野中広務 差別と闘った狙撃手:政治家

もう平成、一昔前になってしまうだろうか。自民党の政治家に野中広務という大変強い政治家がいました。オウム真理教事件の時自治大臣国家公安委員長も務め、影の総理等とも言われました。
地方の町長から遅咲きで国政へ出て、田中派の系譜竹下派、経世会に入り、幹事長まで上り詰めます。小泉純一郎や小沢一郎と渡り合いました。
出身は私の祖母の実家と同じ京都府の丹波地方、園部町(現南丹市)です。
角栄、小泉や小沢らに比べても知る人ぞ知るの少し地味な存在ですが、写真のものを含め野中さんを書いた本は自著も含め、文庫新書にもなり多く出版されています。
総理に推す声も出た時期もありましたが、彼は被差別部落出身で麻生太郎などは露骨に反対していました。あまりナンバー1になりよりは実務を影で仕切るタイプでした。京都府議時代も同和行政の改革に尽力されました。彼にしかできない勇気ある改革をいくつもされています。
下野した自民党を再び政権の座に返り咲かせ、加藤の乱を鎮め、自自公連立の構造を作りました。
狙撃手と言われるように、ひとたび狙いを定めた相手の事は徹底的に調べ上げて追いつめて攻略しました。
戦争で死ねなかった運命を政治に捧げたような人です。イージス艦の購入、自衛隊配備にも基本的に反対されていました。
ハンセン病患者和解、公務員の改革を進め、差別される側には優しく、役人の放漫や不当に利益する者は許さない。優しさと強さを持っていました。
平成30年1月死去。
今のコロナの問題もですが、もう少し彼にこの時代まで本当の政治や行政の改革を任せられたらと思いました。国会議員の質も度量も劣化し過ぎた現代にこそいて欲しい実務のリーダーです。

リーマンショックの数倍の不況

覚えておられるかどうか分からないがリーマンショック級の事態が起こると消費税増税は延期すると言われて、そのような事態はないまま昨年10月増税されました。
そして消費不況やキャッシュレス決済の還元などをして経済対策をやっている最中にコロナ不況です。
当初リーマンクラスではないと日銀総裁や財務大臣は言っていたが、ここへ来てインバウンドだけでも単月で5倍とか、どこで止まるかわからない観光や飲食、施設や店舗、通勤や移動も制限、休業要請。都市部の8割の人との付き合いを減らすなど、リーマンの比較どころではありません。
蓄えを食いつぶす方もおられるでしょう。給付や補償は限定され間に合いそうにもない状況です。
これだけ多くの個人経営の店、中小企業が苦しみ倒れるのは東日本大震災を上回り日本中が苦しいところです。戦後最大の日本のピンチでしょう。
もちろんマスクや衛生用品をつくってる会社はフル稼働、新薬関係、インスタントラーメンや冷食も売れていますが全体から見れば上向いている企業はほんの一部です。
政府が判断しどこまで手を差し伸べることができるかもうまな板の上の鯉の状態でしょう。雇用の問題は深刻です。御客が来ない状態が続けば本来従業員の報酬も賞与も出ないのが道理です。
家賃や人件費は、店を閉めてもかかってきます。簡単に雇用を維持すれば企業に給付といっても莫大な費用がかかります。
早急な支給といっても申請から審査で総務省にしろ労働局にせよ1ヶ月では無理でしょう。
自助努力でいっぱいいっぱいまで頑張るしかないです。
公的機関や金融機関いろいろな相談窓口、ネットでの支援呼びかけ等、すべてのネットワークで自分の城、事業を守り、傷を最小に留められることを期待します。

緊急事態宣言:ロックダウンに思う

【日本は心配
日本は大丈夫と根拠なき楽観をする向きもあります、 理髪店に「密」に並ぶ輩、マスク買いに「密」に行列する人を見ると、本当に心配です。
衛生環境がいいとか、規律正しいとか、ミクロ的には間違いではないとこもあるけど、悪いヤツはいるし、騙されやすい人、自分を主張せず他人に隷属するような人も多いようです。
日本が大丈夫というのは戦中の神風を信じてる向きとそう変わらないのではないでしょうか。
情報力も判断力もない。せめて、誰か間隔あけて並びましょうとか言う人はいないのかと思います。
マスクやトイレットペーパー、スーパーの行列もそうだけど、まず何事もよく考えて!それと今は人との距離が大事って言われてることをどの状況でも判断し実践してください 。
ソーシャルディスタンスとかいう英語が難しいのかなぁとも思いますが、分かり易く3つの「密」とも言っても、自分のルーティンは違うと思ってしまうものです。
志村けんさんが亡くなってすごく身近に感じられた方もおれば、やはり対岸の火事のままの人もおられます。
イギリスの友人アメリカの元同僚からも、各国とも今の日本の数字から、2週間程度で一気に感染者死亡者は増えるオーバーシュートに至ったと心配しています。
日本の自粛依頼はユルすぎるのではないかとも言われています。自主性主体性に任されていますが、やはり荷が重い。誘惑に弱い人、理解ができない人、ガマンができない人が多いようです。
【この時期の行政、投稿にも思うこと】
正直な話、友達の投稿、所属グループの投稿でも、もうちょっと何とか考えられんのかという、無理解、自分勝手があって、少し残念な気がします。
これは本当に気晴らしで近くを散歩した時の画像ならまだ許容の範囲です。コロナが始まる前の収録映像という断りなどいれれば、テレビ同様に説明があれば誤解を生みません。
やむなく外出や長距離移動をした場合は、事情と「感染予防の努力をここまでした」のような説明とかは必要だと思います。グルメ自慢や景色だけではなんだか、ロックダウンしてる街の人や家にこもっている人に失礼でもあり、また自分達が移動したことによって知らずに感染を拡大していることを宣伝している愚かさに気付いていないのでしょうか。
医療機関も崩壊寸前で大変でしょうし、私が携わる年金や保険の行政、金融や、配達等とともに、リスクはあり配慮に苦しみながらも休めずむしろ繁忙を極める仕事もあります。
それでも仕事も収入も無くなっていく人たちを支え、家にこもる人を助けなければいけません。
マスク2枚の配布、所得半減世帯30万円の給付や、企業やフリーターへの経済支援等も賛否はあります。ここでは論評もしませんが、毎日テレビに出るトップリーダーも不眠不休の仕事はなされています。どうしても立場それぞれで揶揄や批判はあろうかと思います。
複雑な給付に納得できない部分はあれ、行政のトップから末端の人も苦労しています。
感染源にならないようマスクや消毒液を準備して仕切りを設ける。シフトを組んで感染者発生のリスクに備えたりしています。

日本の国は失業保険や生活保護等最低限のセーフティネットはあります。
企業に対する経済支援もしていかないとこの国の財政がなりたちません。
それぞれの段階でまずはルールを守り、自粛の要請に応じ、感染拡大をさせず、目の前でできる努力をすることです。

希望を持てる地方公務員の仕事へ

公務員というと残業もなく安定したイメージでしょう?
少し知る人は公務員も、市民のクレームも多く、教員や介護や生活保護等ブラックに近いハードな現場をある程度わかっておられる。
民間企業と違って働いても達成感がなく、メリハリはないです。給料は年功であがり福利厚生もよくほぼ有給も完全消化の職員です。有給をとって年に何度も海外に行かれる方も多かったです。
そんな潤沢な金周りの正規職員に比べ同じ仕事でも最近は非正規公務員が多いのです。半数近くは当たり前。窓口や現場は正規の管理職はいないから、市民のカウンターに立っているのは詰め込みで学習した非正規職員のケースが実は多いです。
「同一労働同一賃金」がこの春スタートしましたが、大企業もそうですが肝腎の公務員でさえなかなか主旨通りは難しいです。
私の1年足らずの経験ですが、地方公務員は特に淀みと諦めが蔓延してます。自治体の財政は厳しいが職員は労働条件も手当も守られたままです。
人の努力や人海戦術にお金をかけ、機械化で効率を上げる発想はなようです。
セキュリティや財政は問題としても機械化効率化で市民に便利な窓口にすべきとは思います。
以前ですが兄の友人が若い頃自殺しました。詳しい原因は不明ですが、民間企業よりも安定していいと自慢していた方でしたが、人間関係に躓いたそうです。
どこどこの区役所にはお局の〇〇がいて新人や転勤者、同じ非正規を苛めるとかの噂はよくあります。
ええトシした大人がイジメのような陰湿なことをする背景はなんとなくわかりました。
神戸市がコロナで内定取り消しになった民間企業の新卒を一時的に受け入れるそうです。余裕があるのかよくわかりませんが、職場と本人の活性につながればと思います。
AIが発展すれば新卒の就職も仕事内容全然変わってくるでしょう。
地方公務員の非正規は異動もなく淀むものです。一度大きな変革で、貴重な働きグチとして先端技術等は覗いて、そんなに待遇はよくなくても、AIでできることはやらず。難しい介護などの仕事を輪番していくことで、社会のことをみんなで分かり合えば良い未来が来ると思います。みんなが町内会の役員やマンションの管理や自治会の委員をやるようなイメージです。
ホントに働き方は変え、替わっていかないといけないと思います。

4月1日それでも年度は変わり

年度が変わるとはいえ、今年は4月始めの入学式も入社式も延期したり、仕事も授業も遅くスタートになっているところもあります。
それでも令和2年度が本日スタートです。
自宅待機などの方、やむなく仕事の方も新しい気持ちで年度をスタートさせましょう。
とくに新社会人になった方。荒波の船出のようですが未来はみなさんの手にかかる部分が大きいのです。
目の前に来るいろいろなことを真摯に考え、人の倍働くくらいの心得で取り組んでください。

スポーツジム程度のことは自宅で十分できる

ジムに携わっておられる方やインストラクター等で今回のコロナウィルスの騒ぎで厳しい状況に追い込まれている中で御免なさいな申し訳ない話です。
ただそんなに潔癖な私でもないですが、何人かの友達がこの期に及んで(名指しでライブハウス、屋形船、スポーツジムと首相が指摘した)ところへギリギリまで行くという感覚がよく分からないです。
はっきり言ってあういう場所はいざという時感染の源になります。
水着、プール、共用のトレーニングマシン、スリッパ、シャワーやロッカー等など。
私もサウナやスーパー銭湯は好きでしたが、さすがにこの時期サウナの誰が汗流したかわからないところに座り、空間にいること自体に不安を感じます。
スイミングはさすがに難しいですが、それ以外のたいていのエクササイズはほぼ自宅で可能です。
私は2~3個のダンベルとスライダー、ハンドグルップだけで椅子やテーブルなどを駆使します。
トレッドミル等、外を走った方が当然健康的です。多くの受動的な人、想像力を働かさない人は、お金を払い、インストラクターに指示されないと運動しないのです。考えようですがもったいない。もちろんそこでないと難しい指導や、そこでないとない器具も多く、何とも言えませんが、とくにこんな感染の広がる時期に喜々と行く人の気が知れません。閉鎖も当たり前ですし、休業を残念がる気持ちが全く理解できません。
月額で会費を払っていたら、そこはもうキャンセルでしょう。

コロナショックの経済影響はこれから

コロナショックでの経済影響。昨夜この国の中央銀行総裁はリーマンショックほどではないと発言しました。
グロスでの金額的影響はそうなのかもしれません。しかし中国の大幅な減速、欧州各国も外出制限などかなり経済的にも規模しい要素が出てきています。
NYの証券市場も最悪の下げ幅。日本の中小企業や観光関連等も相当規模しいでしょう。
底はわかりません。ただ不安ばかりではなく、今必死に医療や経済を立て直そうと関係者も努力しています。5月くらいには終息と安定を目指して欲しいです。バブルのようなインバウンドはなくなり、実質経済が見直されるでしょう。

テレワークで「カイシャの仕事」が変わる

もともとしばらく前から、スタバで企画書や報告書類、営業日報、メール連絡をしているビジネスマンの姿はよく見られるようになっていた。
東京オリンピックで首都圏はテレワーク推進を図っていました。昨年大阪サミットの時も一日ですが、私の勤めていた会社や大阪のオフィス街は配送も営業のクルマも止め、テレワークを実施して特に問題はありませんでした。
コロナウィルスでこの動きは加速していきます。多くの業界が世界的不況や移動輸出入の制限で大苦戦する中で、マスクや医療業界を除けば、このテレワークを進める上での家庭用のWiFiだとか無線LANやテレビ会議システムを売る会社は当然活況です。
このコロナや東京五輪(延期や中止)騒動を幸いに、日本の働き方が大きく変わる時期がくるかもしれません。災い転じて福とする。そのためには旧来のやり方に拘っている化石のような人には早く考えを改めるか退場願うしかありません。
繰り返しますがこれは大きなチャンスです。
例えば、以前いた会社ではペーパーレス化を進めていました。今いるところはそれができていません。
紙の削減は森林資源の保護というか、経費の削減も大きいです。廃棄や保管のムダも紙の撲滅で減らせます。
スマホやタブレットを整理して使えば、末端社員に紙はいりません。社内さえ電子決済できれば、必要な紙は印鑑がどうしても必要な社外向けの契約書などだけになります。
それ以外は全てPDF化して、RPAで読み込むと、人的ミスなくアーカイブに収まり必要な時にアクセスできます。
いままで書類整理していた社員の時間は、すべて営業など「ヒト」でないとできない仕事時間に回せます。
進んだ会社はそろそろこの段階に来ています。さらに先は私も詳しくありせんが、おそらくかなりの段階が構築されているでしょう。
そして今、紙ベースでやっているところもどんどん淘汰されていきます。
ただ求められるのは、セキュリティと接続などの分かり易い環境。そしてセルフマネジメントです。出社しないのはさぼってもいいのではありません。そしてどうしても人と会う時のマナーも大切です。

ワンダラーアウトを深く読む

以前ワンダラーアウトという言葉を紹介し多くのビューを頂きました。ビジネスマンのとって、人間として必要な会計的な戒めだけでなく細かい倫理、戒めでした。
こちらhttp://seizafpkotodama.com/2019/08/17/%E3%83%AF%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%80%80%E3%82%A2%E3%82%A6%E3%83%88%EF%BC%81%E3%81%A8%E3%81%84%E3%81%86%E6%84%8F%E5%91%B3/

1ドル、100円くらいという意味を生産性という概念でとらえると、『鉛筆や電池、紙数枚ムダにしたりしません』という節約のように聞こえますが、節約やコストカットを言っているのではありません。
1ドルを儲けるのに1ドル近く経費を掛けていれば、利益はでません。
1ドル程度の生産性の低いことに時間をかけるようでは、時間泥棒、給料泥棒です。1ドル売上を上げるのに貴方は大きく貢献しているでしょうか。意外と企業人が本当に意味で企業の利益に貢献するのはこのコスト意識です。
『売上を少しでも上げる、間違いなく完璧に時間をかけて仕上げる』などに拘って自分の活動が報酬に見合わないならアウトです。残業の手当や電気代、ガソリン代、コピー用紙1枚まさに100円や1000円でも毎回垂れ流していたら、それは多いな問題です。悪意の窃盗よりたちの悪い拘りです。
そこに考えが及ばないと、リストラ候補。それこそアウトです。

マイナンバー制度等の『お役所仕事』

マイナンバーカード制度が、失敗に終わった住基カードに変わって登場して数年たっても未だ15%の普及率で、なかなか浸透しません。
私は来月いっぱい役所の仕事をしてますので、今も守秘で語りつくせない部分もありますが。何とかしようとしているメリット面と、相変わらずのデメリット面があります。
住基の失敗もあり、弱腰ではじめだしたのもこの低迷の原因の一つと思われます。e-TAXに以前、住基カードは必須でしたが、今はマイナンバーカードかIDパスワード方式かで選べます。IDを別に使うならマイナンバーいらんやんというツッコミがでそうなのが、お役所仕事です。いろんな申請書式にマイナンバー必須にすると、申請手続きがすごく滞るため、今は記入欄はあるもののその他が整ってれば、申請をほぼ通します。そうすると一生懸命書いてる人も別になんか徒労のようで申し訳なく感じます。
今やっと住民票の異動でマイナンバー紐付けされ、年金の住所異動手続きは不要になりました。今後健康保険証をマイナンバーカードに統合することも進められます。年金手帳も廃止される話しがでており、遅ればせながらますますマイナンバーの機能性は高まります。
もちろんデメリットとしてはICチップ内蔵で写真つきのためコストがかかります。そもそも無償だった健康保険証や年金手帳に比べてお金を払って再交付なども面倒です。
そして何よりもセキュリティの問題も大きく、セキュリティを重視すると、認証などが難しくなりお年寄りやらに使い勝手が悪くなります。しかし一度番号を盗まれると大変なことになります。日本は番号だけの管理に慣れていません。パスワードやID,暗証番号などの重要性をもう少し啓蒙しないと、やすやすとだまされるお年寄りも多いでしょう。
IT社会と言われ、キャッシュレスにも対応しつつある時代。マイナンバーカードのあか抜けなさはさすが役所という感じですが、そろそろマイナンバーの番号とかは管理して対応する時代が来ております。
セキュリティなど詐欺に会わないよう勉強すること、給付や免除などの申請がどうしても必要な制度の知識を身につけることは、行政もわかりやすくしようとはしますが当面市民それぞれの努力が必要です。