんなで公務員になり介護や清掃に順番に回らざるを得ないそんな社会が来ると思います。
コロナ以後の働き方は劇的な変化が来るでしょう。

外国人がいなくなった街

緊急事態宣言の街はおよそ普段の半分の人の出入りだそうです。日本に来る外国人は97%減。戦争中か明治維新以前までなみの少なさでしょう。
各国が鎖国状態に近づいています。
とは言え輸出入が止まっているわけではありません。今後自国中心の消費体制をひくなら日本は自給自足できるかが心配ではあります。いくつかオプション契約は持っていそうですが、長引くと日本に辛い情勢も予想されます。
マスクやトイレットペーパーと違い、小麦や大豆、トウモロコシなどは日本だけでは微々たる割合しか作れないです。
スーパーやドラックストアの業績はこの2ケ月良かったらしいですが、とても旅行や飲食、輸出製造業など経済全体をチャラにするものではないでしょう。
しかもこの状況とても1ヶ月で終わらず1年勝負という説もあります。
街だけを考えると静かです。良いも悪いもないのですが、学生も新入社員も少なく超満員ではない電車は心地よいでしょう。
観光地や繁華街で辟易した外国人の言葉やマナーは今はすっかり消えました。
観光産業、運輸等は大打撃ですがそれまでが少しバブルでもありました。
仕事はこれを機会に大きく変わる職種はあります。しかし言い方は語弊もありますが、テレワークの推進などはとうに言われていたことの引導が渡されただけという気もします。AIが発達したら無くなる職種と言われながら、労働者の権利で細々と息づいていたものが朽ちたともいえます。
人類は日本は大きな試練を乗り越え、高いレベルへと登ると信じています。