コイバナ? 仕事のパートナーはスーパーモデル 大阪時代

 本人も日本人離れした体格の大谷翔平選手、奥さんも元アスリートで高身長の美人でした。
あそこまでの体格のお相手だとさすがに150㎝ぐらいの女性だと釣り合わないように思います。
 もちろん、身長差のカップルも世の中にはあります。女性の方が背が高い場合もあります。
 私自身の好みとか言っても始まりませんが、170㎝ちょっとなので、横に並ぶのは160ぐらいまでがやはりいいように思います。今までお付き合いした女性も全て150センチ前半で、まあ平均的な日本人女性か、少し低いぐらいでしょうか。
 時代が移るにしたがい、同じ身長でも足が長くスタイルの良い方が増えだしました。
 初恋をしたような時代、同年代の女性たち昭和の女子は、みんな当たり前に小さく丸っこい感じでしたが、今の女優さんやアナウンサーの人や、大卒の子らは本当に細くてスタイルもいい。
 私はあんまり背が高くてスタイルの良い美人系は苦手で、化粧品会社でもそういう人は「ああキレイだな」ぐらいで全くつき合えるとか思いいたらず、かえって落ち着いてそっけない態度になってしまうようでした。その態度が結構、冷静で安心感を与えて好感を持たれた時があります。
 ある時、大阪で勤務しているとき、当時でいうと伊東美咲さんや武井咲さん、今はキャスターになられた膳場貴子さんのような本当に女優さんやモデルさんのような女性Iさんという方がおられました。私が少しお茶ら気を淹れながら毎月企業対策のプレゼンをするのをとても熱心に聞いておられ、上司を通じてその伊東美咲さん(仮)が「とても楽しみにしている。井上課長(当時)が大好き」と伝わってきました。
 確かに、当時企業としても自主回収白斑の対応もあり厳しい仕事が続いていて、私のプレゼンは一服の癒しだったようです。それでも、男女の「好き」である年齢ではありませんし、お互いに結婚もして子供もいるのでそういう意識は全くありませんでした。
 顧客や部下の対応に北大阪地区を同行して回る機会もあったのですが、気楽に打ち合わせがてら食事にも行き、送って帰るような時もありました。
 しかし、どうも社内では変な噂が立ちました。困ったことに伊東美咲さんは、ビジネスネームこそ変えていないのですが。中学生のお子さんはいらっしゃるものの離婚されて、バツイチのシングルマザーだという話なのです。
 確かにスタイルも良く美しい人ですし、あざとい裏の顔があるとも思えないタイプなのですが、このまま沼に落ちてしまうのは悩むところでした。
 結構多くの男性はこっそりと不倫に入るような会社でしたが、そこはもうちょっと私には無理でした。身長は私と釣り合わないくらい高くはなくて160㎝ぐらいまでですが、やはり私には150㎝ちょっとの平凡なスタイルと容姿のお相手が分相応なのです。
 

年金より減り続ける退職金 大問題

 京都市を財政破綻寸前に追い込んだ門川大作市長だが、今般4期を満了して2億の退職金を貰い悠々退任します。リニア反対で注目され、職業差別発言で辞職した静岡県川勝知事も4期目途中なので1億近い退職金を貰って逃げ切るようです。
 優雅な話、首長は自治体トップで大変な激務だからと一般市民は納得するでしょうか。
確かに4期16年とは言え、世間では15年程度働いて自己都合で辞めれば500~600万がせいぜいの退職金相場です。
 国会議員や総理大臣に比べても、地方首長の退職金は自治体にもよりますが、改革の進んだ大阪など一部除き軒並み高額です。
 これは、戦前まで首長は公選ではなく、中央が任官していた名残を引き継ぎ改革されていないところからきているようです。
 一般の公務員や企業に働く人は大卒で37年働いても、20年前は平均3000万円もらえたものが現在では2000万円程度に落ち込んでいます。川勝氏や門川氏のような年齢で、第二の就職をしたら、1億どころかゼロの場合も多いでしょう。60歳から再就職で退職金制度があったとしても10年勤めてもせいぜい100万にもならないでしょう。よほどオイシイ天下りで、理事や顧問、嘱託に就いても現役37年の2000万を超えるような退職金は民間ではあり得ません。
 しかし、彼らの減額や辞退をアピールしても、多少溜飲が下がっても庶民が貰える退職金が増える訳がないのです。
 前にも書きましたが、春闘の労使協議でベースアップや、ボーナスでは大きく騒がれ注目されますが、この20年間でひそかに退職金規定はどんどん改悪、減額されてきたののです。
 定年後のマネーライフの不安と言われる時代で、年金では足りないことが良く話題になりますが、年金給付の増額は年金財政、少子高齢化の構造で難しいのは誰でもわかるはずです。であれば大企業を中心に、給与や賞与とともに退職金も増額しなければ安心して働けないし、良い人材も集まりません。就職の情報に、給与や賞与、労働時間は書いてあっても退職金は制度ありとしか書かれていません。
 企業にとって負担ではありますが、確定給付企業年金、中小企業退職金共済は法人税非課税です。ここらの充実で若者も含めて働く人の不安を取り除かないと社会は殺伐と暗くなります。比較的若い段階でも、退職金と失業給付でしばらく休んでやリスキリングやリカレントで次の就職に備えられるようにできるのです。

法を順守して選挙制度を現政治家が変えるべき

 派閥のパーティー券を裏金にまわしたり、政治資金収支報告書に届出しなかった問題に端を発し、再発防止を議論する「政治改革に関する特別委員会」が11日衆議院で、12日参議院で設置される見込みです。
 さすがに、この一連の報道は注目はされていますが、一部には氷山の一角とか目くらまし、スケープゴードとも言われ、本質的な変化が来るかは分かりません。国民はしょせん大きな期待も【不満】もなく、アスリートや芸人のゴシップと同じ目で見ている方も多いでしょう。かつて、政治への欲求、不満、選挙権の獲得に必死になり8割以上の選挙率だった時代からすれば、政治は人気の廃れた三文芝居の扱いです。政治家、国会議員は儲かる商売ではなく、使命感だけで成り立つ職業なのに、人一倍お金の執着することから歪みが始まりました。

 新たな法律を作っても守らなければ意味がない。現行の法律でも届け出義務は明記されている。問題が起きるたびに法律を改正しているが、今回の出来事でも法律を作る以前の問題で、順法意識がなく、かつ「知らなかった。秘書に任せていた」との言い訳、責任感のなさに国民は怒っているのです。
 クルマを運転していて、道路交通法違反で「そこが一時停止と知らなった」「時速80キロとは知らなかった」「免許が切れているの知らなった」で違反が許されません。「自動車税」「住民税」「固定資産税」税金や公共料金を支払うのを知らなかったでは通りません。会社法や税法などでは経営者はもっと複雑な法律を知らなかったでといっても、罰せられます。

 政治家というのは巨額ともいえる金銭を歳費や文通日費、政党助成金で税金から元々貰っています。その上パーティで集客しないと、選挙資金が充分でないというのはどこか構造がおかしいのです。自分だって、おかしい苦しいお金が必要だというなら、仮にも政権を担う与党議員なら、お金を集めるよりも、未来のため選挙の構造を変えることです。
 選挙に行って選ばれる人が一掃されたらいい、行かない人が文句言ってもしょうがないと言う人がいます。ただそれでは現実的には政権交代しかも、替わる政党がしっかりした政治家でないといけません。限りなく実現性は乏しく、現実味はありません。
 学者やアナリストにオワコンと言われる国会、選挙制度口惜しいなら、アイデアを今の政治家がアイデアを盗んででも変えていくことです。
 私は議員の歳費や政治資金も、二世議員も全面否定はしません。むしろお金を潤沢に持ち、名門に生まれた人が選挙に勝ちやすいならその人がしっかり政治の舵を切れば良いことです。
 
 国民から選ばれた国会議員が率先してルールを順守する意識改革と、現状を変えていく改革の発想が大事だと考えるのです。与野党の現役政治家の決意と覚悟を促したいところですし、市民もネットの時代ですからどんどん意見を発信すべきです。

書評:柳広司「南風に乗る」 沖縄の昭和史

 リーダビリティには定評のある作家柳広司ですが、やや重いテーマを掘り起こした作品でさすがに読むのには少し時間がかかりました。
 軽い筆致で、痛快でスリリングな戦中のスパイ小説を描いてきた作家が目をつむれない歴史の暗部を社会派的な視点に移行しつつあるところです。
 この物語の主人公は沖縄というキャッチコピーです。

『ジョーカー・ゲーム』シリーズで知られるベストセラー作家が挑む「沖縄が主人公」の物語。沖縄からの風が「真」をはこんでくれる、戦後、日本は二つの国に分断されていた。
本土から切り離され、米軍支配下に取り残された沖縄は「独立」に向けた闘いを開始する。
遠く離れた故郷沖縄に思いを馳せる詩人・山之口貘、“アメリカが最も恐れた男”不屈の政治家・瀬長亀次郎、戦後の東京で私費を投じて米軍支配が続く沖縄との連帯を模索する中野好夫。


 返還までの沖縄の人々を襲った悲劇と苦闘の数々は、未だにやはり本土の人間が過去と割り切れるものではなく、語り継がれるべき近現代史です。
 私は沖縄の戦中、戦後の史実を掘り起こせば、平和世代がリゾート地として遊ぶためだけに沖縄に行くことは何となくためらわれます。

 沖縄の過去と現在をよく知らず、沖縄でたっぷりリゾートを楽しんだ後、日本人はウクライナの戦争になぜもっと主張し、支援しないというイギリスの友人がいました。
 おいおい、日本が主張すべきは、アメリカやイギリスに対してだと言いたくなります。アメリカはとうに世界の警察を辞めました。辞めたというか、化けの皮が剥がれたのです。日本人の中には戦後の占領政策のアメリカ人を紳士と全面的に感謝し親米となっている人も多くいるようですが、沖縄への戦後の「仕打ち」を見ると、アメリカ人は紳士でもなく蛮人です。
 もうベトナム戦争も中東戦争もイラクも飛ばして都合よく正義感になってウクライナウクライナと叫ぶなと反論したくなりました。

 日本の戦後は本当に終わっていないし、本当に独立はしていないのが、基地の偏在する現状と、その土地の背景、沖縄史を紐解けば良く分かります。
 ドキュメンタリー的な小説であり、今50代の柳氏の伝聞取材などの構築、創作もあるでしょう。
それを愛国、右翼系の方が、沖縄人が全て中国とつるんだ左翼のように批判するのもどうだかとは思います。
 基地や日本の中央とつながり、多くの沖縄人も日本のカオスと一体化した今、瀬長の生きた頃の投票率90%だった熱い時代と今では市民の感情も変わってきています。差別ともいえる賃金格差も昔ほどではないでしょう。
 それでも、基地があること、国境近くにある要塞の島であり、日本政府に半ば見捨てられ多くのリスクを背負う宿命の島に抗いながらも、なすすべなく無理やり替えられたことには違いはありません。
 
 柳氏の地の分に、現政権批判のようなところがあり、そのあたりはちょっと不要かなと思います。保守系の神経をあえて逆なでする必要はなく、日本人の愛国心に「親米一辺倒」は少し違うよと訴えれば良いことです。
 瀬長亀次郎については、少し別の視点と表現で、小林よしひろが「ゴーマニズム宣言沖縄論」でも詳しく熱く絶賛して描きあげています。
 沖縄人に関して暴言的な発言をした百田尚樹も、近現代の人物をモデルに小説を書いています。右と左に両極端とも思われがちですが、愛国者、親米保守、右翼といえども瀬長が傑物であることに間違いはないですし、アメリカの占領政策に、日本政府の吉田茂、佐藤栄作らが無力で弱腰だったのも否定はできないでしょう。
 歴史は、書く人の立場によって、右にも左にも動きます。しかし、歴史事実に右も左もありません。百田尚樹にしろ、採り上げる人物がゼロ戦の操縦士だというピックアップの仕方と技巧が右寄りであり、大きな歴史のうねりは変えられません。


 自民党政権が弱まり、日本もまた変化の時代、国際情勢も不透明な現代、沖縄がまた戦争の基地に使われる時期が来そうです。
 

ネット、SNSは怖い 早急で柔軟な法改正と適用必要

 XやMETAなど海外大手含め、SNSを運営する大手企業に対し、不適切な投稿の削除の申請があった場合に迅速な対応や削除基準の公表などを義務付けられるように今月26日にも召集される通常国会に改正案を提出される予定です。
 誹謗中傷や、詐欺広告、暴言など日本は自由放任というか野放し状態に近い感じで、苦労して訴訟を起こしても、時間もかかり海外大手企業は舐めて「屁の河童」のような状態が続いています。
 それでも厳しく規制をすると、発言の自由を奪い、逆に名誉の回復が遅れる場合も遅れます。

 そんな中、先日3日仙台高裁の岡口基一裁判官に対して裁判官弾劾裁判所が罷免判決を宣告しました。裁判官弾劾裁判所は「SNSによる中傷で自殺者も出ている中、悪質性が重い」と、8年ぶりの罷免、SNS起因では初めて同裁判官が法曹資格を失いました。
 女子高校生殺害事件に関してSNSで不適切な投稿を繰り返したということで、これだけを読むと酷い裁判官のようですが、当然犯人への被害者側からの感情やら裁判の判決の量刑だけでは晴らせない義憤のような感情のいら立ちとも想像されます。
 本当のところは分からないのですが、SNSでどこまでというものは難しい問題です。
 少し前では、人気の国際経済学者成田悠輔が、高齢者の老害に対し、「集団自決」「集団切腹」発言が切り取られ、ビールのCMから降板させられました。彼はこんなことは気にもしてなそうですが、その内容は「武士道」葉隠の精神から「やっぱり人間は引き際が重要」「別に物理的な切腹ではなくて、社会的な切腹でもいい。過去の功績を使って居座り続ける人がいろいろなレイヤー(階層)で多すぎるのがこの国の明らかな問題」「消えるべき人に消えてほしいと言い続けられるような状況をもっとつくらないといけないんじゃないか」と決して差別や排除が目的の提案ではなく、こんな発言を切り取ってプレッシャーをかけるようでは、地上波はダメです。
 静岡の川勝知事の県庁での職業差別発言も問題とは言われますが、リニアがらみで風当りも強い中で、かなり長い挨拶の中の切り取りなので、タイミングの速さには違和感を覚えます。『毎日野菜を売ったり、牛の世話をしたり物を作ったりとかと違って、基本的に皆さんは頭脳・知性の高い方たちです』
 その前にも「御殿場コシヒカリ」も問題にされた前科はありますが、今回はリニア開業が静岡の反対で延期が確実になったと発表されたばかりです。
 個人的には、私はどうせやることが決まっているリニアなら早く大阪まで開業させて、生きてるうちに乗りたいので川勝知事の態度は好きではなかったですが、この幕切れはスッキリしません。
 野菜を作るじゃなくて、売るというのも変ですが、牛の世話から、モノ作り全般というのも何だか妙な感じです。工場などの簡単な組み立て作業のようなイメージでしょうか。いずれにせよ、官僚はそれらの一般的な職業よりも知力が求められ、選ばれた優秀な人だから責任を持って頑張れと言いたかったのであり、決して「野菜を売る人」をバカにしているわけではないと思います。そう感じて批判した人の方にむしろ違和感を覚えます。少しわかりにくいかもしれませんが、批判した人こそが、「野菜を売る人」は頭使わない職業で馬鹿にされやすいから、差別的な「同情」をしているのです。
 役人より頭脳・知性が低いなどと言われたら差別だと突き上げるべきだという主張をする人も差別意識は変わりません。こんな発言が誰かのせいで大きく採り上げられて、むしろ傷つく人が増えたのです。
 ネットがない時代、切り取りもない時代には、官庁や企業、学校の式典でこの程度の発言が出ても広がることはなく、傷つく人も多くははずです。実際に「モノ作り」の人、「野菜売る人」「牛の世話人」の本人や家族もこの話を、聞いたところで役人や大学に入る人に比べ「差別」と感じる人はそんなに多くないでしょう。多少口惜しくとも、地頭はいいんだなとか容量よく勉強して公務員になったんだな、今に見てろと思ってもそれほど「職業差別」ではなく、笑い者にされたのでもありません。
 何か、つまらないことに躍起になり、肝心大きな犯罪や搾取には目をつむっているような体制を法律も含めてもっと変えないといけないでしょう。ネットの規制など、国会で法改正してもいたちごっごで変容します。
 「有名人を使った悪質な詐欺」、「ちょっとした発言で炎上してトラウマを産む」、「災害時にフェイク映像で煽ってデマを流してバズって大儲けする」被害に遭う人がいても、大手いわゆる旧GAFAは莫大な儲けと売上をしながらも何の弁償もまともな規制すらしない。立法をもっと、迅速に柔軟に適応しないと、警察など取り締まり裁く行政や司法は法律が無ければ動けないのです。立法、国会がまともでないからこの国はやりたい放題です。裏金の問題も早く終止符を打って、そもそもあんな件があろうとなかろうと、国会の立法機能が粛々と動くようでないとマトモではないのです。

「虎に翼」 寅子にも負けず 社会の変化

 このトシで家で六法を置いて勉強するとは、夢にも思わなかった私の机に今の現実です。朝ドラヒロインに負けずに勉強です。
 先週からの朝ドラ「虎に翼」ではヒロインの母親役石田ゆり子が娘の決意と「時期尚早」との言葉に逆切れし、振袖の替わりに六法を書店で購入する場面があり、今週から伊藤 沙莉演じる寅子が法曹界に進むのでしょうか。
 私自身は、今の時代なので職場でカンタンに六法はじめいろんな書籍を貰ったり、ネットで手に入れられる恵まれた時代です。そして、働く周りの半数は女性であり、昨年卒業した同じ大学の法学部出身という女性もすぐ横にいますし、今年裁判官になったピカピカの判事補、司法試験に受かった司法修習生もやはり半分女性の時代です。
 産休明けの若い女性の裁判官も限られた時間ですが、働いておられます。そういう面では戦前、昭和のはじめ、戦後直ぐぐらいとは時代が変わったとはつくづく思います。
 

 そして、女性の生き方、価値観、ドラマのネタバレになりますが、当初ヒロインの母親は娘が学問に秀で、成績も良く勉強熱心なのはわかっていながら、女性は馬鹿の振りをしてでも、お見合いをして結婚して家に入り子供を作っていかないと幸せになれないと譲らない。失敗すると、とてもみじめになる危険があるからと古い価値観、戒めを押し付けていました。
 

 ただ、一見古い考えにも思えますが、この考えがほぼ絶滅危惧種になった現代、子供を自由にさせ過ぎて育てて、結局は若い世代で仕事も家庭も子育ても十分にできないままの人間が増えているような気がします。人口が右肩上がりの時代では中途半端な人間が多くても良かったのですが、今はそれが少子化、人口減少に直結します。
 女性差別して、優秀な方だけをというと、今の時代はすぐ文句を言われ炎上しますが、女性の中にも、昔のように結婚して子供を産んで家庭を守っていくだけの生き方でいいと思っている人もいるはずです。いろんな職業の女性進出を描く朝ドラ的な考えが、逆に伝統的な考えを差別し追いやり結局は結婚し無い人が増え、少子化にもつながっていくのではとさえ思います。
 女性が能力もあり、ともすれば男性よりも優れている人は多くいます。それでも子供を産んで母親として育てることは女性にしかできないし、それがなくなると人類は減り続けることになります。この大前提を学んで、仕組みとして、産休、育休、保育園や手当があるということを男も女も肝に銘じないといけないのです。
 
 女性が働くこと、自立すること全てが少子化ということではありませんが、何かこのあたりに少子化対策のキーがあるのではとは考えます。

 他に勉強することも多すぎるので、これ以上は他の人、AIにでも考えてもらいましょう。
 
 

永山基準は古い 死刑が重いのか? 

 京アニ放火殺人犯、ALS患者嘱託殺人犯、王将社長殺害事件など京都だけでもさまざまな殺人事件の公判が行われています。
 判決の量刑は裁判官の公正で、精緻な判断によると思いますし、テレビなどで報道されるは主文の一部が切り取られ、被害者遺族や街の人の印象の方が大きく採り上げられるときさえあります。
「死刑」が極刑とされ、その方が被害者家族は少しでも気が晴れるというのは正しいものなのでしょうか。
 死刑を執行してしまうと、冤罪だった場合取り返しがつかないという問題とは別にしても、死刑と無期懲役を比べ、無期懲役だったら軽いからうっぷんが晴れないというのは少し違う気がします。
 無期懲役だと、刑務所で我慢して更生したふりをしていればやがて出所できるんじゃないかという点も間違ってもいますし、そこもちょっと別に考えて被害者に罪を償わせるという点でのみ考えても「死刑」は極刑ではないように思います。
 無期で永遠に毎日罪を償わせ、被害者遺族や社会のために労働、奉仕してもらうことこそ反省であり報いではないかと思うのです。刑務所就労の労賃など知れていますし、その作業の製品など被害者遺族は心情的に欲しくもないかもしれませんが、被害者を忍び加害者の反省で家族が少しでも気が晴れるのは、むしろ「死刑」よりも「無期懲役」ではないかと思うのです。

表題の「永山基準」は

9項目を提示し「それぞれの項目を総合的に考察したとき、刑事責任が極めて重大で、罪と罰の均衡や犯罪予防の観点からもやむを得ない場合には死刑の選択も許される」とする傍論を判示したものです。1983年7月8日に最高裁判所第一小法廷(大橋進裁判長)が連続射殺事件(1968年発生)の加害者である被告人・永山則夫(事件当時19歳少年)に対し、控訴審(東京高等裁判所)の無期懲役判決を破棄して審理を東京高裁へ差し戻す判決(第一次上告審判決・以下「本判決」)を言い渡した際に提示した傍論が由来で、初めての死刑の量的基準と言われています。

1.犯罪の性質
2.犯行の動機
3.犯行態様(特に殺害方法の執拗性、残虐性)
なお本判決では明示されていないが、3. の1つとして「犯行の計画性」も考慮すべき事情とされている.当初から被害者の殺害まで計画していた(計画性が高い)事件の場合、当初は被害者の殺害までは計画していなかった(計画性が低い)事件より死刑が適用される可能性が高いとされるます。
4.結果の重大性(特に殺害された被害者の数)
5.遺族の被害感情
6.社会的影響
7.犯人の年齢
8.前科
9.犯行後の情状
 1人殺したら無期、2人以上なら死刑でその他基準を考慮する、この裁定は現在では、この基準にとられない判例も出てきています。

薬もワクチンも少量の毒、異物にすぎない

 小林製薬の紅麹被害で、薬品メーカーと厚労省、マスコミの不適切な対応が顕在化しました。
 私自身、化粧品や食品も扱っているメーカーにいて厚労省という役所の問題も何となく感じていました。それがコロナとそのワクチンが問題になった時、さまざまな情報を目にして嫌な部分が浮き彫りになりました。
 コロナ禍の病院経営層のボロ儲けや、その後のワクチン推奨問題であぶり出された政治と結びついた医薬品メーカー、医師会らの怪しい構図はまんざら陰謀論でもないでしょう。もちろん、かかりつけのお医者さんにその間にもいろいろお世話にもなりましたし、SNSなどで真摯で歯に衣着せない適切な情報を発信されている医療関係者も多いです。
 それでも、厚労省、医師会、薬品メーカーそしてっマスコミの巧な結託で薬やワクチンに漬けられてお金を貢いでいくのが国民なのです。
 今回の小林製薬の機能食品にしろトクホにしろ、薬でもないサプリの市場を意図的に煽って拡大した政府の責任も多いです。
 日本人は「健康テーマ」大好きですし、健康食品は昔からマルチ販売などでよく騙される人もいました。自分の身体は、安直にサプリや薬に頼らず生活習慣をかえることで改善していくとは、確かに大前提として知られておりそれは間違いではないのです。そこをはしょって、食生活も変えず、適度な運動もしないで、サプリや薬に漬けられれば悪くなるのはこの国では自己責任なのです。
 だいたい身体が「無理しないで」とか、「もういい年なんだから」とサイン出しているのに無理に薬や健康食品で、改善してもどこかに負担がくるのです。
 目薬でもそうです、清涼感ぐらいの安い目薬ならまだしも、アンチエイジングみたいな効果をうたったあんな小さな容量で2000円もするようなものは無駄でもあるし、危険なのです。目も疲れたから、そろそろ休めと言われているのにカンフル打ってどうするのかということです。
 栄養剤もそうですし、メタボ対策の「痩せる」「血圧下げる」「糖や脂肪の吸収抑える」「膝の傷みを改善する」これらみんなほぼペテンで、無駄な出費です。
 薬で痩せるなど、聞いただけで怪しげで危ないです。血圧も、身体が老いて抹消に血液が流れにくいから心臓というポンプが血流をよくしようと圧を高めているのに、それを薬で無理に下げて数字合わせをして、身体にいいはずがないのです。
 これは少し医学薬学を齧った人や、論理思考の理解力があれば分かる話です。
 それでも政治的なうねりで、メタボ、肥満、高血圧で腹囲下げろ、血圧下げろとブラック企業の売上ノルマ粉飾にように、健康とは拮抗する方に厚労省と薬品メーカー、医師会が推し進めるのです。
 マイナンバーカードの啓蒙の一貫に、健康保険証と一体化し病歴や投薬データを他の医療機関でも見られるようにして、薬重複を防ぐとか、いまさらトンデモなことを言っています。薬の重複など今すぐにでも、マイナンバー関係なしで止めさせることです。
 それと生活保護の薬は安くしても無料にはしないで一定の負担を残さないと、これも悪質な患者や医者が薬を過剰にもらい受け、悪い医者は点数を稼いでいるというのは医師の間では公然の有名な話で、厚労省も知って見ぬふりで、その保険料負担は稼いでいる人にかかります。もうバカにするなと嘆きたくなるのがこの国の現実です。
 いらない薬は貰わないし、処方しない。こんな当たり前のことが厳しい国家試験や公務員試験を受かったアタマの良いはずの人間にできないはずがないのに役人や医者の多くはもう一般国民を見ていません。それで社会保険料を上げようだとか不毛の提案をする情けないを通り越します。

 こんな罠みたいなものに嵌ってはいけないので、その隙間に見える矛盾や本音をよく観察し、信頼できる医療関係者の意見を調べるべきところです。健康で長生きしたければ、賢く情報を判断し、良い生活習慣で過ごすことでしょう。

コフレドール生産中止 ブランドメイクの盛衰

 私のいたカネボウ化粧品は4月1日、メイクアップブランド「コフレドール(COFFRET D’OR)」の終了を発表した。朝のニュース番組で大きくコーナーで取り上げられ、それを受け街頭インタビューやSNSでは終了を惜しむ声が多数寄せられ、Xでは発表から半日経ってもブランド名がトレンドにランクインし続けていました。
 すでにシーズンキャンペーンでの宣伝広告は減り、新商品も細々でフェイドアウトの傾向だったので個人的にはこれほど騒がれることに驚きます。
 若い方はさまざまなプチプラなど使っていて、ここで惜別の声を上げるのは少し年代高めかと思います。Xでは「下地が優秀で何本リピートしたかわからない。先週も購入したばかり」「下地で使っていたから今後どうしよう」「チークはずっと“スマイクアップチークス”だったのに」「“スキンシンクロルージュ”の代わりになるものが見つからないよ〜」と、愛用者による嘆きと戸惑いの声が。ドラッグストアのカウンセリングブランドはメイクアップの入り口になることが多く、「高校卒業して親元を離れる時に、母と一緒に選んで最初に買った初めての化粧品が『コフレドール』でした。ありがとう」「社会人になるにあたって母がへ商品一式買ってくれた」など、人生の節目を振り返るユーザーも相次いだと報道もされています。
 マスコミの分析では、
『消費者の低価格志向が顕著になり、1000円前後の商品が売り上げを伸ばす一方、ドラッグストアのボリュームゾーンである2000〜3000円台の中価格帯コスメは苦戦を強いられてきた。そこに韓国コスメやD2Cブランドが台頭し競争は激化。一方、コロナ禍の影響でリベンジ消費や高級志向が高まり、化粧品市場は低価格帯の“プチプラコスメ”と高価格帯の“デパコス”への二極化が進み、中価格帯コスメの存在感は希薄化していた』などとされています。

「コフレドール」は2007年に資生堂「マキアージュ」に対抗して誕生しました。
 今回、花王グループのブランド統廃合と言われていますが、20年ほど前この時も大手化粧品メーカーはブランド乱立で、煩雑になり新規客はとってもブランドは伸びず在庫過剰を招いたため統廃合をはかったのが2メーカーのメガブランドができた背景です。「マキアージュ」は2005年にベースメイクの「プラウディア」とポイントメイクの「ピエヌ」を一気に統合した感じでした。この英断と過去最大級の宣伝費を投じ,モデルには女優の篠原涼子、伊東美咲、蛯原友里、栗山千明の4人を競演させ強力なインパクトで市場を席捲した。この攻勢を食らったライバルメーカーのカネボウ化粧品も、相手を分析し逆襲をかけたのが2年後の「コフレドール」だったのです。
 落ちない口紅でヒットしたポイントメイク「テスティモ」と、ベースメイクの「レビュー」を統合した形で、CMには人数では上回る5人の旬のモデルの競演で対抗したのです。沢尻エリカ、 中谷美紀、常盤貴子、 柴咲コウ、 北川景子と今考えにくいでメンバーでした。
 当時の価格帯が現在よりも1000~1500円程度高いのによく売れていたのが平成半ばなので、そんなに時が経っていないのにここでも時代を感じます。
 個性的な良い商品も出しましたが結局、あくまで資生堂の後追いで、在庫問題なども解決できずカネボウは衰退の時代に向かいました。
 そして、カネボウ化粧品自体がその後、花王に吸収され一つのブランド会社になってしまうわけです。

 現在はリップやチークなどのポイントメイクと、ファンデーションや化粧下地などのベースメイクを取り扱っている。ブランドによると6月から順次生産終了となり、12月末を目処に販売も終了する。

 

明日から新年度となります

 近所の公園や川沿い、学校などのソメイヨシノがまだ咲いていない珍しく遅い桜の開花時期というこの春です。それでも明日から否応なしに4月、新年度です。
 年度が変わっても、あまり影響の無い人もいらっしゃいますが、季節と同じで社会も確実に変化を迎えます。
 学年の同窓たちは、また一つ誕生日毎に年齢を重ねていきます。
 明日の新聞では教員や公務員などの人事異動だけでかなりの掲載があります。民間の企業の入社、異動を含めるとかなりの数の人が新天地、新たな学校、学年、組織に変わるのです。
 私の所属している裁判所で仕事をされている人びとも、裁判官、事務官など全国で入れ替わります。


 社会全般で、公示されている法律の改正、制度や基準も年度で変わるものがあり、ほぼ全ての人に大小影響があります。
 話題になっているところでは労働法で、残業労働時間の業種、職種での暫定猶予が終わり、運転手や建築作業の業界が、人手不足や配達・納期、工期の遅れが懸念される2024年4月問題があります。お医者さんも対象です。すでに対象なのに現実は上限超えでブラックのままという業種、職場もさらに厳しく処分されそうです。
 働く側からはサービス残業、サービス休日出勤が当たり前で、有給も産休も育休も取れなった昭和から見ると隔世の感ですが、それはそれで経営や管理側からは難しい面が多そうです。
 
 年金世代の私などの興味は社会保険ですが、年金も、給付金額が変わるのと、10月に向け厚生年金の小規模事業所でも短期労働者に社会保険加入が義務付けられます。
 これも経営者は負担でしょうし、最終的にはパートの人の年金は負担が減り貰える金額が増えるのでしょうが、大きく増えるものではなさそうです。
 年金を貰いながら働く人のいわゆる在職厚生年金も、支給停止額基準(標準報酬額+年金支給月額)が48万円から50万円に上がります。
 それでも、なかなか就労意欲の境目とは言い難く、高齢者に働いてもらうなら早急に撤廃すべきと思う案件です。

 遅い桜を今年はゆっくり愛でながらも、世知辛い慌ただしい4月になりそうです。