大谷ホームラン王!

 大谷翔平が、MLBでのホームラン王を確定しました。それまでにも開拓者ともいえる野茂英雄の奪三振王や、イチローの最多安打や首位打者というタイトルはありました。しかし日本のホームラン王だった松井秀喜をもってしても、ワールドシリーズで活躍はできても勝負強い中距離打者が精いっぱいだった本塁打部門で、日本人として独走してタイトルを取り、なおかつ投手としても二けた勝っているのですから、アッパレです。

 今年は春先のWBCから率先して出場していました、大きな契約もしていますが、それ以上にケガや負傷を恐れない二刀流の大車輪で、朝の日本のテレビを席捲し、憂鬱な社会に清涼感を与えていました。
 日本のプロ野球、NPBはメジャーに追いついたのかというと、日本人選手はメジャーで沢山活躍しましたが、サッカーと似たような傾向で国内リーグのトップ選手が流失という現象に直面しています。
 阪神とオリックスの優勝で関西はそれなりに盛り上がるものの、老舗巨人の凋落、常勝ソフトバンクも優勝から遠く、かねてから金で選手を集め、3軍や4軍まで作り育成体制もありはずの名門が苦戦しています。
 生え抜きのベテラン大金をかけて呼んだFA選手や外国人が、その通り働かない計算違いもありますが、活躍の場を奪われたり、好調時に良い打順で使ってもらえないなど、選手層の厚みが強さに直結しない面が顕著です。
 2軍や3軍でも、アマでは一流だった選手の選りすぐりで、1軍といい勝負をするかもしれません。常打ち球場が無い地方でも野球は人気が根強いですから、こういった選手中心に空白の地方に1球団ずつ作れば、人気も実力も、憧れる子供らも増えるのではと思います。逆に野球を経験した人なら分かるでしょうが、才能があってもレギュラーになれずずっとメンバーが決まっていて使ってもらえないなら、他のスポーツへ行ってしまいます。
 巨人を中心に既得権の強い保守的なNPBの新規参入、チーム数拡大はかなり難しい構造ですが、改革がないと日本の野球の存在は、だんだん子供の憧れから乖離します。相撲や古典芸能にょうに、ごくマニアック的な年配だけのものになりかねません。大谷翔平が今見せた、憧れへの道をしっかり作るのが野球関係者の責務でしょう。

時期がらよく閲覧されるラグビーネタ

 ラグビーとサッカーをやる国や人種の層を比較した言葉を2019年に書いたブログが、W杯ラグビー開催のおかげでまた今少しバズっています。
 当時と状況は違うのと、あまり人種差別的な言いまわしはますます難しくなっているなあとも感じます。
 以前は、広告を張り付けていたのですが、期限切れたリンクも切っておく必要も生じました。

 ラグビーは、確かにルールを知り、戦略までわかるとスコアの動きも面白いのですが、やはりある程度リテラシーのベースがないと観戦もプレイも難しいのではと思います。
 あと女子や、少年がやるにはもう少し少ない人数、狭いコートでできないかとも思います。それではラグビーの醍醐味がと言われそうですが、あの楕円球が不規則に撥ねるギャンブリングへの対応の面白さ、キックでゴールを狙う精度を競う部分なんかは、広いグラウンドや巨躯ぞろいでなくとも、フットサルのような気軽な感じで楽しめるのがいいかもしれないです。

紳士がやる野蛮なスポーツ:ラグビーW杯 – 天使の星座 (seizafpkotodama.com)

阪神優勝 プロ野球のファンサービスとは

©ベースボールコランテッド

 どうしても関西は野球一色の夜でしょうか。
 パ・リーファンの私はやや醒めて見ていますが、阪神優勝リスペクトします。まさにあれよあれよという間に2位に13ゲームも差をつけていました。今年は2年連続優勝していたヤクルトが大コケで、それでもDeNAが来るかと思いましたがそれも失速、広島は気を吐きましたが優勝するまでの選手層でもなく、消去法的に阪神が独走したように見えました。
 岡田監督は、私の2歳年上ですが、随分皺だらけの顔です。こんなおじいちゃんで大丈夫かと言われてましたが、基本に忠実で厳しく,前矢野監督のやっていた起用や慣習を排して、確かに古い野球観でしたが、勝負に徹して、成果を出しました。
 主力など、起用や戦術の是非は置いておいて、矢野監督時代のホームランを打った選手に金メダルをかけるパフォーマンスや、負けても整列して応援したファンにお辞儀するファンサービスも止めました。愛想がないようですが、そんなことをしている間に野球に集中して考えろということです。
 メジャーリーグでは、大谷翔平のエンゼルスがホームランを打った打者に日本の兜をかぶせるパフォーマンスが受けています。兜には日本のスポンサーもついているでしょう。メジャー帰りの監督の中には、負けた試合後ビジターでもファンの感謝のお辞儀をするチームもあります。
 これをやったから、やめたから絶対勝てるかというものはないのですが、球場まで来てくれるファンに対して、何がサービスかの問題でしょう。
 プロの興行なので、ショー的要素、楽しさ、面白さは必要不可欠です。勝てばいいといっても、相手があるので勝つか負けるか、どんなチームでも4割ぐらいは負けるのです。
 素人にはまねのできない剛速球やそれを打ち返す打力、走力、華麗な守備。グランド上でのプレイでファンを悦ばせ、引き込むのが基本です。
 日本のプロ野球はメジャーに比べ試合時間が長ったらしい。野球の9回って、そもそも3時間半もかからないし、そんなに深夜まで何万人も観戦は難しいでしょう。ピッチクロックでメジャーのように、投球間隔を縮める案とかでていますが、投手交代や牽制球、攻守交替の時間などメジャーやアマ野球に比べ改善の余地はありそうです。
 テレビ中継のCMの挿入や、ビールの売り上げのために改革が進まないという説もあります。もしそうなら、ファンサービス以前、球場に足を運ぶ人、テレビで見る人に顧客満足の本質を考えないと、今後他のスポーツにますますシェアを取られていきます。

甲子園様変わりするか

 夏甲子園、全国高校野球大会が終わりました。長髪が許される学校が優勝し、暑さに対してドーム開催や真夏を避ければとかの議論がされたりして、長い高校野球もターニングポイントでしょうか。
 延長18回再試合制が改革されたり、マイナーには少しずつ改革もされていますが、年配の方を中心に根強い人気を誇り、あまり大きな変革はなさそうです。
 ベースボールというスポーツの延長線上、その頂点にはMLBがあり、日本のプロ野球もあります。甲子園に進み、さらに選りすぐりがプロ、そしてメジャーへとサクセスストーリーはあり夢が続く構造にはなっています。
 サッカー、バスケを除けば、他のスポーツはせいぜい4年に一度の五輪が名誉で注目を集めるぐらいで、学生時代以上に華々しく見られ、かつお金が稼げるスポーツは少ないでしょう。
 それでも少子高齢化で、競技人口は減少し、優れた子供が野球をやる数も割合も減っています。昔のように、坊主になり、シゴキで鍛えてというのでは、優秀な子供が入らないのでしょう。
 戦前戦中の高校野球事情を書いた本を読んだことがありますが、本格的なプロ野球がない時代に、高校野球は地元の数少ない娯楽であり、郷土の誇りであり、今以上の人気で名門校同志の対決は注目されていたようです。優秀な生徒もどんどん集まり、考えられないほどハードな練習をしていたようです。少々脱落しようが、選手は掃いて捨てるほど集まってきたようです。
 日本の野球は、輸入されてから、一番人気のあるスポーツになり、独自の人気で発展しました。
 高校野球もプロ野球も、やや歪な形で、伝統と人気が続いています。その歪さの中で、改革が進まないと、そろそろその地位は危ないのでしょう。

女子サッカー

 女子ワールドカップサッカーをまさに今やっていて、準々決勝で惜しくもなでしこJAPANは敗退しました。一時期、世界一となり、国民栄誉賞までとってなでしこブームを巻き起こした日本の女子サッカーですが、人気や観客動員は男子に大きく及びません。放映権が男子と独立し、高騰した影響でテレビ放映が危ぶまれていたくらいで、日本の女子サッカーの基盤はゆらぎ,厳しいものになっています。
 今回の代表チームも危機感も持ち、良く練習していいプレイを見せましたが、優勝には届かず残念でした。しかし、優勝をしても一過性な盛り上がりで、定着した人気を日本で得るのは難しいような気はします。
 私は個人的に思うところで、身も蓋もない話ですが、女子のサッカーって正直見てて面白くありません。女子のスポーツで見て面白いものは他にいくつもある中でサッカーは女子に合ってないないのです。
 ナショナリズムで日本代表と聞くとあまりルールや戦術、技術面分からないスポーツでも盛り上がれる人は、それなりなのでしょうが、結局そういう人気では、普段の国内リーグや外国同士の戦いなどはもちろん不人気で、底辺の拡大につながらないのです。とくに私は大昔のサッカー少年だっただけに女子のサッカーって、頑張ってはいるものの、迫力にも欠けるし、技術も今一つで何となくバウンドしたシュートが入って得点だけそこそこ入るという感じでスタジアムでお金出して見たいと思いません。日本が体格差で外国に圧倒されるのもそうですが、そもそも男性と同じサイズのピッチでは大きく見劣りするのです。
 女性らしいというプレイスタイルはないとは言いませんし、男子にない動きもありますが、正直なところ高校生ぐらいの男子のサッカーに比べても劣る点の方が多いのです。
 これは女子のプロ野球でも同じです。広すぎるフィールドに対し、パワーやスピードが足りないのです。
 FIFAは、女性のサッカーをこれからも人気が伸びると見て、男子との抱き合わせをやめ単独で放映権をしかも3億ドル目標まで引き上げて、盛り上げようとしています。日本はそのお得意さんのようでしたが、さすがに民放連も今の女子人気では買えずで、放映ナシ寸前でNHKが買わされたのか、買い叩いたのかだそうです。
 アメリカでも人気低迷の女子サッカーを世界的に盛り上げるには、私は今さらながら根本的なルールなど、競技そのものの見直しが必要かと思います。女子で野球よりソフトボールが人気もあり競技人口もそれなりなように、女子のサッカーは男子のサッカーとフットサルの中間ぐらいのフィールドにして、人数、時間、ルールも再考します。動く範囲が小さい方が女性の細かなプレイが映えて人気も出やすいでしょう。
 プロリーグ結成して大会場を借りて1000人平均では話にならない状況です。あえて男性と同じに拘らず、スポーツとして革命的に進化させる方法を考えればと思います。

WBCでかえって色褪せた日本のオールスター #プロ野球

 WBCや毎朝のように大谷や吉田らが活躍するメジャーに比べて、日本のプロ野球のオールスターはやや地味に2日間で行われました。
 私らの子供時代は、王、長嶋がいたG黄金期で、その後パ・リーグがガチンコに強い時代、江夏の9連続奪三振やら、江川、清原、野茂、松坂、松井らさまざまなスターが集う夢の球宴でした。今は地上波も完全中継でなく、BSやネット配信にリレーする、国民行事ではなく、マニアックなファン向けになってきました。
 2014年以降、主催する日本野球機構(NPB)は、新型コロナウイルス感染拡大で中止となった2020年を除き、4日間で2試合開催を続けています。
 この日程にも、出場監督から前後のレギュラーシーズンからのインターバルでのスケジュールがきつく「どう考えても、ケガ離脱を誘発することにもなる。4日間で2試合開催はおかしいと思う」オールスターの収益はNPBが持っていくため、NPBが最小限の諸経費で開催したい思惑で過密日程の理由は明白です。
 昔は土日と、火曜日の3試合でしたが、公式戦が130試合前後でした、今は143試合と増えCSもはさまり試合数も多くキツイところです。交流戦があることで、夢の対決という感じはなくなりましたし、選抜チームということではWBCの日本代表があり、佐々木などもいますが比べると地味で小粒の感は否めません。
 和気あいあいと、選手たちが楽しんでいる感じはかつては感じられなかったエキジビションらしさです。昔は特に、普段脚光を浴びないパ・リーグの主力はガチンコでG中心のセリーグに挑んでいました。選手も普段試合する他球団との球種などの戦術面では秘匿して、捕手起用は気を使い、難しいくらいでした。今は選手たちの野球に対する姿勢も変わってきているようです。よく他球団の選手と技術や情報を交換している話が伝わります。
 エキジビションだとは言え、オールスターの方がテンポが良いのは、印象が良いです。なぜ普段の試合はあんなに長いのか、メジャーを見ていると日本の野球のつまらなさは長すぎる試合時間と間です。
 投球間隔や、投手交代ももっとテンポよくすること、序盤でバントかどうかとかで、サインの確認や牽制なども止めとけば早いと思います。バントなんかは高校野球までにして、大谷のお様な豪速球でも、下位打者でさえホームランを打つ、または三振、ダブルプレイかで進むようなメジャー流の野球にしていかないといけないのです。
 このままでは、日本のプロ野球はライブを追っかけるようなコアなファンだけの集いになります。
 野球は戦術や技術など、面白い面も多く、日本人に合っています、それだけにつまらない利権から離れないと衰退が止まらないでしょう。

1986年広島市民球場 北別府学さん追悼

 私は転勤で若手時代、最初に行った地方が広島県でした。接待や支援スポンサーの立場で野球観戦には行かせてもらいました。
 この年、地元テレビ局で北別府さん、高橋義彦さんとナマですれ違いました。
 1986年は前年優勝の阪神タイガースに対して広島カープもエース北別府、抑え津田を擁して激しい優勝争いをしました。
 昨日若くして白血病ということで、訃報に接した北別府さんそして、抑えだった津田恒美も難病水頭症でかなり前に30代で亡くなっています。
 この二人が、バース、掛布、阪神現監督岡田のクリーンナップと対決し、かたや広島の攻撃陣は高橋義彦が1番で、山本浩二、衣笠がしぶとく返すという昭和の名勝負でした。
 阪神が前年、勢いで優勝はしたものの絶対エースのいない投手陣は層は薄く、北別府さん中心のカープがバランスの取れたチームで優位に立ちました。ペナントレース終盤は阪神が脱落し、原、クロマテイ、江川卓らのいた読売と熾烈な優勝争いとなり、カープが勝ち切りました。
 今よりもメジャーとの距離は遠く、球速も遅く、スタンドは帽子程度でユニフォーム着てるのは応援団長ぐらいの時代ですが、当時から広島の野球ファンの郷土球団愛は強かったです。
 今はフランチャイズ球団ビジネスが成功し、カープ女子はじめ全国にも人気がありますが、その原点はカープを支える地元の野球熱です。たとえば大阪でももちろん阪神の話題からとか、名古屋ならドラゴンズというのもありますが、広島でのカープというと何か違うもう溶け込んだ一体感の愛のようなものがあります。
 長年弱かったし、貧乏だったのもあるので、絶対勝たなきゃという感じが少ないというのか、負けて悔しくないことはないのですが、負けても愛というのが強い感じが全面に出るのがカープファンです。
 ちなみにこの年の日本シリーズで3勝1引き分けから4連敗して西武ライオンズに日本一をさらわれ、秋山のホームランバク転パフォーマンスには、広島ファンは根深く怒っていました。
 その後、40年を経て広島の街も変わり、球場も移転しましたが、あのアナログなスコアボードに独特の文字で書かれた市民球場は懐かしいです。盛り場の近い繁華街にある珍しい立地の球場でした。
 カープやプロ野球の古き良き時代でした。

女性アスリートへの性被害

 昨日の性被害は大きく報道された有名な加害者の事件で、一般の女性の被害ですが、今日は日常的にどこにでも未だにあるアスリートの性被害のことです。女性アスリートの被害というものは、5割以上の女性が経験し、ほぼ泣き寝入りです。いろんなパターンで幅広くもっと深刻な問題のように思えます。
 加害者になるのは、およそ2つのパターンで男性指導者を中心とした練習などの場面と、もう一つは盗撮などの犯罪行為をする、カメラを持った観客たちによるものでもあります。

 元々、昨今は女子の身体の美しさを競うような競技もあり、また競技に注目を浴びるようにするため、あえて女性の肌の露出の多いユニフォームにしている者もあり、競技団体自体がセクハラという感じもあります。イスラムの国では考えられないような競技が国際的にも広がっています。
 私の中学時代、同級生の陸上競技をやっている女子と付き合っていましたが、一度応援にもいきました。当時は陸上競技本当に地味な感じで、サッカーや野球が伝統の中でもかっこよくなっているときに、ユニフォームはダサいものでした。
 今の女子陸上は、とんでもなく薄く、お腹の出たユニフォームで裸に近いような感じでジャンプしたりして驚きます。
 ビーチバレーなんかは、元々水着の大きさに規定があり、露出自体が前提となっています。
陸上や体操などのアスリートもそうですが、露出に対して悩みも多いようです。
 私も元勤めた会社の、大卒女子社員でビーチバレーのトップランクの少し下ぐらいの選手で競技をやりながら仕事をこなしている子がいました。
 知る人知るという感じで、職場では地味に働いていました。さわやかなキレイな人でしたが日焼けの感じや体形でアスリートなのはパッと見て分かるのですが「ビーチ」の選手ということは隠していました。大会を宣伝する訳でもなく、見に来ないで欲しいという思いらしかったです。普段はスーツなどを着てビジネスをしている部下が、休日に布面積の小さいビキニで激しく動いている姿というのは、ちょっと男性目線はどうしてもいやらしいでしょう。嫌がられるのも分かります。
 私と彼女の間では、「ビーチバレー」をなぜか「陸上競技」に置き換えて、激励や慰労はしていました。ネット上では彼女のビキニ姿は見ましたが、応援に行くことはなかったですね。

 パワハラやセクハラとアスリートの育成もなかなか難しいです。1964年の東京オリンピックで金メダルを取った女子バレーの大松監督など今の常識ではパワハラ、セクハラもいいいところです。
 生理だとか、盗撮もですし、上がっていくには有名な指導者についた方がいいとか、女性アスリートの悩みは今もつきないようです。

アスリートの性暴力問題

体操の杉原愛子

 WBCにも出場した大物野球選手が、強制性交で書類送検となり騒がれました。
 他にも年俸ウン億の人気球団の有名選手が女性スキャンダルで昨年は散々な成績でした。
 私の卒業した有名私大のアメフト部員たちも酒場で声をかけた女性への集団暴行で公判が始まっています。
 そこそこの体育会系大学生から、超金持ちで遊び金もアスリートまで加害者にも問題は多いでしょうが、どうも週刊誌から事件が表に出るのには大きなお金が動いているというのもきな臭いところです。
 こういう事件が起これば、組織を上げて謝罪とか陳謝、再発予防とか良識派が言われますが、「性」の問題というのは、がんじがらめにすればもっと爆発は大きくなります。
 私の大学の関係の書き込みでも、現在の学長、理事長体制への批判派と相まって、厳しい対応、廃部などを望む投稿もあります。しかし片方でスポーツが弱くなると大学の知名度やひいては偏差値まで下がるのでスポーツ推薦などは枠を広げて優遇しないと多様な才能ある選手が集められないというジレンマもあります。
 正直、マンモス大学で、さまざまな学生が入ってくるのに、OBが校祖の教えだ校風の浸透7がとか言っても現実的には無理です。不祥事、事件があって、学長や監督が開き直る訳にもいきませんので言葉は選ばないと難しいですが、要するに適切な性知識、性処理ができていないということなんです。
 それも、どのケースも、夜の街で知り合った関係であり、合意かどうかは判定の難しいような感じです。
 見ず知らずに痴漢をしたとか、夜道を襲ったとかではありません。
 女性にも、それなりの期待可能性があったかどうか、等というと怒られるのでしょうか。今回のケースとは別に、アスリートの年俸などが分かると、有名俳優などと同じで有名税的な、ハニートラップも当然増えます。
 有名人のスキャンダルは、驚くほど高いものです。慰謝料や示談金、賠償金よりも法外に高いのも問題です。

 


プロスポーツを応援して楽しむ #ポジティブ思考

©日刊スポーツ

 コロナ禍で自粛されたいた、観客制限も解除、声出し応援も解禁され、プロスポーツのスタジアムに活気が戻ってきました。
 3年間ということで、若手選手にっとては満員の大観衆の声援が初めてという体験でもあったようです。ファンの声援で気合が入るというのは、実際のアスリートが良く話すことで、全く沿道の応援がないと、マラソンランナーの選手も早く走り切れないとも言われます。


 サッカーW杯や、WBCの盛り上がりを受け、日本各地の応援も盛り上がりながらも、チームによっては好不調もあります。

 ファンにとっては、ひいきチームが勝った負けたはとて重要なことで、その晩の酒が美味しくなり、翌日気分よく目覚め。厳しい仕事に頑張って立ちむかえる勇気を貰えるかかもしれません。
 勝てば喜びますが。負ければ選手の不甲斐なさや、凡プレイを糾弾し、監督の采配をクソミソにけなすのがファン気質でしょうか。
 昔は直接ファン同士帰り道にしゃべる、仲間の集まる居酒屋のようなところにでもいかないと、試合後の喜怒哀楽は分からなかったものです。今はテレビやネットの中継、スポーツ記事に対しても、居酒屋の愚痴が書き込めて読まれる時代です。
 ある意味、選手や監督も辛い時代です。
 プロなので、とくに最近は負けてもコメントを求められ、その内容、態度によってはファンが反発し、炎上する場合もあります。今年、不調が続いた関西のあるNPB球団の投手は家族まで名誉を毀損され、誹謗中傷を受け法的な手段に訴えると逆切れされました。こういう悪質な場合もあります。
 確かにファンの立場で見ていて、あれ?という采配で負けた場合など、〇〇を起用して△△を使わなかった理由を説明して欲しい時があります。でも、それをあげつらったところで結果論です。
 古くからのファン、特に野球などの場合は、長年の自分なりの洞察もあり、ひいきが自分好みのスタイルでない戦法で負けると許しがたい不満が溜まるようです。
 書き込んでいる人も、それを我慢してストレスになる人、やけ酒を煽る人もいます。それでもチームの戦績は気になり次も試合を見るが、また負けて不満とストレスが溜まり、勝率ほどにはストレス発散率が上がらない傾向の方がおられます。
「このままではチームは最下位、暗黒時代、早く監督解任だ!」「〇〇は馬鹿だ、チームが負ける采配しかしないから、いない方がいい。俺が監督やった方がマシに決まっている!」
 シーズン当初から、そういうことばかり呟く人もいますが、ここまでいくと正義、正論のつもりが、いつの間にか歪み、完全にネガティブ症候群というのか、何もかもがネガティブバイアスに陥られます。
 たかが野球や、サッカーのスポーツ観戦に自由につぶやかせてくれというのもごもっともで、悪質なもの以外は論破するものでもありません。
 しかし、ネガティブバイアスにかかりやすく、感情的になり論理的でない言動をする人、結局空疎な時間を過ごしている人は、仕事や家庭でもうまくいっていないことが多いでしょう。
「自分の年収が250万なのに、〇〇監督が1億、〇〇選手が4億貰っているなんて許せん、〇〇も300万で十分だ」
 わざわざ自分の所得まで公開して、残念な呟きをする方をよく存じ上げていますが、激怒されると思いますが、そんなのだから、その程度の最低賃金くらいの仕事しかもらえないのでしょう。大谷やイニエスタに40億払っても、私が経営者でもこの方に今以上の給料は払う気になれないし、多いぐらいに思います。
 たかが、スポーツの応援といえど、ポジティブに楽しみ、ポジティブに考える思考を鍛える場とすれば人生が変わるのです。
 プロスポーツであれば、相手もプロであり必死に勝とうとして、相手のいいところを殺しにかかるようにしてきます。自チームの絶好のチャンスは、相手にとってピンチでもありますが、ギアをあげて守りを固めて防いできます。
 その「攻防」は見ていて面白いものです。テレビ観戦もいいですが、実際にスタジアムで見るとそのリアルな緊張感が楽しめます。結果は勝つ負けるかは明暗分かれますが、結果だけではないものが楽しめるはずです。
 世界の舞台で活躍した選手や、記録を作ったような選手に、ひいきのチームの選手が思い切りチャレンジするその姿を見る。結果は良かろうが悪かろうが、そこを声を出して応援することが楽しいのです。負けた不運とか、人のせいと呪うのではなく、素直な視線で自分にできないプレイをするアスリートを応援すれば、良い体験ができます。
 人のアラを探し、結果を非難して、欠点ばかり罵り、悪口ばかり言うような人、物事、事象の一つ一つを悪い方向にしか考えない人は、憎まれてチャンスを逃し、幸福になれないと言われます。
 このことはよく分かっていても、「自分は違う、正義はこうだ、あいつはダメだ」とのネガティブバイアスという陥ります。普通の人レベルではいろんな場面で訓練しないとここに嵌りやすいのです。
 ひいきチームが負けた時というのは、実はネガティブをポジティブに転換する訓練をするのに絶好の機会です。
 仕事や家庭での場合だと、実際にお金がかかるなど、楽観に走り過ぎると、周りが慣れないと煙たがれ危険なケースもあるからで、スポーツ応援の場などで訓練するのです。
 スポーツの応援では、ファンの一人として、どう考えを変えようと何の危険もありません。
 多くのファンが勝とうが負けようが、また次の日、優勝を前向きに信じて声を上げること、これほど素晴らしいことはないです。その前向きさ、ひた向きさの考え方だけを、日常に持ち込む、自分のものにしていくのです。