カタールW杯の暗部は日本の未来?     大阪万博の後、札幌冬季五輪、愛知、長野、日本W杯と繰り返されるのか

 私もサッカーファンで、それはそれで、開催されてトップアスリートが競い合うのが見られるなら楽しもうという感じでワールドカップを見ています。あと4試合だけになりました。

 日本に敗れ屈辱の予選リーグ敗退を強いられたドイツチームが、試合前にグラウンド上で手で口をふさいで映った集合写真とともに、「人権問題は譲れない」意志を表現していました。インフラの建設中にインドやバングラデシュなどの外国人労働者およそ6500人が亡くなっています。死因の多くは50度以上にも及ぶ、猛暑の中での長時間労働に伴う水分不足など労働環境だそうです。また建設場の安全性も水準を下回っており、事故で亡くなる方も多かったのに、カタール政府は補償も見舞いもしていないということに対して人権蹂躙、人種差別との声が以前から上がっていたのです。

 今回の開催にあたってインフラに約200,000,000,000ドル(約30兆円)程かけているといいいます。また猛暑の中東で初開催、シーズンの途中という異例ずくめの時期など、カタールから多くのマネーがFIFAやロビー活動に流れているという説が強く、当然この規格外の投資と裏金を使う成金ぶり、片方で低賃金の外国人をこき使うスタンスに批判する声も多いということです。

 おりしも東京五輪の汚職が次々と今になって明るみに出ています。そんな中で札幌への2度目の五輪誘致が一部の反対はありながらも、しれっと進んでいます。

 東京五輪でも、コンパクトにやると言いながら莫大な税金が投入され、不正なお金も流れています。東北被災地の復興五輪との名目も有名無実化しました。

 今、物価高で、防衛費やコロナ関連などで増税や福祉の低減が噂される状況で、これ以上の国庫負担が増えるようなことが、官主体で一方的に進んでいいものでしょうか。マスコミは今回も裏で莫大な利益を得ている電通に仕切られて、W杯ヨイショ、ガンバレニッポン、五輪ヨイショ、スポーツは感動!世論を徹底的に盛り上げます。アスリートは頑張っているとの同情や共感も上手く拡散されます。

 一人一人のアスリートを見れば、冬季五輪もフィギュア、ジャンプ、スピードスケート、カーリング、どれにも応援したい人が私にもいます。しかし、地元有利とか未来のアスリートになる子供に生で見せられるとか言ったところで、是が非でも日本で開催せねばというものではありません。

 冬季の参加国は、サッカーのW杯予選や夏季の五輪よりはるかに少ないウインタースポーツのできる豊かな国に限られます。実は冬季の五輪は立候補都市がないぐらいで、札幌は遠まわしにIOCに押し付けられているようです。何とか今の汚職の件が下火になる来年か再来年に決まるそうです・

 日本は何もかも手を広げ、最新の競技場、宿泊施設などを作り、選手の環境から、放映権まで大金を払い、還元されるその利益は一部の権力者が受け取り、ツケは税金で市民に回るようになっています。ゼネコンや広告代理店、人材派遣会社が儲かれば、景気が良くなりまわりまわって市民が潤うかのようで、実は多くの市民には借金だけが残ります。スポーツの感動や勇気が貰えても、要らない人もいますし、外国で開催しても同じです。

 人口が260万人ほどで、カタール人は30万人しかいないという国の構図は、未来の日本の縮図なのでしょうか。一つの選ぶべき道なのでしょうか。
 そこまで外国人の移民を認めて、支配するのは日本の事情では少し無理があるかもしれません。しかし日本も人口が減り労働できる若者が減ると否応なく、インフラなどの労働にも外国人が今以上に条件付きで必要になるでしょう。

 日本の風俗、習慣、文化を保ち、もちろん治安は維持しながら移民、外国人労働者をどういう風に受け入れていくかは、これからの日本の大きな課題でしょう。
 人口が減り、コンパクトでも国民が幸せな国家を目指す選択肢も当然ありです。日本とサッカーで対戦した中米のコスタリカはそんな感じの小国です。北欧の福祉国家もいろんな面で参考にはなるでしょう。

サッカーを心から楽しむ

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 日本の応援で寝不足の方も多いと思いますが、クライマックスはこれからです。サッカーのワールドカップ、日本は惜しくも敗退しましたが、ベスト8以降の強豪国の対決はワクワクします。外国同士のサッカーのどこが面白いのかと思われる方が、スポーツのキャスターの方にもおられました。スポーツを楽しんでみるということができない方が特に日本人には多いようです。

 もちろん、祖国を必死で応援したり、地元のチームを無我夢中で追いかけ、声を張り上げることは、私もしますし、否定はしません。

 でも、勝つか負けるかに必死になり過ぎて、プロの技とは違うレベルでの姑息な試合は好きではありません。ゲームは楽しんで応援できるものでありたいのです。今回アメリカとイランの代表の試合もありましたが、あまりラフにならずいい試合でした。

 ロシアやウクライナは今回出場していませんが、早く国際舞台に戻ってきて、平和にプレイできる日が来て欲しいです。4年も経つ次回のワールドカップには、参加して欲しいところです。

 サッカーのベスト8、優勝を争うには、日本はまだまだという感じでした。PK戦での負けなので、まかり間違えば勝ってベスト8はあり得たでしょうが、ブラジルには完敗しそうな実力差を感じます。ドイツやスペインにも、何度も勝てる幸運はないでしょうし、イングランドやフランス、アルゼンチン、オランダあたりにもまだ大きな差があります。

 日本が日本がという前に、やはりこれらのチームが戦う方が面白いです。

 私は野球でも大谷やダルビッシュなど日本人メジャーリーガーが引っ込んだ試合もけっこう面白く見ています。

 日本のサッカーには、欧州の一流リーグで野球でいうところの大谷クラスのエース級はいません。メッシやロナウド、ネイマール、エムパべ級のスターができてこそ、日本のサッカーはワンランクアップします。三苫や堂安、久保、浅野クラスは「村神様」というほど見出しにならいません。あと4年で飛躍できるでしょうか、それとももう少し次の世代を待たないといけないのでしょうか。

 野球文化は根強い日本ですが、底辺の裾野は広く、サッカー人口は強国なみですので、今後に期待しつつ、4年に一度の大会の凄さをまずは目に焼き付けましょう。

新幹線から見えた中日球場 名古屋の夜 光と闇

 今は近代的なドームになったプロ野球中日ドラゴンズの本拠地、昭和の時代は長い間、中日球場(ナゴヤ球場)という広告のやたら多い垢抜けないスタジアムでした。新幹線からよく見えました。

 私は入社して8年くらいのまだ若手の時代に名古屋に3年ほど転勤して勤めていました。熱狂的な阪神ファンの多い関西人にとって、名古屋は少し異様な感じでした。地元有力企業との会合、接待で中日の選手とも宴席で一緒になりました。

都合12年ほど中日の監督をする故星野仙一さんが、第一期の青年監督時代で、年上のコーチも平気でぶん殴り徒党を組んで親分風吹かしていました。

 子分になった選手は可愛がられ、のちNHKの解説にもなって大きな閥を作るのですが、大変権力志向の強い,大きいもの強いものにはこびへつらう、したたかな人物との印象でした。

 後に阪神や日本代表の監督も務め、全国区になる星野さんが、ローカルで野球の実力以上にお金に執着し、政治力が強かったことは、名古屋の夜の街でよく聞かれた噺です。

 野球、プロの野球とはウラのある大人の世界だなあと思いました。イチローさんは星野仙一を毛嫌いしていたそうですが、私もこの人は野球観含めて好きになれません。投手を含め、選手をよく潰していますので、楽天時代も優勝はしましたが、この人の功績は評価できないのです。

ドーハワールドカップで見える世界の国

 ドーハの悲劇、約30年を経ての歓喜と騒がれますが、その開催国カタールについて、想像はされてもなかなか実態はイメージできません。お酒も飲めない簡易宿の弾丸ツアーでスタジアムに駆け付けても観光はそれほどできないでしょう。人口250万人で面積は秋田県と同程度、大部分が砂漠の中東の国で、サッカーのワールドカップが開催されるのも驚きでもあります。2004年日本は日本各地のスタジアムで開催し、なおかつ韓国と半分づつの共催、4年後もアメリカ、カナダ、メキシコの共催だと考えるとカタール1国1都市の開催は異例です。

 ワールドカップは世界中の国の代表が集まります。総花的な競技紹介の意味合いの強い五輪や、世界的ではない野球の大会などと違うので、その開催国や対戦国に関しては詳しくピックアップされます。
 30年前のワールドカップ最終予選は、最近と違いホームアンドアウエーではなく、セントラル方式の一都市での集中開催でした。その6ヵ国が、結果勝ち抜けたサウジアラビア、韓国と、イラン、北朝鮮、日本、そして最後に引き分けたフセイン時代のイラクです。

 この最終予選最終戦まで5チームの2位以上の可能性がある大混戦で、最終戦前に首位だった日本が結果的に引き分けで韓国に得失点差で抜かれて3位となるいわゆるドーハの悲劇でした。しかし、イラン、イラク、北朝鮮と何とも濃いメンツがドーハのホテルに泊まっていたものです。

 その当時から、アジア地区のセントラル開催ができる競技会場や宿泊施設を有した国で、オイルマネーで潤った金満なイスラムの王国だったのでしょう。近年は天然ガスにシフトし、OPECは脱退して、メディア支配、観光にも力を入れているようです。

 ドーハの悲劇当時からは、30年経て政治も文化、産業も変化、進歩したでしょうが、イスラムの根本的な教えは変わらないでしょう。スタジアム建設などでの過酷な労働は人権問題として欧州各国からは非難もされました。それでも開催にこぎつけた国力は強靭なものです。

 厳粛なイスラムの戒律の中、ワールドカップを誘致できる、したたかな政治力と財力を持っています。

 国土のほとんどが平地で砂漠、250万の国民の8割がドーハという1都市に住んでいます。カタール人というのは中でも30万人ほどしかいないということで、他の200万人以上が移民、主に所得の低い労働階級になるようです。

 この構成はちょっと日本では想像できないですね。日本の場合、日本人という民族が大多数でアイヌなどの他民族、外国人系、移民の割合は極端に少ないですし、韓国や台湾を併合していた時代でさえ1割強の民族が国家を支配していた姿とは程遠いです。

 いったいカタール人が、どういう風に君主制を維持し、国家体制を護っているのか、参考にはならないまでも知りたいところです。

サッカーの試合を楽しもう

 お金にまつわる話も書きましたが、せっかく世界の強豪の真剣勝負のサッカーがネットも含め全試合見れるワールドカップのこの時期。サッカーファンとして楽しみます。またにわかファンも結果だけではなくサッカーの魅力を、存分に味わい知って欲しいと思います。
 デンマークが敗退してベルギーも苦戦していて、なかなか今大会は読めない勝負が多いです。3試合だけのリーグでは必ずしも強いチームが生き残る訳ではないときがあります。
 たとえまかり間違って日本が勝ち進んでも、優勝することもベスト4とかさえもないので、気楽に勝てば儲けものというくらいで日本戦は観ればいいのです。
 プロスポーツ、勝てばいい、勝ち抜けば良いという考えもありますが。やはりそれ相応の実力がないとそこまでは無理です。世間の評価もついてきません。地元開催の日韓大会で韓国はベスト4になんだかんだでいきましたが、韓国が世界の強豪になったとか、そのサッカーが評価され戦法戦術がトレンドになったわけでもないのです。むしろ黒歴史と揶揄されるレベルです。
 時間稼ぎや、反則すれすれ、面白くないサッカーもたまにありますが、カメルーンとセルビアの3対3のドローの試合など見ごたえありました。ブラジルやクロアチアなど足技のうまい国の試合もやはり面白いです。

 野球や他のスポーツなんかでも、ひいきチームが勝てばいいというファンと、いい試合を観たいというファンに分かれます。
 野球にたとえると、豪速球と豪打の対決を観にいって、敬遠とかバントだったのでは後者のファンは面白くないのと同じです。相撲だと不戦勝とか、肩すかしで優勝が決まってしまうようなものです。

プロのスポーツは観る側にも、面白さを伝えないといけないのです。
 
 

地上波テレビ主流の時代が終わる

 地上波やBSテレビよりも広告の金額でネットが上回ったそうで、テレビ局や広告代理店も時代の変化に凋落を感じているようです。テレビっ子だった私も、スマホやパソコンの時間がテレビ見てる時間をとうに上回っていました。

 年配の方を中心に、ドラマやスポーツ、紅白歌合戦などもまだ視聴はされます。しかしだんだんライブで見ながらもネットでウラ情報やチャットを楽しんだり、ネットで評価を見てから録画を見るとか、ネットは浸食してきています。もう必死に生中継、ライブを追わなくとも、少し遅れての放送でも十分なことは知られだしました。

 これによって、テレビ局の広告を支配していた電通や、多額の受信料で運営していたNHKはぼったくりの殿様商売から転換点を迎えようとしています。

 五輪疑惑で捜査のメスが入った電通の独走も止まるのでしょうか。税金まがいの巻き上げをするNHKもついに方向転換の時は来ています。

 毎回、オリンピックや今も行われるワールドカップの放映権料は、いつの間にか莫大なものになってIOCやFIFAなど金の亡者と、日本の銭ゲバの間で高騰した莫大なお金が動いています。

 今回のサッカーのFIFAワールドカップにしろ前回で600億円あまりだったのが、さらに高騰したと言われています。ジャパン何とかで民放と共同とはいえ大半NHKが払う放映権料は電通が取り仕切り、中抜きしています。しか世界全体でも2000億程度という放映権料、日本だけが莫大な巨額を払い、関連企業から最終的に国民が負担しています。これはオリンピックも同じ構造です。だから放送局は、ネガティブにはならずひたすら、大会の宣伝に走ります。カタールの人種差別、強制労働などの記事は小さく扱われ、にわかサッカーファンを増やす宣伝をドバドバ流します。

 個人的には世界のサッカーを見るのは好きですが、いったいどのくらいの日本人が外国同士のマッチに受信料の2割以上?ものお金が次ぎこまれることに納得できるでしょう。日本代表は予選リーグでたった3試合、万一勝ち上がってもせいぜい4試合というところです。

 受信料に反対している党も一部おられますが、そもそもNHKがあんなに受信料から、お金使って誰も説明すら訊かないのはおかしいところです。

 ネット中心に、電通やNHK、利権スポーツ団体の復権を許さなければ、もう少し世界は明るく健全になりそうなのですが。

 日本にはまだまだ老害的な、政治家、マスコミ、企業、団体があります。ここらあたりが、時代とともに世代交代し、浄化されることを期待します。

ワールドカップサッカー #カタール

 やはり始まるとサッカーの面白さや、最新のトレンドなども気になり見てしまうFIFAワールドカップです。
 ドーハの悲劇の頃は、本当に自分自身も若かったし、サッカーを見る社会の目も違いました。その後、どんどんサッカーの人気も広がり、世界一のスポーツイベントであるという理解も日本でもだいぶ進みました。それによりお金の大きな流れもかわりました。まあそこはここでは目をつむりましょう。
 サッカーのルールやレギュレーションはマイナーチェンジしており、今回もオフサイドを半自動AIが判定するなどメカニカルな進化を遂げています。他スポーツもそうですが、あの判定を待つ微妙な間は賛否でそうですし、結果アディショナルタイムが長くなるのもちょっと違和感もあります。

 中学時代、大会の応援で線審をさせられ。オフサイドやコーナーキックの判定は難しく、よく間違うと怒られそうで緊張しました。

 Jリーグや代表戦などでさえ、明らかな誤審でないにしろ、コーナーキックかゴールキックかの判定の間違いは、よく見ているとざらにあります。人間が瞬時に判定するのですから、間違いがつきもので、スポーツの審判とはそういうものでしょう。文句たらたらでも再開するしかないのが審判への権威です。文句言わずリスタートすると、間違いに気づいた審判はどこかでお返ししてチャラにしてくれるケースもありました。

 サッカーは、ルールそのものは単純ですから、そこからさまざまな戦術が生まれます。国としての、体格などを活かした戦い方もあります。
 個人的には開催国カタールはじめ、イランやオーストラリアも惨敗でしたがアジア勢に頑張って欲しいところで、サウジアラビアが南米の強豪アルゼンチンに勝ちました。そして、日本がドイツに打ち勝つ快挙です。サウジアラビアは国内リーグの選手だけということで、元々身体能力は高い民族ですが,感心します。日本もかつては、外国人帰化の助っ人を擁していましたが、基本は日本人だけになりましたが、所属は欧州リーグがほとんどです。

 世界的には、ヨーロッパの金満リーグが世界のサッカーの中心になりました。南米勢が日韓開催以来16年4大会優勝から遠ざかっているのも寂しいですが、かつて足技を駆使した王国と言われた南米も、今のサッカーの主役ではなくなってきています。身体能力の強い欧州プラスアフリカ移民系の力にが差が出てきています。
 日本がベスト8というのは相当なハードルですが、小さい体格ながらも日本人らしいサッカーでさらなる健闘を祈ります。

#ウォーキング 真剣にやれば1日8000歩で良い

 ウォーキングは気軽にできるし、お金もかからないし、健康にもダイエットにも良いということでしている方は多いです。

 ただ、間違っている方、誤解している方も多いようです。私もそうでした、いくつか、ポイントを整理しましょう。

 徘徊に近いようなうろつき、ただの散歩とウォーキングは違います。GPSなどのスマホなどの機器で歩数がカウントでき、昔の万歩計よりも制度が高いようでも、ただ歩いて、異動している、心拍数や位置情報で類推しても「徘徊」は徘徊です。

 心肺機能を高め、免疫力を高め、自立神経も活発にして、代謝を促進し、睡眠の質も改善する、ダイエットにもつながり、ボケ防止にもなる。ウォーキングはいいことずくめのようにいわれます。それだけにただ歩数を稼げばいいのではないのです。

 観光地やら、いろいろめぐるのに2万歩3万歩とか、自慢する向きもあります。アスリートなら確かにジョグやらランニングで10キロ20キロ走らないといけません。そのあたりで一般の人も1万歩いや2万は必要とかになり、いろんなアプリも歩数を稼げばポイントがつくとかになっています。しかし基本はしっかりした歩き方で、毎日8000歩で十分で、それ以上はいわゆるウォーキングのメリットは頭打ちするようです。

 8000とは言え、一日万歩計をつけていれば通勤などで半分くらいは行く人ものではにでしょうか。大事なのは姿勢を正し、腕を良く降り歩幅をしっかりとって歩くことです。この8000歩はやや早歩きで少し汗をかき息も荒くなる程度にすれば、本当のウォーキングでとても良い運動です。

 朝のウォーキングをされる方も多いようですが、しっかり準備運動をとりできれば朝食後、最低でも水分は良く取ってからでないと、循環器系によくないそうです。

 まあそれ以上が難しく考えず歩くことです。私の場合、鉄道の廃線跡とか、ホーロー看板とか史跡遺跡探しのぶらぶらの散策が多いのですが。その合間のまっすぐ歩くだけの時は、意識してしっかりしたウォーキングをするようにしています。

 脚がしっかりしていると、基本自由のどこでもいけます。見慣れて飽きた景色でない方が楽しいので、ジムや施設の中よりは外がいいはずです。外を歩けるうちに脚を鍛えて、老化を防いでおくのは健康寿命にとって大事です。

日本人はスポーツを楽しむのが好きではない

 前にも野球とベースボールの話は書いたけど、今度ワールドカップが始まるがサッカーも日本人のサッカーの応援や観戦は今一つ楽しくなさそうです。他のスポーツのOB解説の中に平然と日本以外の対戦は見ないという人もいます。しかし世界の一流同志の、国のプライドをかけ最新の戦術で戦うサッカーは面白いはずなのですが、どうも一般的には何かリードする煽りが必要なようです。

 知っている人が面白いルールや戦術、選手同士や対戦相手との因縁などは、知らないと楽しめないし、深いほど面白いのですが、深すぎると一般に伝わらないのです。

 前に大谷翔平はスゴイけど、今の二刀流の記録だけを切り取って騒ぐのはおかしいという風な趣旨も書いた。素直に喜べばとの意見もわかるのだが、多くの人はMLBを愉しまず大谷の活躍のハイライトしか見ない。
 国内での優勝、最年少記録、最多記録、海外での日本人の活躍、注目するのはこれが主でスポーツのプレイ自体を楽しまない。
 これではもったいないというか。個人競技ではないので、少なくともチームは見ないと失礼な話でです。投手の記録と打者の記録を合わせて図る本来前例がない比べるものでさえない。二刀流も無理くりの記録で、その日米通算などもっとおかしい記録でしかない。

 日本人が活躍すれば何でもいいのかと思います。もう少し競技の本質を見て楽しむよう、大谷の報道も変えて欲しいものです・
 個人的には、将棋界の藤井聡太さんの最年少記録で、ふだん将棋とは無縁で棋譜読めない将棋ほとんど知らない人が騒ぐのと同じで、マスコミが報道を煽るから、そんなスゴイことなのかというので一喜一憂するのでしょう。
 言い方は悪いですが、最年少ということと将棋そのものは関係ありません。そのタイトル戦がどういう相手でどういう戦術で攻防があったかを報じず、ただ若年記録が更新されることがニュースとは思えないのです。
 あまり批判すると、論旨と違うところで嫌われるので、翻ってNPBの応援の板を見てると、もう高校野球はみんながよく見ています。都市対抗ではなく高校野球とJリーグが日本のフランチャイズなのです。
 やはり高校野球の戦術や敢闘精神、一度負ければ終わり、3年で終わる哀切みたいなのが心情に沁みるのでしょう。それはそれで、やはり面白いなあと思います。東北勢の健闘、大阪桐蔭の番狂わせの敗退、近江と高松商の激闘など、すべて良かったと思います。みんな必死ですから、それは、ちょっとプロとはまた違う美しさがあるのです。

 Jリーグは入れ替えがあり、NPBは入れ替えがない。一発勝負の必死さはリーグ戦で興行的に伝えるのは、優勝マジックとか、プレイオフやら降格条件の分かるリーグの戦績表が必要です。じゃあ、優勝やプレイオフ、個人記録の絡まないチームに何も興行的価値がないのかというと、そんなことはないはずです。
 プレイそのものを見ることを楽しむことです。
 そこがなかなか日本人は理解できない。昔職業野球といわれた,王長嶋のスターが出るまで人気が無くプロ野球が嫌われ、大学やノンプロが潔いとされたのは、興行的な消化試合じゃないかという意識があるのでしょうか。

 その面では多かれ少なかれ、プロレスや大相撲はエンタティメントを意識して進化した興行です。

 ひと昔前は、内容はともかく最後に 力道山などのスターが出てきて勝てば良い時代で、その中身は問われなかったのです。今は背景は複雑です。

 野球もNPBでさえようやく球数制限、分業、休養日など理解が進んでも、未だに人気のあるのは過去鉄拳制裁やパワハラで選手を潰して短期的成果を上げた時代の指導者だったりします。

 メジャーはとにかくボールを遠くに飛ばすフライボール革命が、主流で日本の野球とは違い、初めて球場を訪れるファンに分かりやすく変わってきています。その方が誰にも分かりやすく、強く、派手で面白いからです。大谷や村上はその点でメジャーに近い選手です。

 勝つか負けるかのガチンコは、勝てばいいという身勝手な社会教育になりかねない面もあります。実際イチロー、野茂、大谷も村上も甲子園で優勝したわけではありません。パーフェクト投手のロッテ佐々木も甲子園出場前に温存されていました。

 スポーツを観る楽しみを、もっと報道や先駆は伝え、ルールや規定、戦術も柔軟に変えていくべきです。またファンは、深い部分を愉しむところを見出すことに力を注いで欲しいです。

 

いよいよワールドカップ        サッカー少し昔話

 サッカーのワールドカップが今月開幕します。代表メンバーの発表が先日ありました。
「大迫ハンパない」と言われ、一時代を担った大迫勇也が代表落ちでまた時代の流れを感じるますが、長友佑都が36歳で4大会目の出場ですから頑張っています、4大会というと単純に20年近くトップにいるのですからスゴイものです。
 代表落ちの話でいうと、日本が初めてワールドカップに出場した1998年に、最終選考でキングカズ三浦知良が涙をのんだ会見が今でも思い起こされます。カズから、中田英寿、本田圭佑らの時代を経て、あれ以降毎回ワールドカップには出ている日本ですが、カズが牽引してJリーグとともに日本でサッカーがメジャーな人気になったことは間違いないです。

 そのカズが55歳で下部リーグのJFLながら現役を続けていることは驚異です。

 直前で落選したフランスの4年前、アメリカ大会の予選で出場決定かと思われた最終試合のイラク戦で、土壇場ロスタイムで追いつかれ引き分けで涙をのみ、ラモス、柱谷、中山、森保(現代表監督)らとともに倒れこんだ「ドーハの悲劇」がありました。そのカタール、ドーハで今月開かれるワールドカップです。

 このドーハの悲劇がJリーグの始まった1993年の10月28日ですから29年前になります。

 Jリーグ開始当時は、リーグ戦なのに延長ありのPK戦という、今では考えにくい独自ルールでやっていたり、前後期制プレイオフの時代もありました。

 ドーハの悲劇でロスタイムの失点と書きましたが、まだロスタイムが分からない世代はいないかと思いますが今はあまり使われません。そのうち完全死後になるかもしれません。インジュリータイムとも言われた時代を経て今はアディショナルタイムです。日本語は発音しにくいとか長い言葉を、スポーツでも適当な和製英語にしてしまいますが、ロスタイムも日本だけの言葉でした。TOEICテストなどでADD(付け加える)とかINJURY(負傷)という動詞はあるレベルでよく出ます。ロスよりもポジティブな表現です。


 そういえば初めて日本がワールドカップ出場を決めた、マレーシアでのイランとの第3代表決定戦「ジョホールバルの歓喜」も、今のルールでは廃止された、延長Vゴール、ゴールデンゴール方式で岡野雅行がシュートを決めた時点で、勝利が決まり岡田監督はじめ全員が抱き合って喜びあっていました。日本中が初出場に沸いたのですが、このⅤゴールの光景は現在ではあり得なくなり、試合時間は終了まで行われ相手に追いつくチャンスは今ならあります。

 あれから30年、私の中学とかで見始めた時代からだと50年近くで、リーグの人気も戦術などのスタイルもどんどん変わり、ヨーロッパにとんでもない強豪でお金持ちのクラブが台頭して、ワールドカップや日本代表の意味合いも少し変わってはきています。

 最近の戦術などはもう、子供の方が詳しいようになりました。何せ、ロスタイムどころか、クロスを「センタリング」と呼んでいた時代の人間ですから。
 ただサッカーのルールそのものはラグビーやバレーほど変わっていません。ゴールキーパーがバックパスで手を使えなくなったり、キーパーチャージの反則がなくなったり、攻撃面を有利にさせスピーディな試合にさせる若干の変更のみです。

 試合というよりリーグ戦のレギュレーションとして、勝ち点のリーグ戦では引き分けを1として勝利を2から3として引き分け狙いを防ぎ、攻撃的なスポーツにさせたのです。これは1990年代以前、イタリアとかのとにかく守り切る面白くないサッカーで人気が低迷したことからです。この変革からもう一度サッカーが世界で超メジャーなスポーツに発展します。

 ワールドカップが世界中の注目を浴びる屈指のスポーツの大会であることに間違いはありません。