成瀬ひかるちゃんとの事 叶わぬ結婚 #コイバナ#ラノベ#読者への挑戦

 【奇妙なデジャブ】
 遠距離恋愛の彼女と別れてしばらく経過して、見合い話に追われだした私でした。とあるエリア支店にある城下町の南側の商業地にあるドラッグストアの担当者との出会い。
 ひかるちゃんを初めて見た時、奇妙なデジャブ(既視感)と説明不明の違和感を覚えました。凛々しい瞳と所作が、アイドル歌手の誰か?か、高校時代に憧れていた女性に似ていたからだろうかと考えました。
「成瀬ひかる」さんはそのエリアでは多店舗展開している重要な取引先のドラックストアの店舗でのビューティ担当でした。以前付き合っていた恋人にスレンダーですが背は高い。化粧品の仕事をしている割にはややあっさりしたナチュラルなメイクで、激務になると、ニキビができたり、唇が少し荒れるときがあるぐらいでそれ以外は欠点のない美しい顔でした。
 その企業は、ドラックストアの中でも化粧品部門特にカウンセリング化粧品に力を入れ、なおかつ私の勤めていたメーカーの店内シェアも高いもので、社員の教育にも力を入れていました。
 化粧品メーカーとして、そのドラッグストアのビューティ部門の人材教育に関わり、提携協力していました。戦略的に、自社の知識も増してもり、店頭でも二択なら自社を薦めていただくような関係を構築していたのです。
 ひかるちゃんは、やや気分屋のところもあるが、勝気で大変仕事熱心な方で、化粧品部門だけでなく、店長代理的な仕事までこなしていました。女性の同僚や、先方の教育担当からも「個性的で気が強いがとても頑張る、ひかるちゃんはいい子だ」と絶賛し、引き継いでいました。眼光が鋭いというのか、目鼻立ちのはっきりした方ですし、やや低い声で的確な質問や返事をされ、私もその眼を見つめられ話しかけられると、ちょっとドキドキしました。
 私も当時営業成績を上げるためには、社内で管理だけしていないで現場に赴いて直接担当に依頼することもしていました。比較的遅くまで、担当者が遅番でいるひかるちゃんの働く店舗には夜に回ることも多く、ある時は決算で大変遅い時間に受注を頼みに回りました。

 【深夜のお手伝い】
 ひかるちゃんは「こんなに遅く何しに来たのか、忙しいから聞く間がない。注文なんか、品切れの自動発注以外探す間はない」とつっけんどんでした。
 夏なので、ノースリーブのTシャツに短パンとラフな格好で、パソコンに向かっていました。
 何か手伝うことがあればするので、話を聞いて欲しいというと、彼女はややキレ気味の挑発で言った。
「ここの籠車に入ったオリコン(折り畳みコンテナ)の商品を、全部部門ごとに倉庫の前に並べてもらえる。明日セールで、早朝からバイトが品出しするのに、ビューティの仕事だけじゃないの。人も少ない、店長も社長も何も分かってない」
 ざっと見ても、籠車2台、大型のコンテナが40以上、洗剤やらシャンプーなどはかなり重い。
「これ、成瀬さん一人でやる予定だったの?」
「そうよ。店長休みで、もう私が社員一人、店が閉まったら一人で整理よ。こんなの当たり前、驚くかもしれないけど、私細いけど、力持ちなの、だから作業で暑くなるから、Tシャツと短パンなのよ。だけど腕太くておっぱいちっちゃいから薄着はいやなの、あんまり見ないで」
「手伝わせてもらいます。部門が分からないものは、端末叩きます。たぶん、だいたいわかると思います」
「えっ、本当に手伝う気? 無理しないで、帰ったら」
 こちらも意地にもなり、かなり重いコンテナを右に左により分けて運びました。3つ4つやっただけで汗が噴き出ました。一人でやれと命令したひかるちゃんも私が半分ぐらいやると、一緒にやりだし、要領は向こうも心得たもので、それでも店が閉まって小一時間もしてようやく片付きました。軽快な動きで、細い体が躍動してまぶしい感じでした。ときおり見える脇の下もキレイで、少しコケティッシュに映りました。
 ひかるちゃんも汗だくで、白いTシャツが濡れて見えるほどです。
「ありがとう、井上さん、でいくらぐらい注文しとけばいい」
 この後も深夜にまだ一人で作業して、戸締りして、遅くに家に帰るのでは心配だとは思いましたが軽自動車で通勤しているから大丈夫と言われました。
 売上金の入った金庫や劇薬庫もあるのに、もしこんな事情が分かれば随分不用心だと思いましたが、カラーボールも木刀もあるそうで、私はその夜は会社に戻りました

【成長する好意】
 ひかるちゃんのおかげで随分助かりました。。
 それからひかるちゃんの店舗に、足繁くお手伝いに行き、負担を減らすように好意を持たれ、できるだけ便宜を図ってもらったりしました。しかし、お客様に強引な推奨はしないさっぱりした性格で、相手の立場をわかり、よく話を聞いて販売や相談をしている本当にいい子だと思いました。
 ひかるちゃんの頑張る姿をすごく好意を持って見てしまいました。12月に毎年発売さえる限定の化粧品も、なんだかんだいいながら、全エリアで2位になるほど頑張って予約をとってくれました。やはり自分の中で禁断的だと思っていた「成瀬ひかる」の存在が大きくなっていくのを感じました。

【資格認定式で】
 成瀬ひかるは、所属するドラッグストアのメーカー共催の研修を終え、ビューティⅢという資格認定と卒業を迎えました。そこの社長の方針で、劇的なサプライズなどを、当時お台場にあった私の会社の本社ビルに隣接するホテルで、豪華に盛りだくさんにする式典にするという一大イベントがありました。
 そんな大勢で東京まで出向くバブル期ならではの、冷めて見ればベタなものですが、お台場がブームで当時としては新鮮なものでした。何とか感動的なものにと、関係者は知恵を絞っていました。資格所得者は8名程度で、私はひかるちゃんともう一人、男性バイヤーと社内結婚の決まった同じ地区のオサコさんという女性のプレゼンター担当でした。
 スピーチ内容をエピソード盛りだくさんに考えていたのですが、この日はひかるちゃんは随分ナーバスになっていた感じです。
 私には何があったっかは分かりませんが、先方の幹部や、女性教育責任者、友人のオサコさんら同僚までが私に『成瀬をよろしく、うまく励まして』と依頼されました。私はかなり、ギリギリの内容でひかるちゃんや大勢の前で緊張しながらも、普段の仕事ぶりや人柄を褒める内容と、少しウケを狙った公開プロポーズのような告白を交え、参加者へのインパクトは大きかったと思います。
 オサコさんらが気を使ってか、ずっと私とひかるちゃんをくっつけた席にしてくれたいました。
 ところが社長の肝入りの感動動画(やや押し付けっぽい)が終わり、社長との懇談では、ひかるちゃんは堰を切ったように会社の体質批判をしゃべりだしました。他の資格所得者や社員の苦労を代弁し、この教育や人材育成も現場から乖離していると辛辣で実も蓋もない批判でした。
 社長もタジタジとなり恥をかいたような形で、その場は持ち帰りで、親睦会となりましたがひかるちゃんは資格も要らないし、辞める覚悟で直訴したようです。
 同期のオサコさんの結婚が気持ちが複雑になったのか、化粧品か医薬品登録販売の管理職を選ぶかの難しい悩みなどがあったのか、それを理解しない会社に不満が溜まったのか、ひかるちゃんの心の揺れはよくわかりません。
「どうせ私なんか、結婚もせず、ぼろぼろになるまで働かされるだけ、会社なんてもうイヤ」
同僚たちになだめられながら、ひかるちゃんの興奮はなかなか冷めませんでした。
 それでも私のスピーチ「ひかるちゃんの仕事ぶりへの思いの伝え方は良かった、井上さんがいたから成瀬が喜んでいるし踏みとどまれる可能性がある」と言われました。「井上さん、ひかりちゃんを離さないで、踏みとどまらせて」と周りからはやや複雑な激励をされました。
 

【2次会で泥酔】
 それでも、式典と親睦会が終わると少し落ち着いて、何と社長と教育責任者、オサコ夫婦とワタシとひかるちゃんが6人で飲みに行くことになりました。
 社長も現場を知らなかったことにはいたく恐縮して、お酒を注いで回りました。もちろん処分もないし、あれだけ言ってくれて感謝しているとも言われました。私の方へ来ては、成瀬をこれからもよろしくと言ってくれました。
「二人はお似合いだけど、つき合ってるの?」と言われこちらが赤面しました。
「そんなわけないじゃないですか、井上さんに失礼です、私なんかお付き合いできるわけありません」
 残念ながらひかるちゃんは慌てて、謙遜もありますが、即刻全面否定しました。
 これには私も思わずおいしいお酒を飲み進めました。
「じゃあ、井上さん、成瀬を責任もってホテルまで送ってやってください。明日はリラックスしてゆっくりお台場かディズニーかを楽しんでください。よろしくお願いします」
 社長たちは去りましたが、オサコさんたちとひかるちゃん4人になってもお酒はさらに進みました。ひかるちゃんはお酒は強いそうですが、さすがにこの日は飲みすぎたようです。
 オサコさんは、ひかるちゃんを送って行ってとは言われましたが、それ以上はダメとなぜか「成瀬とは、井上さん、今夜は送るだけにして帰ってあげて、明日はオフだからお台場を二人で回ったら」
 オサコさんは、同期で友人のひかるちゃんと私の事を進めたいのか、妬いているのかよくわからない態度でした。

 【ホテルで告白 撃沈?
 へべれけに酔って、肩を貸しながら、ホテルまで行きましたが、一度チエックインしたひかるちゃんですが部屋番号を覚えていないので、どこのブロックの何階のフロアかが分からず右往左往です。先に戻った式典参加の資格取得者の同僚ともフロアが違い、ずいぶん探してキーに見当たる部屋にたどり着きました。
 ホテルの廊下でも結構叫び、恥ずかしい思いをしながらやっと部屋に送り届けました。ベッドに寝かしたところで、見つめ合ってしまった二人です。
「ありがとう、井上さん、もうここでいいよ。これ以上親切にされたら、井上さんのことすきになるから、もう近づかないで、お願い」
「僕は成瀬さん、ひかるちゃんが好きだ。結婚したいと思っている」
「私も井上さんが好きになってしまった。でもこれ以上はダメ、嫌われたくないから」
 なおも近づこうとする私をひかるちゃんは突き飛ばしまし、バッグを投げつけました。
 バッグの中身が化粧ポーチから、財布やカード入れの中身まで派手に散乱して、ホテルの床にぶちまけました。
「落ち着いて、ひかるちゃん」
 もう酔っぱらい過ぎて、自分が何を言って何をしているのかもわからないのかもしれません。私はバッグを拾い上げ、散らばった鍵や携帯、化粧品、大金や大事な免許証や保険証、クレジットカードやポイントカード、小銭に至るまで全部バッグに戻しました。
 ちらりと見えた免許証の写真もかわいく、保険証や他のカードでもひかるが本名でひらがなの名前なのがわかりました。
「ありがとう。でもそんなに優しくしないで、私はこれ以上はあなたを好きにならない」
 私は落したものを拾い上げているとき、全てを理解しました。
 それでもひかるちゃんにもう一度近づき抱きしめました。
「分かったよ、、、分かった、悪い、のかな、成瀬さんの考えている気持ち、分かってしまったと思う。結婚とかもう言わない。それでも僕はひかるちゃんが好きだ、嫌いになることは絶対ない」
 ゆっくり、私は成瀬ひかるに顔を近づけて唇を、おでこに軽く触れさせました。キスが終わると私もひかるちゃんも少し目が潤みました。
「明日は早く起きれる? 予定通りディズニーシーに行こう、一日ずっと二人で遊ぼう」
「うん、起きれるよ」
 シーがオープンしてしばらくの頃だったか、台場からディズニーというのが、この認定式典での翌日のオフでも当時人気の定番だったのです。
 
 翌朝、ひかるちゃんはそこらのアイドルが絶対負けそうなぐらいの、ばっちりの勝負メイクとゴスロリファッションで朝食会場に現れました。フリルのついたピンクチョコレート色のワンピースは普段のイメージとは違いとても可愛く似合っていました。美貌でスタイルもいいひかるちゃんをさえない私がバランス悪く連れ歩くのかと気後れしそうでした。
 二人でミッキーとミニーの耳をつけて一日遊びまわり、美味しいものも食べました。
「今日は本当に楽しかった。いい思い出になる。こんな優しい人と一日一緒に遊べた」
「ひかるちゃん、会社は辞めるのかい?もう会えなくなる」
「ううん、会社はもう少し続ける。それも井上さんのおかげ、感謝してる。これからも仕事のパートナーとして、良いお友達でいましょう」
 僕もこんなに可愛い人との楽しい一日は今までなかったことで、いつまでも覚えています。帰りの新幹線は元々予約が別の列車だったので、二人は東京駅で別れました。


  ※   ※

【読者への挑戦状】
 もちろん、最初からお気づきの方もおられると思いますが、一応読者へ挑戦します。
なぜ、ひかるちゃん「成瀬ひかる」は私との結婚を拒んだのでしょうか。手がかりは全てここまでに書いています。コイバナシリーズの読者への挑戦でした。


  ※  ※

【後日談】
 その後も取引先相手として、成瀬ひかるとは良好な仕事の関係を続け、私はその後1年ほどして、今の妻と縁あって結婚することになりました。
 後にも先にも、私が同性とキスしたのはあの夜のあのホテルの部屋だけです。
 そう「成瀬ひかる」さんは男性だったのです。
 結構、大変な生き方だと思うのですが、ひた向きに一生懸命仕事されているひかるちゃんにはただスゴイなあと思います。

 蛇足的に、伏線としては、「説明不明の違和感」に始まり、
「『ひかる』という名前」男でも女でも使える名前
「背が高く」「やや低い声」「力持ち」「おっぱいちっちゃい」身体的特徴
「ドラッグストアで一人で深夜に戸締りをしていた」男なので任されていた
「ホテルで他の友達とフロアが違ったの」のはレディースフロアに入れなかったのです。
決定的に気付いたのは、ホテルの部屋の床に散らばったカード等の中に、保険証があり、それを拾い上げるとき見えたので、性別が分かったのです。免許証には性別は記載されていませんが、保険証には記載されているのです。
 
 その後、私は子供ができてから1度だけ子連れでディズニーに行きましたが、それ以降一度も行かずじまいです。

書評「土の声を」 長野から提言されるリニア問題

 私はどちらかと言うと「乗り鉄」ではあるが、関西に住んでおり齢60を過ぎて、さすがにもうリニアが大阪延伸した時が来て乗れるかというと我ながら生きているか自信がもてないのでどちらでもいい派です。
 別に生きているうちに是非にでも作って欲しいとも思っていないのです。

 しかしながら、新線や新システムがウダウダと着工されず、いたずらに投資だけで莫大なお金が契約したゼネコンに流れていく現状は何とも消化不良な思いです。
 いわゆる静岡の「水問題」で知事が反対してなかなか着工、調査すらままならず、大阪どころか名古屋開業もいつになるのかです。もちろん、ライフラインの根源であるところの水が枯渇するなどというのが事実であり得るならば大問題ですが、この書はやや冷静に、水ではなく「土」の問題にスポットを当てています。通過する距離も長く、工事面積が大きい長野県の新聞社が地元を取材して提言しています。

 本の名前の通り、リニア開発は水枯れの懸念だけでなく、残土の問題を抱えています。
かつて静岡県熱海市で盛り土によって土石流が発生し、多くの命が奪われてしまったが、JR東海の部長は残土置き場について「想定外」の災害を誰もが記憶しているというのに。「基本的に崩れることはない」との見解を示してる
と書かれています。
 その他、移転を強要され受け入れざるを得ない少数の農家、トンネル工事現場で死亡事故も起きたことや、トンネル残土の行き先問題、電力消費の問題など列挙されます。
「この報道はリニア反対キャンペーンではない」、取材を重ねた上で、根拠を持てれば「これはおかしい」「再考すべきだ」と言う点が出てきたのだとは釈明的に書いていますが「大都市圏間の移動を最優先するリニアは誰を幸せにするのか」というネガティブな視点での見方だとは思います。「国策民営」と言う言葉もいかにも批判的な四字熟語にしていますが、JRがやる以上、今の仕組みはしかたないでしょう。
 書いてあるほとんどのことは、高速道路でも当てはまります、日常的なCO2やエネルギー消費は道路の方がひどいですし、工事の水や土の問題も多く、なぜリニアだけというのは、この種の反対派の言い分として整合性に欠けるところです。
 森や山を切り開いて、道路をどんどん作っていくのも、自然観察している人間にとっては自然破壊以外のなにものでもありません。アリバイ作りのように金属のネットでけもの道を残しても、その通り鳥や獣は活動できないですし、土を移動すれば安全に盛ったり、コンクリートに混ぜても行った先の自然、生態系は確実に破壊されます。
 あくまで、自動車やリニアがそれよりも必要だと、決めたから、立ち退きがあり、工事があるのです。そこを全てお涙頂戴の逸話まで入れて、ごちゃまぜにするのは良くないです。
 土の問題のクローズアップは良いのですが、一つ一つの課題を是々非々で論説しないと、公平な新聞社のスタンスとはとても言えないのが残念です。
 内容そのものは、知らなった事実も多くて良い取材もされています。それだけに残念がつのります。

閑話休題のような仕事話

1週間働くと、少し疲れて、コイバナシリーズが長くなりすぎ今日は別の話題。
今、アルバイトのような公務手伝いをしていますが、AIが進化すると、やがてこういう仕事は職員もバイトも削減されるのではと、冷めて思うことが多いです。これは民間や公務に限らずですが、とくに行政などは事務はいらないぐらいに何年かするとなるでしょう。
Wordの音声入力なども慣れるとすごいなあと思います。応用すると、今やっておられる行政の事務仕事の半分は機械で十分です。それでも公務員のストレスは多い?とか増えているとか、うーん難しい世の中です。チャットGPTが解決してくれるのかなあ。

報道され過ぎる?将棋界の闇?! 8つもあるタイトル

 藤井聡太さんをディするとオバサンたちから叩かれ炎上しそうなので、そういう書き方はありません。将棋界とはこういうところだという程度です。
 将棋界というのは伝統のある、言い方を変えれば将棋連盟という封建的な組織による独占業界です。気楽に誰でもプロになって、実力があって勝ち進めば名人になれるわけではありません、
 棋士になるには、奨励会という棋士養成機関に入ります。プロになれる日本の将棋の団体は将棋連盟しかないのです。プロレスやボクシングみたいにライバル団体や、インディーズ団体はありません。
 奨励会には一定以下の年齢(21歳で初段ちなみに26歳で四段になれないと退会)で、棋士の推薦を受けた人のみが受験できます。プロの世界には、現役・引退あわせて230名を超える棋士がおります。女性でも棋士になることは可能ですが現在は男性しかいません。
 女流棋士というのは将棋連盟が運営する女子だけの別の研修制度からなるものであり、男女別のトップリーグと言う意味合いでではないのです。棋士という職業のトップグループに女性が登用されない差別だとは誰も言いませんが、男性棋士には歯が立たないのでしょうか。

 藤井聡太さんが7つを獲得して、8つ目を狙うという8大タイトルは以下です。

竜王戦】 読売新聞 特別協賛:NOMURA
名人戦】 朝日新聞・毎日新聞
【お~いお茶杯王位戦】 新聞三社連合 (北海道新聞・ 中日新聞・ 西日本新聞・ 神戸新聞・ 東京新聞・ 徳島新聞) 特別協賛:お~いお茶
叡王戦】 株式会社不二家 特別協賛:ひふみ
王座戦】 日本経済新聞 特別協賛:東海東京証券
棋王戦コナミグループ杯】 共同通信 特別協賛:KONAMI 地方新聞各紙掲載強力
【ALSOK杯王将戦】 スポーツニッポン・毎日新聞 特別協賛:ALSOK
【ヒューリック杯棋聖戦】 産経新聞 特別協賛:ヒューリック
 すでに冠スポンサーに協賛を貰って、タイトルに冠しているのもあります。
 叡王の不二家以外は主催者は見事に全て新聞社です。
 8大タイトル以外の公式戦に、朝日杯やNHK杯があり、新人王戦の主催者はしんぶん赤旗です。
 なんと、見事に右から左までの新聞社が、系列放送局あげて、将棋を支え巧みに宣伝しながら報道しているのです。藤井聡太さんは、作られたとは言いませんが、待ちに待った新聞業界待望のスーパースターなのです。
 おそらく棋界のことも将棋のこともあまり知らない人が、大谷翔平のMLBでの活躍と同じように、藤井聡太が勝ち、記録を更新するたびに我が子かとおもうほど感動して涙されている。新聞や地上波テレビの衰退も囁かれますが、日本の報道は何て素晴らしくウマいのだろうかと思います。

マイナンバーカード便利?!

 何かと騒がれるマイナンバーカードですが、このところ使う機会があり、結構便利だと感じたことがあります。
 今の機能としては、①カード本体を身分確認、住所確認など証明書として、②公的な給付金などをひもつけした口座へ自動振り込み、③行政サービス住民票、印鑑登録証、課税証明などの発行、④健康保険証の役割、⑤予定として運転免許証の役割 ぐらいでしょうか。

 コンビニでの行政サービスは、別人のものが発行されたトラブルがありましたが、最近私も何度かやってみましたが、画像の通りでカンタンです。一度分かると、もう役所に行くことはないでしょう。これはお世辞抜きにかなり便利です。
 現段階では安く、もちろん役所への交通費もいりません。役所の窓口で人を二重に介して待たされ並ぶよりも、時間も節約できます。役所が遠いとか、仕事の関係で平日の役所開庁時間になかなか手続きに行けない人などはとても便利です。これは、私が今、コンビニのたくさんある街中に住んでいるからかもしれません。コンビニが近くになく行政機関の方が近いところもあるでしょうが、あのマルチ印刷端末は少なくとも過疎地でも設置してあげて欲しいです。


保険証に関してはまだ認証機械を導入していない医療機関も多いようですが、最終的には医療費が安くなっていくのですから、保険証の廃止とまでブチ上げていますので待ったなしでしょう。
 医療機関での確認作業も煩雑でしたから、患者、医療機関、不正受給を防げる国と三方のメリットは大きいです。

 身分証明は、ルールが統一されているようないないような感じです。マイナンバーカードは身分証明書としては最強のはずですし、本来そこに住民票の情報や税の情報は紐づいているのです。ところが、ナンバーを記入するだけなら、当然盗み見て誰でも申請や証明が可能になってしまいます。そのため、カード番号を医療機関ならオンラインで情報と顔認証確認できるのですが、その他のところでは目視で確認することとなります。現段階では免許証やパスポートとほぼ同じレベルです。ただマイナンバーがあることで、関連情報がとれ、戸籍や課税証明の添付などいらなくなると便利です。

 公金給付口座の紐づけもトラブルはあったものの、逐次申請よりも圧倒的に役所の手間、時間、情報漏洩リスクは少ないのです。ただ、まだ登録入力時にログアウト忘れで他人の情報が入ったなどの初歩的な人為ミスは皆無にはなりません。もっと、多くの入力や確認が全て電子でできれば、さらなる行政のスリム化につながるのですが、もう少し時間が必要なところかもしれません。
 今回でも、誤入力などがあって、再発防止にダブルチエックなど確認を徹底するとか言われましたが、役人が複数よって確認するなどそれ自体本末転倒の無駄です。必要なのは仕組みです。

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上方芸人の鑑 上岡龍太郎さん逝く

 昭和の著名人の訃報もこのところ多い中、また一人。関西で人気の司会者、漫才師だった上岡龍太郎さんが5月に亡くなられていました。
 2000年に、人気絶頂の時期に芸能界をスパッと引退されたので、昨日ある会合であった若い人は彼のことを全く知りませんでした。
 Mー1が始まったのが2001年ですから、20歳ぐらいの人は生まれてもいないし、知らないのは当たり前ですが、知らないことが残念だと思えるほど稀有な天才です。
 今はテレビ時代に入ってからのお笑いが第7世代なのか、第9世代なのかℤ世代なのかよくはわかりませんが、その世代分類に従うと、コント55号、てんぷくトリオ、ドリフターズ、笑福亭仁鶴、立川談志などの第1世代の一角を占めた漫画トリオという漫才師の一人でした。
 ピンの芸人になり、立て板に水のようなトーク、司会が冴え、関西中心にテレビ、ラジオのバラエティを席捲しました。引退前は東京進出も果たし、報道でも代名詞の関西の名物番組「探偵ナイトスクープ」に続き「鶴瓶・上岡パペポテレビ」などで全国にもその名前と話芸が知れ渡りました。
 京都出身で、皮肉屋で拘りの強い性格、芸風で共感もあり、好感を持って注目していました。テレビで人気モノになっても、昔からの関西ローカルのラジオにも長く出ていた頃がマイナーでしたが面白かったです。ラジオ大阪や、ABCラジオの番組に1990年代には、何度かリクエスト投稿をしてハガキを読んでもらったことがあります。関西のこういう番組は面白い内容を読むのがメインで音楽はほんの刺身のツマで一瞬流れるだけで、延々と上岡のマシンガントークが聞けました。
 引退前のパペポのトークも良かったです。しかし、彼が影響を与えた笑福亭鶴瓶や島田伸介、明石家さんま、その系譜のダウンタウンらがこれからのテレビでウケる芸あり、自分の芸の役割は21世紀のテレビには合わないというのが、引退の理由だとも聞きます。最後は好きな役者として舞台でその活動を終えています。
 その前年1999年に親交の深かった落語家桂枝雀が自死しています。爆笑王として上方落語のトップランナーで高い人気を誇った彼も同時期に、21世紀以降現代の若者にはナマの至芸を見せることなく消えています。
 

 ともすれば、洗練されていてもやや素人的なアドリブ芸が主流のMー1以降の笑いと、質的に相容れないようなところがあったのか、想像するだけで詳しくはわかりません。
 
 以降、ビッグネーム的なお笑い王者が続々と現れ、河原乞食の代表のようだったお笑い芸人は、第〇世代と数を重ね爆上がりにステータスを上げます。成功者はニュース番組のコメントどころかMCも務め、地位もお金も結婚相手もIT長者なみになります。
 上岡龍太郎が反骨とか正義の代表とか、そういうことではなく、また裕福になった芸人たちもハメを外し、不倫や反社とのつき合いなどで浮き沈みもあります。そんなことも、もちろん元々「ありあり」なのが芸人の世界です。春団治や藤山寛美の例を出すまでもないことです。
 ただ、そこから出てきたこじゃれた人達が、もう「人生の成功者、勝利者」みたいな本を出し、動画再生回数を誇り、大学の卒業式や成人式でエラそうな話をする。そんな21世紀の芸人というのが、たぶん相容れないようなものだったのだと、これも個人的には想像します。
 
 

説明されずに更迭の、公邸問題 劣化する報道

 岸田文雄首相の長男翔太郎氏(32)は6月1日付で政務担当秘書官を辞職した。昨年末の忘年会の際に公邸内で親族と記念撮影をしたとの週刊文春報道を受け、首相が5月29日に更迭する意向を表明していた。
 非常に皮相的といいうのか、国民をバカにしたような報道です。
 公邸というと、「私物化してはケシカラン」と怒る国民がおられます。
 総理が執務をする「官邸」に対して、総理の日常生活を行う住まいを「公邸」と呼んでいます。どちらも税金で賄われていますが、総理大臣には私邸はあっても基本的には警護や非常時の無線連絡などの設備のある広い公邸に住んでもらわないと困るのです。家族が事情があり帯同できない首相もいましたが、ガランとした広い公邸に孤独な単身という場合もありました。
 官邸施設をいつまでも空きにして、首相が元から住む私邸にいては、官邸が無駄になって、私邸を警備も厳重に行い、臨時に工事をして通信の設備をつけないといけません。
 簡単にはっできず、ご近所も迷惑ですし、総理に連絡しようとしたら、電話がつながらないとかでは安全保障上も洒落になりません。
 こういう前提を知識として持たない国民に皮相だけ伝えて、深層を伝えないのが今の報道です。
 この見解は、すぐ感じましたが同じようなことを表にのべているのは、保守系の元キャスターお一人でした。

 さらに思うに、おそらく、奨太郎さんの更迭にはもっと、問題のある内容があったのでしょう。それは何かは想像してもわかりませんので書きません。
 問題は首相に、へばりついている新聞やテレビの番記者は、その深層部のことを、昨年12月の時点で知っているはずということです。週刊誌よりもはるかに、大勢張り付いているのに知ってない方がおかしいと考えるのは当然です。
 知っていて、黙っていたのです。週刊誌の報道で、あたかも初めてしったように報道するのです。
 そして、そこまで詳しくあからさまには報道しないのです。週刊誌にしろまずは、「忘年会を公邸で、記念撮影、不謹慎」ぐらいのレベルで伝えます。すでに総理サイドとは、ここまでにしといてくれとなっているのでしょう。結果、少し考えるとどうもおかしい報道だけ浮きぼりです。半年も経って何で、こんなレベルで更迭かという違和感しか残らないわけです。
 大手新聞やテレビ局の番記者など、葛藤もあるでしょうが、何のために首相に張り付いているのか、一般サラリーマンでは考えられない高い給料をもらって、スキャンダル誌に劣る報道しかできないのは情けなさすぎます。
 かつては、各社記事内容も異なり、スクープを競い、総理と丁々発止し、時にはブレイン的役割もはたしつつ、よほどの国家機密以外は忖度しない記事も書いたような気概ある記者など皆無となっているのです。
 新聞や地上波テレビは、そのハード的な部分以上に、中身が劣化してオワコンとなっています。

宝くじは、愚かモノに課せられた税金か 道楽か

 実際の宝くじの還元率(当せん金として支払われる率)は45%です。
 ジャンボにもBIG、ナンバーズにも旬の男女のタレントがたくさん出てCMがジャンジャン流れています。思わず、宝くじ売り場に走りそうになります。
 中にはみんなが宝くじを買った分だけ当選金に割り当てられると思っている人もいうそうですが、それはさすがに全く違います。行列に並ぶ人々はこの事実を知っていてなお並んでいるのか、知らずに並んでいる人がどのくらいいるのかは私はわかりません。結局最後に一番儲かるのは胴元(販売元)ということなんですね。

 識者、ファイナンシャルプランナーの間では「最も割の悪いギャンブル」と呼ばれ、一部の経済学者の間では「愚か者に課せられた税金」とまで言われています。
 そこまで、言われてもこの行列が減ることはなく、喜々と高額当選が出る売り場まで交通費を使って買いに走り、SNSにアップしている人もいます。

 じゃあ残りの54%はどこへいったのかというと、諸々の広告宣伝費や地方自治体への交付金として使われています。天下りの公的機関などに莫大なお金が流れています。
 あるインフルエンサーが1千万円ほど注ぎ込んで当り賞金は230万だったそうです。
 ほとんどの方が周りも含めて、高額賞金に当たった話もなく、沢山買っても300円かせいぜい3000円がで、2割すら回収していない感覚です。45%というのも実は、高額賞金を含んでいるので、還ってくる賞金の比率の中央値は2割以下です。高額賞金の当選の確率は、飛行機事故にあう確率の方が20倍ほど高いとも言われます。

 ただ単に宝くじをひとつのエンタメとして消費しているんじゃないかとか、1年に2度ほどのでっかいお祭りに参加してい夢を見るという感覚、あるいは分かっていてお金持ちが税金と同じように貢献のためお金を落としているのかと聞くと、そうじゃない5億円欲しいと言われます。

 夢を買いたいというお目出たい人の寄付と好事家の道楽のアガリは、せめて今のように、ダラダラと使途不明に近い使われ方をするなら、上限を決め、それ以上売れれば懸念の少子化対策や、防衛費で増税するのを止めて、そっちを賄えばと思うのです。

Excel(マイクロソフトの表計算ソフト、商品名)は機能も関数も進化している

 Excel(マイクロソフトの表計算ソフト、商品名)を今もよく使う方で最新の機能も知っているという方は実はそう多くないのではと思います。
 ちなみに、表計算ソフトとカッコガキしましたが、Excelは代替が割と難しい商品名です。エレクトーンやポラロイドとかと同じで、そのままNHKのドラマでは使えない言葉です。昔はLOTUSと言うライバルがいましたが、今はライバルはグーグルのスプレッドシートなのですが、ちょっと呼びにくいですね。
 マイクロソフトのExcelもある程度の短縮、関数ぐらいは使っていた方もいるでしょう。残念ながら全く知らない、今後も使うことはない人には全く関係なく申し訳ないですが、Excelの難しい関数までは苦手だったという人には、結構進化してカンタンになっています。
 以前はのセルには数式を入れたり、マウスポイントを当ててドラッグしないといけなかったのが自動で一気に入るようなスピル機能ができています。
 関数もどんどん、コマンドのフラッシュフィル機能が加わりました。関数の一覧の中煮物新しいのができ、検索の王道だったVLOOLKUP,HLOOKUPなどが、統合されたようなシンプルでやりよいXLOOKUPと言う関数ができました。これは面倒臭く忘れがちだった絶対参照の$記号をつける必要がなくなり、何行目とか何列名とかも、入力不要で勝手に探してくれます。
 マイクロソフトもOfficeをOffice365に一本化して、かつては何年か毎に買い替えを促進した戦略も止めて、オープン系のソフトに対応しています。
昔はオフィス搭載で随分パソコンのお値段が上がりましたが、今はfreeでオープンのソフトが入手できます。何より、最近の大卒の若手社員はスマホだけしか扱えな世代で、パソコン離れとなり、Excelの技量を学生時代に身に着けることも重要でなくなっています。
 家電量販店のパソコンコーナーの横には、紙の箱に入ったofficeのソフトや、セキュリティや会計、圧縮などソフトはいっぱいあった時代があります。今はダウンロード主体でWEBのソフトがほとんどで、マイクロソフトも昔のような稼ぎのビジネスモデルは無理です。
 もう昔を知っているとか言うのも、何の自慢にもならない古い世代になるかと思うと複雑です。AIがさらに進めば、チャットGPTの感じで、もうExcelの名前そのものも過去のものになる時代も遠くないですね。
 

イオンのこと 働く女性と結婚

 イオン(ジャスコ)は創業以来、創業者の実姉小嶋千鶴子さん経営に携わり、女性採用も幹部登用も一定多い企業でしたが、業界のハードさ故にやはり女性が長く続けていくには難しい悩みが多いことを退職された女性から聞きました。 
 大きなイオンモールが全国各所にできており、県によっては数か所も展開され、中規模から大規模腿の殻、さらに地域最大級のメガクラスのものだであります。もはやスーパーが核というよりも、飲食、レジャーや、専門店の林立する街です。
 メーカーに勤めている時代から、主な流通を歴任したので、大手のイオンはジャスコの時代から吸収されたダイエー、マイカル(ニチイ)含めて、北日本と関西はほとんどの店舗を担当して、多くの社員さんを知っています。
 高度経済成長期から、伸び出した組織小売業への対応をメーカーとしても、試行錯誤でやり出した時期で、多くを学びつつ、丁々発止でやり合い、助け合ってビジネスを進めました。
 多くの男性、女性が、ブラックともいえる環境で頑張っておられる姿には頭が下がります。
 先日から2日に渡って自伝風創作コイバナ↓ に登場したAモールの女性は、何人かの人物の実際のエピソードを組み合わせたキャラクターです。当然AはAEON(イオン)で間違いはないのですが、時代が北日本の担当で、子供が小学校の時になっていますがそこだけは少しずらしていて、その頃は男性の商談相手が主で、厳しい仕事のやりとりと、マンションが隣で同い年くらいの嫁と子供の交流はありました。
 土日が休めないのは、子供のイベントや遊びにつき合えないので、それだけでもなかなか辛い職場の上、時間は本当に長くハードだと感じました。いつ身体を壊されても仕方ないなあと思って見てました。
 女性のモデルとしては、西日本に戻ってからお会いした2人ぐらいのイメージを複合させています。ともに現在は退社されています。
 メーカー側で働いていても、女性管理職目標30%ととか政府主導の数値が来ますが、それこそ男女差別というか、数値目標ありきの弊害が出てきます。
 能力のある人が、それなら「辞める」という現象が後を絶たないのです。場合によっては、煙たい社員のリストラというケースもあるかもしれません。
 女性の複雑な出産育児をはじめキャリア形成を阻むライフイベント、転勤や職種転換を考えると、良い方向の決断に行かないのです。
 男性がやっかみ「女性だから登用された」というケースが多いのも否定はできません。事実、私らの時代が管理職枠登用が、実績と実力勝負だったのが、男性はどんなにスキルを磨いても女性枠を除いたイスの奪い合いと今では言われています。登用したい人間は拒み、金銭や出世の欲は強いは管理に向かない女性は手を挙げます。
 イオンの場合、組織も全国規模でどんどん女性の感性を生かしたい反面、やはり優秀でもその条件にはついて行けないというジレンマで辞められたのが、お二人に聞いた共通の中身です。
 確かに、長年いて現場だけで終わらすのはもったいない配慮か、現場ではもう煙たがられるのかは分かりません。
 Kさんの場合は、旧マイカル系の採用なので、どこまでいっても一部は冷遇され続ける条件が付きまとうのに嫌気が去ったようです。モールの大型イベントでは最後は調整に尽力いただきましたが、とにかく女性としてはごついマツコ・デラックスのような雰囲気のそれは怖い方でした。
 もう一人Yさんのは、やはり職階が上がってお祝いを述べた後、「実は、」でほどなく、実家の自転車を継ぐということで退職されました。この方はエピソードの通りの、販売担当がおそれおののき、前任がなかなか会ってもくれない厳しい方と聞いていました。初めて売り場で見た時は、モデルみたいな華奢な若い方で、佐々木希や浜辺美波みたいな方で、「私がYです」と言われたときは 心底驚き、応接間で正面で向き合うとドキドキが止まらないぐらい緊張して「マジかよ、ウソだろ」この人が本当に商談相手なのかってなりました。
 めちゃくちゃ、かっこいいキャリアウーマンに成りそうなそんな方が、シャッター商店街の自転車屋さんをやることに、また驚いたものです。まもなくめでたく結婚されたそうです。振られたわけではないです念のため。
 多くの商店街の自営業が、イオンやコンビニ、ドラックストアなど量販店やモールにおされ厳しい上、サラリーマンで大きいところに長くいる方が将来まで経済的には安心という見方もある中、決断をされるところはやはり何かあるのでしょうか。
 イオン創始小嶋千鶴子さんの思いはなかなか伝えらえてはいないものです。 

流星への願いと涙 悲劇の姫 子連れ中年が禁断の星空デートへ2 #コイバナ#星空デート#能恵姫#ラノベ#星に願い ‹ 天使の星座 ‹ Reader — WordPress.com