同姓同名は間違われやすい

 世知辛い世の中と言うか、細かいミスの上げ足を取って前に進まないのが日本のデジタル化です。
 鉄道の運転手の駅通過だとか、運転手が居眠りしてしまったとか、交替のときにいなくて次の列車は発車できないなどは、報道されると重大事故につながると厳しい批判をうけます。鉄道黎明期の昔は「のんきな運転手」とか書かれユーモア記事で笑ってすまされたれました。その後も、高圧的な時もあれ、小さなことでは話題にもならなかった時代はありました。

 戸籍や年金記録などをアナログでやってたら、間違いは頻発するのは自明でしょう。
 人の名前で同姓同名だと間違われる、あるいは結婚して姓が変われば別人とされるのはよくありました。一人に1つの12ケタ番号を振り分けて区別し、管理しないと間違いはザラにあります。
 私の場合だと、姓も名もよくある名前で、漢字にすると名前が少し珍しいぐらいでもFB上で同姓同名が3人ほど検索できます。実際に私は全く同姓同名と人間ドックで同日同時間帯で受診しましたし、子供の頃も歯医者で「史」と「司」の字が違うだけの同年代の子供がいてドキッとしました。誕生日の読み合わせで確認すると区別はできます。しかし、イノウエサトシで音だけのカタカナでいくと、おそらく生年月日も同じ場合は出てきます。最近はキラキラネームも増えていますが、もっと数の多い、山田、田中、鈴木、佐藤の姓でヒロシとかタケシなどとなると、漢字も含めて日本中には同姓同名で誕生日も一緒もありえます。
 年金事務所で仕事をしていた時、実際にそういうトラブル案件はありました。その場合、次に抑えるのは住所です。旧住所も含めて住所の同じ、同姓同名はさすがにあり得ません。
 しかし、まあ人間のやること、マイナンバーが無ければ、姓名と誕生日が会えば本人と思います。
 チャットGPTなどもある面では優れてはいますが、人物のプロフィルを聞くと、同姓の著名人から頓珍漢な回答をします。
 ここでもAIならまだ黎明期と人は笑えるのに、役所や政府がマイナンバーの紐付けを間違うと、この世の終わりのように。それみたことかと騒ぐのは何ともです。
 マイナンバーが無ければ間違いは多いですし、不正な健康保険の使用も多いのです。

マイナンバーカード制度にのぞむこと – 天使の星座 (seizafpkotodama.com)

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください