守秘義務スレスレで話します 役所の個人情報管理

 ある程度良識ある方は、公務員の仕事は、一見安定はしているけども堅苦く、何か問題が起こると非難の矢面に立たされる辛い面もある忍耐だとご理解いただいているのではと思います。
 もちろん、官僚の上の方へ行くと、俸給も高く、かといって政治家の顔色を窺って結構楽しでいるとも思われがちです。
 少なくとも、一般の国民にとって、ネットで呟けても、身近に文句を言える相手は、近くの役所や公的機関の窓口や電話に直接出た人です。
 そんな人に岸田総理や、デジタル大臣、官僚や市長クラスへの文句を言っても始まらないのはわかるのですが、世の中ボヤキたくなるこのは多いのでしょう。だから忍耐のいる仕事です。これは正職員も有期雇用の非正規も変わらないのがまた辛いところです。
 民間企業を定年退職して、何の因果か公的機関のお仕事をしています。その中で守秘義務があって、退職しても軽々には言えないこともありますが、違反にならない程度に、今騒がれているマイナンバーカードに関連した部分で、個人情報の取り扱いってどうなっているのかを書きます。もちろん、全ての役所の現場を知る由もないので、自分の経験や伝聞から、誰でも想像、推理できる程度のものです。

 前置きが長くなりましたが、結論をひとつ、
「役所、公的機関はマイナンバーカードやそれから導かれる個人情報をとても大切にしています」
 それは窮屈で、面倒くさく、時には残業になったり、細かなミスを糾弾したり、煩雑な申請を書き、承認や管理のハード、ソフトの仕組みがあります。
 もちろん、マイナンバーカードの連携による電子申請なども急速にできたものもあり、現場の省庁、役所にもよりさまざまな温度差や格差はあります。
 もちろん、映画やドラマに出てくるような超絶スキルのハッカーが侵入しないとも限れませんが、パソコンそのものからUSBメモリでデータが簡単に抜かれるようなことはできません。未だにテレビでは、USBメモリに大事なデータを移すシーンが描かれていますが、私が最後にいた会社もそうでしたが、その後の公的機関もパソコンそのものが基本USBメモリは使えません。挿し込むだけでウイルス感染するかもしれませんから、そんな甘い体制のところはもうよほど田舎の役場でもあまりないでしょう。個人情報管理の研修はどこもやらされています。そういう点は、過剰なほど手間をかけているので安心と断言できます。

「マイナンバーカードで、家族構成や所得の情報だってとれるのに、何で未だに公的な手続きにはいろんな書類が必要なの?」
 相続や、年金受給の手続き、扶養の手続き、マイナンバーカードで、一本化されたのに、戸籍であるとか、いろいろ添付書類を求められるのはなぜなのでしょう。役所の人は調べたら何でもわかるなら、いちいち細かいことを求めないで欲しいとも言われます。
 一部は過渡期だからかもしれません。しかし、この必要書類がいまだにいるというのは、法律で決まっているものと、先に述べたマイナンバーカードのセキュリティの強さ、個人情報の管理の裏返しなのです。
 マイナンバーカードを記入して、申請しただけで、その書類を受け取った職員が役所のパソコンを叩けばその人のあらゆる個人情報を見れるわけではないのです。
 例えば悪質な所得隠しや、財産隠しがあって、国税とかで調べるとしたら、マイナンバーから、上司を通して関係部署、いろんな手続きを踏んで閲覧許可や記録もとり、限られた時間と用途で、一切別の目的を外して許可が下ります。こういうことは、少し考えれば想像がつきます。
 ですから、マイナンバーカードを渡しても、ストーカー的な変な職員がいても、記入情報以上のことは調べられないし、落したとしてもそこから何かを引き出すことは難しいのです。
 そして添付書類が必要なのは、それが入手できることで本人である信頼度が高まり、手続き業務が早くなるのです。これも過渡期のものもあるかもしれませんが、仮に添付書類なしから、所得や雇用や家族状況にたどり着こうとすれば、1枚の申請書から申請が回るまでに担当者は大変なセキュリティを外す時間を強いられます。
 あとは添付による申請が、条件と決められているものです。年金の免除であれば、添付必要と「失業の証明」「所得激減を申告する申立書」と書かれてれていたら、「俺が失業したのは、あんたら調べたらすぐわかるやろ」「ウチの店が売れていないのは調べれば分かるはず」といっても決められたことだから、それには書類が要るのです。書類さえ添付されていればルーティンで早く流れることです。
 マイナンバーを書けば、名前も住所も要らないじゃないかと言われても。申請の名前の欄には本人の名前がないと申請書にはなりません。保険診療を受けるのには、保険証の提出が必要で、それがマイナンバーカードでできるようになったわけであり、マイナンバーの数字と、顔写真の入った運転免許証を持ってきて、「本人だと分かって、番号もわかるから、どうせ機械に番号を入れて診察させろ」と言われても、それは従来通りで保険証がないのと同じで不可能なのは、わかると思います。
 多くの添付書類も今の段階では、決め事と、マイナンバーカードからのセキュリティのためと迅速な処理のため必要なのです。
 そのために、役所の人は結構苦労して、煩雑で間違いなく面倒な仕事をしています。

いかにも日本的会計基準の「辞める相手にボーナスは払えない」

 会計基準とかIFRSというと、いかにも硬い難しそうな話ですが、ちょっとしたところが日本って変わらない変えられないのだなあという話です。
 退職時に、退職金を貰えるのは当たり前、でもボーナスはというとたいていの会社は6月か12月が賞与月で、その時に在籍していないと貰えないところが多かったものです。
 まだ退職したことがない、あるいは勤めたことがない人でも、同僚や家族、後輩らが会社を辞めることになって、その際ボーナスを貰ってからとか、あるいは急だったので貰い損ねたという話を聞いたことがあるかもしれません。
 実際、退職時期を決める時、ボーナス時期、有給消化は考慮しないといけない問題でした。
 ところが、昔は部下の女性の退職をさんざん扱ってきて、人が足りないときや優秀な人材には「何とか次の12月賞与までいないと損だよ」と引き延ばしていたものです。
 ところが、いろいろ体制の変わった中で、定年退職で60歳の誕生日月の20日で規定通り辞めた際、新体制の会社では在籍期間を計算した「退職賞与」が貰え、次の6月に貰える賞与より少し少ないくらいの金額が貰えました。
 IFRS(国際会計基準)で退職金引き当て金を計上している会社なので、どの時期に辞めてもそれに相応する賞与が貰えるのです。
 カネボウが花王傘下に入った時、当時の組織に無理をいい花王のアカウンティング(会計)幹部養成教育に最年長で参加させてもらいました。1週間以上にわたり、簿記と国際会計基準や未来会計戦略を学びました。極めて合理的で、よく考えれば道理にかなうことが多いのです。
 日本の会計基準は「細則」「前例」に拘り、全体的な考えが歪むのです。粉飾なども、法律の抜け穴とか、ギリギリの基準なら許されるだろうという「法は守っても道徳は守らない」のが許されるのです。
 賞与の問題でいうと、辞める相手にボーナスは払えない、残っている者に悪いし、経営として当たり前じゃないかという考えは今でも多くの会社や公的機関にもあります。
 しかし、労働者の公平を考えれば、5月まで働いた人と6月まで働いた人に給料2か月分の賞与がオールオアナッシングになるというのはおかしい話です。そのために退職時期が賞与月に集中するのは、会社としても全く得になることはありません。どうしても時期を急いだ人以外が、賞与まで待ち、フルの賞与を貰い、その間モチベーションの低い仕事をされれば、会社に害の方が多いからです。
 こう考えると、退職時に計算して賞与支給は合理的に思えるのですが、結局その後公的機関に3年勤めるも、4月に入り、6月賞与貰えずで次の12月から貰いだし、夏冬あと2回貰いましたが3月退職では次の6月分はゼロでした。
 公務員系は全く、そういう計算なしです。
 退職賞与は労働協約の賞与規定で決められていますから、貰えないところは多いです。
 誰も損しないのに、国際的な基準にならない。日本にはそういう変わらない慣習が多いものです。
 
 あの時の研修は本当に良い内容で、現場ではもちろん役には立たないが、世の中の会計的仕組みが目から鱗が落ちるように分かりました。強い会社というのは、こういうところなのかと思います。
 

どんどん進化する変身術 ビジュアル

  化粧品の会社にいて、女性の変身というものはよく見てきていました。あくまで男性視点の話で申し訳ありません。
 昔だと高卒の美容部員さんが多く、ある年齢から全く老けなくなり年齢不詳になって美しさに磨きがかかる人が多かったです。
 学生の友達や、やがては同期入社からも別人になって、芸能人のように年齢詐称的なつじつまの合わないとこ出てくる人もいました。
 最近はさらに美容整形の技術も進み、一般的なものになり、化粧とのコンビネーションでAIなみの完璧な美女が増えだしました。
 長くチームで仕事をしていると変身前や、その性格や内情を知る立場にあり、それはまたそれで恐ろしいようなものを見る感じです。
 そこを隠す恥じらいに可愛いところがある人もいます。一方で、まるでそういうことに無頓着な人が、だらしないメイクや中途半端な毛染め放置などを見るとやはりキレイに仕上げている人が良く見えます。
 人間はもちろん外見だけではないとは言われますが、おしゃれとか身だしなみの感覚でここまで仕上げてくる方が増えるのは何だかコワイような時代です。

忖度業界の反動と性暴力問題

 海外メディアや国連が騒ぐほど、日本の芸能界は問題あのでしょうか。
 何とも複雑な気持ちでこういう騒ぎを見ています。
 まず、中学や高校ぐらいの男性であれば、自我も目覚め抵抗もできるはずであり、半ば「枕営業」を許したケースが多いのでは想像できます。
 それを被害者への同情を煽るようなバッシング、いわゆるキャンセルカルチャーの拡大には違和感はあります。
 それをいうと、芸能の業界自体が忖度まみれであり、女性のグループを牛耳っている人は問題ないのかということです。
 男性、少年だから話題が大きくなるのでしょうか、妊娠をはじめトラウマとしては女性の性被害の方があくまで大きいと私は個人的に考えます。男性文化というのは日本に江戸時代からあり、戦前戦中にも根強くはびこり、戦後もボーイズラブとして一定の割合はありました。

 問題は業界を牛耳ているところには、近接の業界や報道はなかなか立ち入れないことです。 普段は見て見ぬふりで、雑誌にスクープされたぐらいでは、テレビ局は報道と芸能が一緒くたなので忖度してダンマリ、大きな波が来ると勢いにのってその抑圧の反動でバッシングの列に加わる。
 報道と芸能は当たり前に分ければいいのではないでしょうか。役割は違うのだから、NHKでさえ、大河や朝ドラ、歌合戦にお金かけるところと、報道、スポーツはそれぞれ契約ごと分けるぐらいにはして欲しいものです。TBSやテレ朝にしろ、フジ、日テレもドラマはいいもの作るときもあるし、報道の色とはまた別なのだから、分ければ良いとつくづく思います。
 芸能人がMCに入るニュースショー的番組や華美なほど多い女子アナも、日本独自の特殊な文化ですが、事務所の不祥事に硬直した表情になるMCタレントも何だかもういい輪という感じです。
 AIがニュースを読める時代なので、正直地上波テレビ局の社員が高給を取って、毎日衣装を変え、豪遊できるほどの業界構造は時代遅れすぎるのです。
 地上波がニュース報道に特化できないのが、旧態依然の社会が変わらず劣化が進む日本の忖度社会です。

デジタルディバイトの問題

 デジタル・ディバイドとは、「インターネットやパソコン等の情報通信技術を利用できる者と利用できない者との間に生じる格差と総務省では定義されています。
 国際間や地域的な差もありますが、年齢や経験、学歴など主に個人のリテラシーの差によるものが大きいと思われます。
 IT難民とか、デジタルに取り残された人と言われます。
 かつて、ソロバンや電卓で帳簿を仕上げるのは完璧だった人が会計ソフトはできないとか、営業でトップだった人がパソコンでの勤退管理や営業日報はできない、あるいはお年寄りがスマホやタブレットを扱えないとかいう現象はよく言われます。
 マイナンバーカードのトラブルもどちらかというと、運営側が慣れていない知らないと思われる節が多いです。
 地域のITアドバイザー資格を委譲されていますが、これも総務省のデジタル推進の一貫です。この問題は千差万別で、個々の対応しかありません。

 この問題は根が深いです。年齢に限らずデジタルに対する感覚が合っていない、新しいものに対して他人任せになる人はどこでもいます。
 マイナンバーカードで、コンビニで安く便利に、証明書が出るといっても、時間がかかり値段は高くても、役所で並んで人にやってもらう方がいいと言われればそれまでです。
 マイナンバーカードで何か間違いが起こると大騒ぎですが、役所の市民窓口で取り間違いが皆無というわけではないです。同じ人間がやっていますから、ミスの割合も似たようなものです。
 問題は、そういうゆったりした役所の仕事が、税金で賄われ、どうしても必要な人でなくても存続していき、結局税金がデジタル化にも使われ、デジタルディバイドにも使われ続けていくことです。
 財源が有り余っているなら良いですが、こんな時代ですからデジタル化の意味あいは本当に難しいです。

京都番組小学校の跡地

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 時代は幕末から明治の転換期で、首都機能の東京移転などにより京都は衰退の危機にひんしていました。 そこで復興に向けて立ち上がった町衆たちが、とくに力を入れたのが教育だったのです。1869年(明治2年)には、27程度の町を1番組として、上京に33の番組、下京に32の番組、同年中に64校の小学校が開校されました。

 これらの小学校は、1872年(明治5年)の、国家による学校制度(学制)の創設に先立つ、日本で最初の学区制小学校でした。
 琵琶湖疎水を作り、その電気を使って日本最初の市電、路面電車も京都に作られました。
 当時の町衆や市長の、危機感と変革への意欲と迅速な行動は、古都の歴史に残るものでした。私は下京の第一番組、乾小学校、現在の洛中小学校の出身となります。


 番組小学校は、平成に入り、都市部のドーナッツ化子供の減少で、統廃合されました。廃校の一部は施設に転用されてきています。有名なのは上京第25番組龍池小学校の京都国際マンガミュージアムでしょうか、その他も公共施設、教育機関、文化施設、民間のホテルなどに転用されていますが、20年以上経ってまだ放置されているところもあります。
 地域の、防災や体育会にグランドは使われていますが、市内の一等地で長々と待機のままはもったいないと思います。
 転用から20年経ち、老朽化も進み必ずしも、活性していないところも含め、これらを早く有効に使おうという、京都の行政も市民も明治期に比べ、危機感や躍動感が足りなくなってきているような気がします。
 京都に限らずでしょうし、明治維新ほどのドラスティックさがないため、徐々に生気が無くなっていくのが今の日本かもしれません。武士という身分もなくなり。公家もいなくなる「だったら、何をすればいい、何をさせたらいい、社会に何が必要か」根源的な危機が今の中途半端な豊かさの中からは生まれないのかもしれません。
 もう一度、教育の原点、本を読んで必死に勉強しないといけないのでしょう。

マンション管理費、修繕積立金、理事は大変

 マンションはさまざまな人が入居され、世代や収入もまちまちです。
 容貌されることも全く、方向性が違い意見は合わないこともしばしばです。
理事会、理事やその役員に選ばれると大変で、何事もないことは少なく大規模修繕も大きな苦労でしたし、昨今の値上げなどで、施設の改修、更新などにも想定以上にお金がかかります。

 役員、会計をやっていて困るのは、こちら側になるとめんどくさいと分かっていて、普段は無関心、集会にも不参加、掲示板も見ていないしアンケートにさえ非協力、他人任せでいざ自分に値上げなどの不利益が来そうだと、噛みついてくる人が多いのです。
 理事は何をしていたのだとか、役員は管理会社と癒着しているんじゃないかと、あることないこと批判し始める。
 政治というのか、国や自治体の縮図のようなものが、小さなコロニーにもあります。

 マンションのステータスが保たれ、資産価値が上がれば管理費や修繕積立金が上がっても是とする主に現役世代と、支出の増加に過敏な年金世代や子育て世代などは、顕著な対立構図を見ました。
 南海トラフの災害などの備え、もっと修繕積立を増やせばという方はがいるのには驚きました。
 そこまでが、せいぜい保険で備えるべきもので、毎月の支出が増えて、可処分所得が減るのは現役バリバリ世代でもリスクです。年金だけの世代は不安と揶揄されますが、年金は物価や賃金に多少遅れてもスライドして上がります。令和3年度から4年度で、月22万のモデル世帯の夫婦ですと、月4,889円上がっています。その前はデフレで賃金が抑えられる時期が長かったので年金支給が上がるイメージは薄いですが、令和4年から5年はもっと物価や賃金が上がっているので年金支給は今年よりかなり増えます。
 リスクでいえば、南海トラフよりも現役世代で怖いのは、リストラや倒産、事業の縮小、廃止などで、収入が急に減ることです。この可能性の方が、どんな大会社や優良事業でもあり得ます。現実にここ3~4年ですと、コロナ禍という想定外でかなりの倒産が出ています。
 年金は国が破綻しない限り、支給され続ける仕組みになっています。不安なのはむしろ現役世代なのです。

officeにまつわる話 最新主要3ソフト履修終了

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 正確にいうとOfficeだけではなく、地域ITアドバイザーとしての表計算やワープロ、プレゼン等の勉強です。
 マイクロソフトが提供するMicrosoft Office製品ラインのサブスクリプションサービスいわゆるWEB版対応が主体です。従来の買い切りのライセンス版はイニシャルコストは高くつきアップグレードもそれなり支払いました。昔は紙の箱に入って家電量販店に沢山並んでいました。今はすべてのMicrosoft 365プランにはそれぞれのソフトウェアの自動更新が追加され、常に最新版になります。GoogleやMac系のソフトもある上、自社内でもライセンス版との機能の差別化が難しく、実はそこらあたりが研修のメインになっていました。
 Excelの関数とか、PowerPointの発表をめぐり、企業の中でいろんなことがあった時代が非常に懐かしいです。
 2000年代、当時DXはおろか、いわゆるIT化の遅れていた企業内で、同業他社やベンダー、流通取引先にしっかり提案できるように、PowerPointに関しては常に先駆を目指し、全国一の評価を貰ったこともありました。
 スキルを磨くだけでなく。実際に営業できないとなどと、すぐに成果に結びつかないと、外に出てナンボやのにとごちゃごちゃという昭和の営業を引きずっている人も多い時代でした。
 御用聞き営業でずっと来ていた時代なので、相手もビジネスマンでネットで公開され、メールで事足りる内容にいちいち足を運んで対面するには、それ以上の中身が必要なのだということを常に追い求めないと、時間は過ぎていくことを、当時のライバルや取引先とともに学びながら、社内にもやがて広がっていきました。
 今はWi-Fi環境も広がり、全てがオンラインで最新の情報も入り、ヒントさえ入力すれば、AIが最適に近いものをいくつか候補を上げてくれるという、昔なら考えられないぐらいの進化です。
 人生にIFはないですし、時間は巻き戻せない。それこそドラマや創作で今流行りのタイムリープもできませんが、もう20歳若かったら、この最新版を使ってビジネスの第1線に立っていたいと思いますし、そんな自分をまた20年後に振り返りたいものです。

先を読め!後輩が管理職としてふんばっているのに快哉

 会社時代の同僚とお会いして今の最新の動静を聞きました。前に書いた内容の元ネタです。↓

愚痴らず、「倍返し」頑張って欲しい元同僚、同窓 – 天使の星座 (seizafpkotodama.com)


 合併吸収されたような形なので、当社はたすき掛けで半々の役職を貰って化粧品と日用品合わせた管理ポストを分け合ったカネボウと花王でしたが、今やカネボウで管理職になって残っている人がかなり少なくなっているということでした。
 化粧品専門店担当という今や絶滅危惧的なニッチ流通か、よほどヨイショかコネかで幸運に残った方以外、ほとんど現場でマーチャンダイジング(MD)職といえば聞こえがいいですが、洗剤やシャンプーなどを棚に企画書や棚割り書通り並べる仕事です。仕事に貴賤はないとは言いますが、確かに経営幹部や管理職を経験した人には、パートやアルバイトで同じ仕事をやっていますから、肉体以上に屈辱なのかもしれません。これは語ると長くなりますが、それで高給が維持されるのは何だか複雑なところです。
 そんな中で、正マネージャー職として、脱落した多数の先輩、同僚をおいて、私が関わった同部門での二人の後輩が残っていることに、快哉を叫びました。
 一人は、先日あった同僚のサーフィン仲間で、私とは大学の後輩でもあるAくん。四国の高校出身で、よく田舎いびりしたけど、基本スタンスは、人に優しく親和力がある。それでいて問題意識も強く、課題を克服するまで努力する粘り強いところもあります。学びのスタイルはエラそうに教えましたが、きっちり学びかつ、バックスタッフとしては淀みなくジョブをこなしてくれていました。
 もう一人は女性で、Kさん。彼女は販売の現場、美容部員さんから営業に回り、営業企画の企業担当にまでなった根性も天賦の才能もあるのだろう。企業担当としては私より少し先に同部署に入り、大手スーパーを担当して難しい相手をしっかり抑えていました。当時の彼女の上司はちょうど私が辞めるころに格下の職になり、彼女が管理職になっていました。
 私が最初に仕事した頃は、嫌な男性の同僚に敵視されたり、悩んでいた時もあったようでした。その前時代的な体育会系営業の男や、パソコンできない上司らをうまくかいくぐっていますが、決して敵視されるほど女性を武器にした感じの社内営業ではなかったです。
 私の上司にあたるM統括からは、Kさんにとっては井上さんのスタンスの評価がとても高いと言われました。一度、ゆっくり話を聞けばいいとも言われました。
 KともAとも2人だけでも、3人でも梅田あたりでよく呑みました。
Kさん曰く、「井上さんは目の前のことをガツガツ気にしないで先の事を考える。そこがスゴイ、ついて行きたくなるところ」だそうでした。
 あと、まあ「あんまり男女の生々しい脂ぎった欲みたいなところがないクールさ」めんどくさくない感じがいいようでした。
 とは言え、男女。
 しかもKさんはバツイチでしたから、お姑さんに大変苦労されて、離婚してシングルマザーで女の子を大きくなるまで育てています。
 かなり早いこと結婚してできた子供なのでしょう。大学を卒業してスタバでバイトしている娘さんにも会いました。いろんな人生があります。
 私もまるっきり男女を意識してないことはないのですが。コイバナシリーズの話にちょっと設定を変えて、彼女とのあるエピソードは出しています。

 こうやって考えると、人間は過去を振り返る分析型と、現代を見る営業型、未来を創造する企画型に分類でき、それぞれの長所短所もあり、利用しあい助け合いながら進めるのが理想といいます。私は未来しか見えない現実に足がついてないとも言われた時もあります。
 カネボウにいて花王傘下時代に、花王主催のアカウンティングスクールやフュウーチャーセッションという最新の企業戦略の研修に行かせてもらいました。そんなもん今さらカネボウの人間が行ってどうなると言われましたが、花王が会計的な戦略上、どうしてカネボウを買収したか、そして化粧品事業をどうしていこうか企図するか分かりました。
 花王全体の組織をどうしようかということは当然話し合われていて、当時の未来である今はその時にもう開示されていました。IT企業などならもちろんもっと決断も行動も早いでしょう、花王でさえがDX(デジタルトランスフォーメーション)を当時最速ということはなかったのです。10年前でこのぐらいの変革は当然あると、予測できたのです。
 少しの時間や詳細にずれはあっても、「そんなことはない、現状がもう少し続くはずだ」とタカをくくり、何も準備せず自分の周りに都合の悪い変革があると文句だけ言っても始まらないのです。そういう人達は、ほとんどが取り残されて沈んでいったのです。
 ビジネスで成功し、社会人として良いポジションで残っていくには、未来を見据える目は必要だということが、何となく証明されたような、動静でした。
 

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空に一番近い恋人の聖地 天使が舞い降りる4 #コイバナ #人生応援 – 天使の星座 (seizafpkotodama.com)
 
 

原発処理水の海洋放出問題

 以前は「汚染水」という表現までされていた、原発処理水の海洋放出が始まり、中国が日本の海産物の輸入を禁止するなど波紋が広がっています。
 ネット上も、反対する野党を非難する声も上がり、意見が大きく分かれるところです。
 しかし、原発の処理水、除去は難しいトリチウムを含んだ水は原発を稼働している各国が海に流しているものです。風評被害は全くの科学的根拠のないものです。安全性については、IAEA(国際原子力機関)も認めてのことを国民に広く伝えてほしいものです。

  こういう騒ぎが起こること自体が、中国に利用され、結局は東北の地元漁業関係者に損失を与えていることに、ナンデモ反対野党や新聞は気づいていないのでしょうか。あるいは元々、中国の傀儡となって国民を扇動しているのか、情けない限りです。
 政権与党と野党が何かと対立するのはある程度仕方がないことですが、マイナンバーカード問題もしかり、まず日本の国益は何か、何でそういう経緯になったのかからちゃんと議論していかないといけないでしょう。一部の元民主党議員は一時与党だった時代、国政を預かり多少なりともその意義と、苦労は知っているはずです。間違っても国会議員や大手マスコミが日本の国益を損ねる行為をしてはいけないし、マスコミはウケるからとつまらぬ煽りをしてはいけないのです。